料理をもっと楽しく、もっと身近に

「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」主宰 尾田衣子さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、東京都・西荻窪で料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰する尾田衣子さん。Assietteとはフランス語で『お皿』の意味。お皿に美味しい料理をのせ、持ち寄り合って、人と人が集まる。そんな空間を創り出している尾田さんの教室はアットホームな雰囲気のなか、しっかりお料理が身に付きセンスが磨かれると、長年通う生徒さんが多数です。
今回は、2018年6月に行われたおもてなし料理レッスンとインタビューを4回にわたりご紹介します。第4回目はお教室情報やはじめたきっかけなどを伺ったインタビュー後半です。

掲載日:2018/7/23(月)

竹内絢香さん

尾田衣子さん

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ゆったりレッスンを楽しめる雰囲気づくり


――こちらのおうちは、お教室開催を前提で間取りを考えたとのこと、どのような工夫をされましたか?

尾田さん 調理道具や器がとても多いので、まず収納スペースを第一に考えました。また、みんなで囲む大きなテーブルを置きたかったので、メインダイニングを広くしました。

――対面式のキッチン、そしてゆとりのある空間で動線がスムーズなので、生徒さんもゆったりした気持ちでレッスンに参加できそうです。
ところで、お教室を運営するうえで、気を付けていることや、レッスンで工夫していることはありますか?


尾田さん 毎回必ず何か新しい発見をしてもらえるように、料理のポイントや工夫、コツなどをお伝えしています。
しっかりと覚えていただき、おうちでも作ってもらえるようにレッスンは実習形式です。
誰かが洗い物だけ、1品だけ担当、ということは無いようにして、必ず皆ですべての工程を見られるように心掛けています。

竹内絢香先生1

大きなダイニングテーブルは、調理台としても大活躍。この日はクロスを横使いして素敵な雰囲気に。


――レッスンを拝見していて、全員で工程を共有していく工夫をとても感じました。
また、下準備からするもの、すでにされているものがあり、効率的ですね。
終始生徒さんが楽しそうなのも印象的でした。


尾田さん ありがとうございます。教室名に込めた思いでもお伝えしましたが、ここに通うことで料理を始めるきっかけになったり、料理を楽しいと思う人が増えてほしいので、レッスンは気負わず楽しんでいただきたいと思っています。

チャンスをつなげる工夫


――雑誌やWEBサイトへのレシピ提供の機会も多く、料理本の出版も続いていらっしゃるようですが、レシピのアイデアはどのように得ていらっしゃいますか?

尾田さん 外食をしたりお店のメニューを見てアイデアがうかぶことも多いです。アレンジしたり、自分なりの工夫を入れることで新しいものが生まれることも。
いつもアンテナを張るようにしています。

竹内絢香先生2

いつもアンテナを張って、お教室にも料理の仕事にも様々なアイデアや工夫を反映。


――お教室を中心としながらもそうした外部のお仕事をしたい、と希望している方はとても多いです。尾田さんのようにオファーが絶えない活躍をするには、どんな心構えがあるとよいでしょうか。

尾田さん いえいえそんな・・・。いま思うとよくやったなと思いますが(笑)、独立したころはメディアの方のお知り合いなんていませんでしたから、いろいろな雑誌の編集部に資料を送ったりプレゼンしたりしました。
無謀だったと思いますが、そんななか料理雑誌として有名な1社の方が、「じゃあ1回やってみる?」と言ってくださって掲載してもらうことができました。
そこから少しずつ依頼が増えていきました。

心掛けていることとしては、スピードと正確さです。
例えば撮影の時など、なるべく短時間で、そして早く正確にできるように下準備をしっかりして、段取りを考えておきます。

――チャンスを切り開く行動力、素晴らしいです。時間と正確さはとても大切ですね。

お教室運営はサービス業


――これまで続けてみて、教室主宰者に必要だと思うことはどのようなことでしょう。

尾田さん いろいろあると思いますが、まずは生徒さんに楽しんでもらいたいと思うことと、自分自身も楽しむことだと思います。
お教室運営はサービス業なので、常に生徒さんの要望に応えられるように考えることと、いつも笑顔で迎えることも大切だと思っています。

――いまも勉強を続けていることがありますか?

