試したくなる、フレンチのおうちごはん

「サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ」主宰 藤山朗子さん

インタビュー連載 第1回

今月ご紹介するサロネーゼは、東京・世田谷区自由が丘でフレンチのお料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ」を主宰する藤山朗子さんです。 ”おいしくて簡単にできてパリジェンヌみたいにキレイになれるふだんごはん”、”さっと準備しておもてなしできるコース料理”などが学べるレッスンには、幅広い年齢層の方が毎回楽しみに参加し、親子や友人同士て通う方も多数です。 今回は、2017年10月に行われたレッスンとインタビューを4回にわたりご紹介します。第1回目はお教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2017/11/6(月)

藤山朗子さん

藤山朗子さん

ちょっと試しにご一緒にいかが?


おしゃれなショップや人気のスイーツ店が集まり、全国的にも有名な自由が丘。その一角にある藤山朗子さんが主宰するフレンチのお料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ」に伺いました。
パリのアパルトマンの雰囲気を目指しているというお教室は、間接照明があたたかみを醸し出し、ほっと落ち着ける空間。2007年にお教室をはじめるときにリノベーションをしたそうです。
ダイニングテーブル側の壁にはフランスの地図が飾られ、BGMにはフレンチJAZZ.が。まるでパリの友人宅を訪れたような居心地のよさがあります。

藤山朗子先生1

パリのアパルトマンの雰囲気で学ぶ、おいしくて簡単な「フレンチおうちごはん」。


お教室名の意味をうかがうと、

「“エッセイエ・ヴ”は、あなたも試してみませんか?という意味のフランス語です。 “サロン・ド・キュイジーヌ”は、料理を通した交流の場という意味です。 ふだん忙しくて料理を楽しむ時間がない、料理はどちらかというと苦手分野・・という方にこそ、すごく楽しいんですよ、ちょっと試しにご一緒にいかが?という気持ちをこめてつけました」

と教えてくださいました。
なんだか可愛い響きですよね。

こちらで学べるのは、シンプルでおしゃれ、かわいくて美味しいフレンチのおうちごはん。
レギュラーレッスンは、コース形式のメニューを作りワイン付きの「フレンチスタイルおもてなし」と、料理2品とお菓子1品を作る「パリジェンヌ風おうちごはん」の2種類があります。
いずれも、毎月テーマとメニューが変わります。

そのほか、不定期にシェフや専門家とのコラボレッスン、レストランで行うイベント形式のレッスン、Cross Kitchen(表参道)での外部レッスン等も開催されています。

料理の背景や豆知識もたっぷりと


伺ったこの日のレッスンは、コース形式の「フレンチスタイルおもてなし」。テーマは、「赤ワインが飲みたいネ」です。
学ぶのは、「チーズフリット」「ウッフ・アン・ムレット」「豚肉の赤ワイン煮」「チョコレートとマスカルポーネのケーキ」の4品。秋が深まっていくこの時期に飲みたくなる赤ワインにぴったりの煮込み料理をメインに、魅力的なお料理ばかり。料理名を聞いただけでワクワクしてきます。

開始時間が近づき、生徒さんがいらっしゃいました。定員は5名までの少人数制で、今日は、数回目の方、長年通い続けている方、母娘でのご参加など様々な方がいらっしゃいます。
手を洗っていただき着席し、皆さん揃ったら早速藤山さんのご挨拶、そしてワイン、お料理の説明からスタートです。

藤山朗子先生2

お料理の説明は、由来や背景はもちろん、用語や材料を買える場所など豆知識もいっぱい。


「皆様こんにちは。今日はご参加くださってありがとうございます。だんだんと寒くなり始めてこってりとしたお料理が食べたくなると思いますので、今回は赤ワインと楽しみたいお料理をご紹介します。

今日のワインは、ボルドーのサンテミリオン地区の格付けシャトー、シャトー・レベシェによる、気軽に楽しめるコンセプトの「オリガミ」です。シャトー・レベシェのワインラベルをオリガミにして雄鶏を形作った絵がラベルに描かれています。香りは・・・」

