和も取り入れたイタリア料理教室

「Kitchen Ciao!」主宰 川口かな江さん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、三重県四日市市内で、今年16年目となるイタリア料理教室「Kitchen Ciao!」を主宰する川口かな江さん。お教室のコンセプトは、『おうち料理が好きになる料理教室』。イタリア料理教室ですが、和食や幅広いお料理に応用できるテクニックや知識も学べると、長年通い続ける方が多数です。定期的に開催している子ども向け教室など外部講座も満席が多く、最近は故郷でもある京都でのお教室も好評です。
今回は、1月中旬にイレギュラーで開催された味噌づくりレッスンの模様と川口さんのインタビューを4回にわたりお届けします。第1回目はお教室の紹介とレッスンレポート前半です。


掲載日:2018/2/5(月)

川口かな江さん

川口かな江さん

サークルからお教室へ


四日市駅から車で15分ほどの閑静な住宅街の一角にある、川口さんが主宰するイタリア料理教室「Kitchen Ciao!」。
川口さんが大好きな場所「Kitchen」と、イタリア語で最もよく使われる単語「Ciao」を合わせて名付けたそう。聞いただけで元気が出る教室名ですよね。

お教室の開始は2002年。最初は、川口さんがイタリアに行っていたことを知っているご近所の方に料理を教えてほしいと頼まれたことがきっかけで、みんなでワイワイ料理を作るサークルの様な活動でしたが、じょじょに評判が広がり、教室のかたちに。
「気が付いたらもう16年経っていました」と、川口さんが笑顔で教えてくれました。

昨年は、お引越しをして、キッチンを増設して菓子製造業の営業許可も取得。今後ますます活動の幅が広がりそうです。


川口かな江先生1

日差しがいっぱい入る明るく、アットホームな空間。壁の教室名のロゴがおしゃれです♪


お引越しに伴い、教室用のキッチンはクリナップでリフォームされました。
真っ白で清潔感いっぱいのキッチンは、収納力も抜群。たくさんの調理道具もたっぷりおさまります。皆さんが集まれるアイランドは、スペースにゆとりがあり、スムーズなレッスンの進行を実現してくれます。
使い勝手も良く、川口さんも大満足していらっしゃるそうです。

喜ばれている、イタリアン×和の提案


「Kitchen Ciao!」で学べるのは、イタリアの家庭料理。
基本的には、メニューは月替わりで、1回のレッスンで、前菜、パスタ類、メイン、ドルチェを学びます。半分はデモンストレーション、半分は実習というスタイルです。

小さいころからご両親がびっくりするほど、料理を作ること・食べることが大好きで、やがてお友達にお菓子を作って「食べてもらう喜び」を知り、ますます食の世界に興味を持ったという川口さん。
大学で管理栄養士の資格も取ったそう(このエピソードがユニーク!第3回目でご紹介しますね)。

大学時代に旅行で訪れたイタリアで、人のよさ、食べ物の美味しさにすっかりはまり、その後留学を決意。ホームステイ先で料理を教わり、お菓子学校に通学し、帰国後お教室を開始されました。

川口かな江先生1

『おうち料理が好きになる料理教室』がコンセプト。様々なお料理の楽しみを提案しています


さて、今日のレッスンは「初めてのお味噌作り講座」。
イタリア料理教室なのになぜ??

「私が味噌や醤油を手作りしていることをお話したら、作りたい!というお声が多くて、特別に開催しています。味噌づくりは一人だと大変ですが、みんなで一緒に作ると楽しいですよね」

臨機応変にリクエストに対応できるのは、自宅教室ならでは。
また、普段のイタリア料理教室でも、和食に応用できる調理法や日本の食材を使ったお料理をお伝えしているそうで、「普段の家庭のごはんに応用できる」と、生徒さんにとても喜ばれています。

味噌作りスタート!