尾田さん オリーブオイルソムリエの資格をもっているのでオリーブオイルのレッスンも開催していますが、いまも勉強を続けています。
また、成長期の食事についてや、運動する人たちの食事のケアなども勉強もしています。これからは栄養面の勉強も強化していきたいです。

竹内絢香先生3

実用的でときめきのある尾田さんならではのレシピと、わかりやすい説明で料理が楽しく身近になります。


――最後に、これからの夢を教えてください。

尾田さん これまでお教室の開催数が少な目でしたが、今後は増やしていく予定です。
また、勉強中の、成長期の食事や運動する人たちの食事ケアを伝える活動もしていきたいと思っています。

料理の楽しさを伝えたいという思いはずっと変わりません。1人でも多くの方と一緒に料理をしたいですし、皆さんの料理の悩みを解決していきたいです。

――素敵ですね!お料理が楽しい、と思えたらその周りの人も楽しくなって、広がっていきますね。
尾田さんのお教室からお料理を楽しむ人がもっと増えること、そして、新たなお取り組みや活動の広がりもとても楽しみです。
今日はありがとうございました!


尾田さん こちらこそありがとうございました!

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生きることのまんなかにある「食」。それを生み出す「料理」を心から楽しみ、その楽しさを広げたいという尾田さんの思いは、これからも確実に広がっていきそうです。

(おわり)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室名の由来は?
Assietteとはフランス語で『お皿』の意味。
お皿に美味しい料理をのせ、持ち寄り合って、人と人が集まる。そんな空間をAssiette de Kinuは創っています。

サロン/教室の特徴、コンセプトは?)
身近な食材を使って簡単だけれども美味しい・豪華に見えるメニューを紹介。

レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
不定期なのでホームページで告知しています。http://ryo-ri.net/
料金:5000円(税込) 定員3名〜8名

サロン/教室を主宰してよかったことは?
料理が楽しい!作るのが楽しい!と言ってくれる生徒さんが多いこと。また、試食の時間には生徒さんと一緒にゆっくりとおしゃべりが出来、私も生徒さんと一緒に楽しませてもらっています。
料理を通じて仲間が出来ることは嬉しい限りです。

レッスン中、心がけていることはどのようなことですか?
必ず新しい発見をしてもらえるよう、料理のポイントや工夫、コツなどをしっかりと習得してもらえるよう、実習形式にしています。ただ、必ず皆ですべての工程を見られるように、誰かが洗い物だけ、1品だけ担当・・・。などは無いようにしています。

今も勉強していることはありますか?
オリーブオイルの資格をもっているのでオリーブオイルの勉強も続けています。また、成長期の食事の勉強や、運動する人たちの食事のケアなども勉強もしています。

人気の高いメニューは?
パスタは皆さん大好きなメニューなので、いろいろなバリエーションを毎回紹介するので人気があります。



プロフィール

しめぎひとみさん

尾田衣子さん

料理研究家
オリーブオイルソムリエ(日本オリーブオイル協会認定)
健康管理士一般指導員
ル・コルドンブルー東京校に入学。料理ディプロムを取得。 その後、イタリア・フィレツェに渡り、家庭料理を学ぶ。 現在、フランス・イタリア家庭料理ベースの簡単にできるおもてなし料理、食育を取り入れたヘルスケア料理を中心に杉並区(西荻窪)にて料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰。
また、外部講師を始めTV出演、雑誌・企業へのレシピ提供なども行う。

サロン情報

「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」

食材や料理方法など丁寧に指導しますので、 初めての方や、料理のバリエーションを増やしたい方、大好きなお料理をもっと楽しみたい方にもきっとご満足いただける料理教室です。
また、アットホームな少人数制。わからないこと等あればすぐに質問もできる環境です。

ジャンル:

家庭料理、イタリアン、フレンチ、おもてなし、食育

サロン特長:

初心者歓迎、予約制

所在地:

東京都杉並区

ホームページ、ブログ:

http://ryo-ri.net

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