五感で体験する、作る楽しさ

「長久手キッチンスタジオさわわ」主宰 さいとうけいこさん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、愛知県長久手市で、パン・家庭料理・子ども向け教室とカフェ「長久手キッチンスタジオさわわ」を運営する、さいとうけいこさん。自宅教室「おうちパン教室ひなたぼこ」から発展させ、専用のキッチンスタジオ兼カフェを構えて食を通じて地域に貢献する活動も広げていらっしゃいます。
今回は2018年11月中旬にうかがったレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。第2回目はレッスンレポート後半です。

掲載日:2018/12/10(月)

さいとうけいこさん

さいとうけいこさん

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電話に出られるパン作り


今日学ぶパンの紹介後、早速おかずカップパンの生地作りから開始です。

ひとりずつに、計量ずみの粉が入った袋が渡されます。

「パンはいろいろなこね方、作り方がありますが、今日ご紹介するのは『電話に出れる作り方』です。
パンを作っているときに電話が鳴っても出れるという意味です(笑)。
では作っていきましょうー!」

さいとうさんのご配慮で私(ライター)も参加させていただきました。

さいとうけいこ先生1

上手に作る手の形や動きを丁寧に教えてもらい、初心者の方もぐんぐん上達します


「はい、次は45gずつにとりわけ、きれいな面を下にして整えていきます。
6の字を書くように丸めていきます。そして・・・」

手が汚れないように工夫された作り方は、目からうろこ!
手間や洗い物は最小限で、でも飛び切り美味しくできるとあって、難しいパン作りのイメージが変わりこれなら家でも頻繁に作りたくなる!と嬉しくなりました。

かなり不器用な私でも、さいとうさんのわかりやすい説明(たとえが的確で、イメージしやすいのです)できれいな生地ができて感激!
「作る楽しさを伝えるパン教室」をコンセプトにしているさいとうさんの工夫がたくさん詰まっているのを感じます。

待ち時間も楽しい、スムーズなレッスン


いったん生地をまとめたら、一次発酵の時間。
その間に、キャラメルフレーバーが美味しい紅茶が提供され、自己紹介タイムです。
さいとうさんの軽やかなリードで、初めて会う生徒さん同士の距離感がぐっと縮まり、一層和気あいあいに。こうした楽しいムード作りも人気の秘訣です。

そして、詳しくレシピの確認を一緒にしていきます。

さいとうけいこ先生2

言葉で伝えにくいポイントは、白板に描いて説明。これがととてもわかりやすいと好評です


待ち時間も楽しくて、あっという間に過ぎていきます。
一次発酵が終わったら分割を。
さいとうさんが1個お手本を作っていかれます。

場所を移動しながら全員が見えるようにきめ細やかにレクチャー。
失敗しがちな点や、うまく作るコツをわかりやすく伝えていかれます。

レッスンのスタートからずっと流れがスムーズで、そのリズムは心地よいほど。
生徒さんにわかりやすく伝えるために、、また、レッスンがスムーズで充実するように、きっと何度もシュミレーションしていらっしゃるのだと感じました。

嬉しい、プラスアルファの学び


「では次にフィリング作りをしましょう!今日は米粉で作っていきます」

美味しそうなにおいが広がり、おなかもすいてきました。できたフィリングを半分焼いたパンに詰めて、粉チーズをのせてさらに7-8分焼いて完成。
その間、りんごの飾り切りをみんなで挑戦します。

毎回このように、待ち時間になにかプラスアルファの知識を伝えていらっしゃるそうです。
パン作り以外のことも学べて、お得な気分です。
試食に添えるサラダのドレッシングやスープも人気で、レシピを教えてほしいというリクエストも多いとか。

「わ、切れてしまいました!」
「あ、うまくいきました!」

生徒さん達はとても楽しそうです。

さいとうけいこ先生3

パン作り以外にちょっとしたメニューや知識が学べるのも人気。今回はりんごの飾り切りを紹介


見るからに美味しそうな焼き色のついたパンができあがると、それぞれのお皿に乗せて、お楽しみの試食タイムです。

「美味しい!」
「パンがふわふわ!」

生徒さん達に思わず笑顔が広がります。

「フィリングは他のものでももちろん大丈夫です。いろいろとアレンジしてみてくださいね。例えば・・・」

アレンジ例もたくさん紹介され、生徒さん達もアイデアが広がります。
お土産のパンもたっぷりで、ご家族の喜ぶ笑顔を想像して皆さんも嬉しそう。

レッスンの感想やお教室に通い続ける理由をうかがうと、わかりやすい説明と、家で作りやすいように考えられたレシピ、そして、楽しい雰囲気と先生のお人柄が魅力、と教えてくださいました。