開始時間になり生徒さんがいらっしゃいました。エプロンをつけて準備が整ったら、まずは着席して一息ついていただいてからスタートです。

「皆さんこんにちは、ご参加ありがとうございます!今日は、前半はお味噌作りで、後半はお味噌を使ったお料理を紹介させていただきます。
お味噌の作り方については作業しながらお話させていただきますが、もしも来年作りたいと思ったら、このレシピを見てまた作ってみてくださいね。配合の変え方などはあとでお伝えします。 では早速手を洗って始めましょう!」

「お味噌の作り方はとても簡単なんです。材料は、大豆と麹とお塩です。主には米麹か、麦麹など、使う麹と大豆の量によって種類が変わります。今日はこの地方で一般的な米味噌を作ります。
まず大豆ですが、3倍量の水に一晩漬けて、茹でてください。料理で使うときは1時間ほど茹でればよいですが、味噌にするには、指で簡単につぶれるくらい柔らかくします。 はい、さわってみてください」

「やわらかーい!」

川口かな江先生1

大豆をつぶすのは大変ですが、みんなでやれば、出来上がりを想像して楽しい作業に。


「では最初に、米麹と塩をよく混ぜておきましょう。この作業を塩切りといいます。麹の力を弱めてゆっくり発酵するようになるので、柔らかい味になるんですよ」

一つ一つに、なぜという理由やちょっとしたコツを混ぜてくださり、とても覚えやすい説明です。

塩切りが終わったら、大豆をつぶしていきます。
つぶし方は、手でつぶすか、フードプロセッサーを使うかが一般的ですが、今日はパワーのある「バーミックス」も活用します。

「手でつぶすときは、厚手のビニールに入れてつぶすと良いですよ。
このときの大豆の温度も大事で、熱々だと麹が死んでしまいますし、冷たいときれいにつぶれにくいので、少しさめたくらいがベストです」

道具を使ったり手作業にしたりと、生徒さん同士でうまく交代して順調につぶしていかれます。
この間にも、麹や発酵についてなど、川口さんの細かな説明があり、耳を傾けながら頑張る皆さん。
ちょっと大変そうですが、とても楽しそうです。

「できたー!」
「あ、いい感じですね。きれいにつぶれましたね。お疲れ様でした!大変なのはここまでです(笑)」

かなりの量の大豆でしたが、皆さん頑張ってつぶし終え、達成感のある笑顔が広がりました。

このあとの味噌づくりの完成までと、お味噌をいかしたお料理レッスンの様子は次回お届けします。
どうぞお楽しみに!

(次回へつづく)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=蟹江宏樹

サロネーゼから皆さまへメッセージ

三重県四日市市・管理栄養士がお届けする 気軽なイタリア料理教室 Kitchen Ciao!キッチンチャオです イタリアの家庭料理とお菓子を中心に 自宅にてグループレッスンをおこなっています。 ただ私が大好きなイタリアの食をご紹介したい!という思いで始めた教室。 気が付けば、もう16年目になります。 実はヘルシーで沢山野菜の摂れるイタリアン、一緒にいかがですか?


生徒さんの声 Voice

  • Aさん
    川口先生の外部でのお教室に参加して、とても良かったのでご自宅教室に通うようになりました。イタリア料理ははじめて習ったのですが、楽しいです。先生のお人柄やお料理に対する熱意も素晴らしいです。
  • Bさん
    市内で通えるお教室をネットで調べて出会いました。いろいろなお教室に通っていますが、川口先生は科学的に「なぜこうするのか」「なぜこうなるのか」といったことをわかりやすく教えてくださるので、とても覚えやすく、なかなかこのように教えてくれるお教室は少ないと思います。とても勉強になります。
  • Cさん
    以前から気になっていたのですがなかなか機会がなくて、今回初めて参加しました。 今日はお味噌づくりのレッスンでしたが、一人だと挫折してしまいますが、みんなでつくると楽しいですね。また参加したいです。


プロフィール

横井満里代さん

川口かな江さん

管理栄養士及び製菓衛生士。
イタリアに洋菓子の留学の経験があり、帰国後自宅でお菓子教室を主宰。
しかし、本格的な洋菓子よりも留学中にホームステイ先で学んだ簡単に出来る家庭料理の方が評判になり、イタリア料理教室に変更。もちろん、料理教室でも簡単に出来るドルチェも紹介しています。

サロン情報

「kitchen ciao!」

家庭で気軽にできるイタリアン♪がコンセプト。 本格的で、純粋なイタリアンを紹介しています。 小さなキッチンですが、前菜からパスタ類、メイン料理、ドルチェを皆でつくり、わいわい楽しく頂きます。
子供さん連れもOKなので、育児中のお母さんの気分転換などにも好評です。
毎月簡単に出来るお菓子教室も開催中です。

ジャンル:

家庭料理、イタリアン、洋菓子、おもてなし

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、少人数制(6人以下)、子供教室あり、予約制、駐車場あり、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

三重県四日市

ホームページ、ブログ:

http://kitchenciao.wix.com/kitchenciao

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