体験させていただいた私も一緒に楽しく学ばせていただき、パン作りのイメージが一新!すぐに復習しよう、とわくわくしました。
お教室では同じように、パン作りが初めてでも、さいとうさんのわかりやすいレッスンでパン作りにはまる方が続出中だそう。

もっとパンを作りたい!美味しいパンで誰かを喜ばせたい!そんなふうに思える、「作る楽しさ」を五感で感じた、とても楽しいレッスンでした。

次回は、お教室をはじめたきっかけやコンセプトなどを伺ったインタビュー前半をお届けします。
どうぞお楽しみに!

(次回へつづく)
インタビュー・テキスト=窪田みゆき 
写真=蟹江宏樹

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室を開いたきっかけは?
舞台の世界に没頭していた頃、近しい人の発病をきっかけに食べることの大切さに気づきました。そして、自身のみならず、日本人の多くが食べることをあまりにないがしろにしている現状に危機感を覚え、「食べることの大切さ」を伝える人になろうと決意。
けれど、これまで全く食べることに関心がなかった自分が何を言ってお説得力がないと思い、まずは「作る楽しさを伝えるパン教室」の開講からスタート。徐々に間口を広げる計画に。

サロン/教室名のコンセプトは?
参加者ご自身が、ごくごく自然に自分なりの食スタイルを見つけられるように願いながら情報を提供しています。心地よい時間と空間の中で、本当に美味しいとは何かを感じていただける場所を目指しています。

どんな生徒さんが多いですか?
子育て中のママさん、小学生です。

レッスン中心掛けていることは?
参加者の皆さんが全員楽しんでいただけること。また、困っていることがないか、望んでいらっしゃることは何か、などを感じ取れるように心掛けています。

人気の高いメニューは?
パンも好評ですが、試食に添えるサラダのドレッシングやスープなど、おまけの部分が案外人気です。

ご自分にとってキッチンはどんな場所?
創造活動の場。愛情を注げられるところです。



はじめて通ってみたい方へ、申込方法は?
大人向けパンレッスンは単発レッスンですが、継続してご参加いただける方優先で申し込みを承ります。その後、空席のある日に一般の申し込みを承ります。
レッスン日のご案内と受付の開始は、月に1度のメールレターでお知らせします。HPからメールレターの登録ができます。
おうちパンジュニアクラスと小学生放課後キッチンは年間プログラムです。3,4,5月にお申込みを承ります。受付開始は同じくメールレターでお知らせします。
https://sa-wa-wa.jimdo.com/



プロフィール

さいとうけいこさん

さいとうけいこさん

エンターテイメントの世界から食の世界へ、「食べることの大切さ」を伝えたいとの思いから転身。主宰する『おうちパン教室sawawa(旧ひなたぼこ)』『 おうちごはん研究所』では空気感を大切にしたレッスンやイベントが好評で、店主をつとめるカフェ「茶和話」では地域産の野菜を取り入れた季節感のあるランチや、バリエーション豊かなシナモンロールを提供している。2016年度からは名古屋市内幼稚園での食育活動へ参加を開始した。
製菓衛生師。東邦ガスクッキングサポーター。キッズキッチンインストラクター。おいしさ学講師。長久手市アートスクール講師。 第一次長久手市食育推進計画策定委員。

サロン情報

長久手キッチンスタジオさわわ

<おうちパン教室sawawa>では身近な材料を使った、日々の‘おうちパン’を紹介させていただいています。
少人数で、のんびりお茶を飲みながら「わからないことを気軽に質問できる」レッスンでは、ご自宅でのパンづくり環境に即したご案内ができるように心がけています。
お子さまをお連れの方も、ご参加OK!予定の時間どおりに進まないこともありますが、にぎやかで、結構楽しいですよ♪

<おうちごはん研究所(chigo研)>では、ごくごく自然に食事づくりを身につけるために、多世代交流の中で食事づくりを楽しむ「楽会」と小学生の経験の場を提供する「小学生 放課後キッチン」を開催。いずれもラボメンバーで企画、運営しています。

ジャンル:

家庭料理、パン、食育

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、子供教室あり、予約制、駐車場あり、レンタルあり

所在地:

愛知県長久手市岩作中縄手3-4 コーポ東家101 茶和話内

 
ホームページ、ブログ:

https://sa-wa-wa.jimdo.com

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