「ではお料理の紹介を簡単にしますね。アミューズには、チーズのフリットを作ります。これは、じゃがいものように見えて、でも食べるとチーズというお料理です。前菜は「ウッフ・アン・ムレット」というフランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理で、「ウッフ」はたまご、「ムレット」は赤ワインソース、という意味です。ワインによく合うお料理です。そしてメインは・・・」

ワインやお料理の名前の由来や背景、豆知識などを交えて紹介があり、思わず「へー!」と聞き入り、なじみのないお料理名も、一気に身近なものに感じます。

生徒さん視点の嬉しい気配り


続いては、レシピの説明です。
材料の紹介や扱い方、調理の流れやポイントをわかりやすく伝えていかれます。

「「ウッフ・アン・ムレット」で使うエシャロットですが、皆さんご存知ですか?似た名前で「エシャレット」というものもあります。エシャロットは葱の仲間で、エシャレットは若採りのらっきょうで、全く別のものです。混乱しやすいので、用語解説を載せておきましたので見てみてくださいね」

レジメを見ると、ちょっと聞きなれない料理や材料の用語解説のコーナーがありました。また、「今日の手順」として、「ケーキを焼く⇒豚肉煮込みはじめる⇒ペコロスを煮る⇒グラサージュ準備⇒ワインソース⇒マッシュルーム加える⇒ポーチドエッグ⇒・・・」と作る順番が丁寧に書かれていて、これは嬉しいアイデアです!
家でこのメニューを再現をするとき、レッスンと同じくこの順番通りに作れば効率的にでき、とても助かりますね。
レシピの配置や字体も見やすくて、生徒さんへの細やかな気配りを感じました。

藤山朗子先生3

生徒さんが料理をもっと好きになり、気兼ねも負担もなく教室に通える配慮が随所にあります。


作り方の説明が終わると、早速デモンストレーションの開始です。
皆さんが透明のエプロンをつけ始めました。藤山さんに伺うと、

「おうちからいらっしゃる方、お仕事帰りの方、このあとお出かけの方など皆さん様々ですが、エプロンを持参するのって結構面倒ですよね。教室に参加するハードルを低くしたいですし、面倒なことを一つでも取り除いて気軽にお越しいただきたいので、エプロンは毎回使い捨てのものをこちらでご用意しています」

これも、生徒さんの視点にたった嬉しいサービスです。

キッチンの周りに集まっていただいて、ケーキ作りから開始です。
プロのコツ満載のデモンストレーション、そしてお楽しみの試食の様子は次回ご紹介します。
どうぞお楽しみに!。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

サロネーゼから皆さまへメッセージ

かわいくてヘルシーで、大変ではなくて楽しく作ってキレイになれる、フレンチおうちごはんのレッスンをしています。
思い立ったら即ご参加いただきたいので、お申込みは1回ごとの完結スタイル、入会金・年会費などはありません。
自由が丘にある教室は、東横線自由が丘駅の他、二子玉川やJR目黒からバスでお越しいただけます(東京駅から直通バスもあり)。
レッスンで、料理の楽しさや、おいしさを分かち合う嬉しさを感じていただければと願っています。


生徒さんの声 Voice

  • Aさん
    友人に紹介されて通い始めました。もう8~9年通っています。2種類のレッスンがありますが、月に1回は友人と予定を合わせて通っています。午前や午後、夜の設定があり、日時がフレキシブルなのも通いやすいですね。子育てや仕事を忘れてリフレッシュの時間にもなっています。
  • Bさん
    私も友人の紹介で知って、今日で4、5回目です。通い続ける理由は、先生のお人柄!とても穏やかで、癒されます。メニューも幅広くて、作り方だけでなく、スパイスのことや材料のことも教えていただけますし、ワンランク上の家庭料理が学べます。
  • Cさん
    近所で通える料理教室を探していて、見つけました。2年くらい通っています。子どもを預けて通っているのですが、レッスンはわかりやすいですし、お料理も美味しくて外食気分になれ、気分転換にもなります。居心地の良さも魅力です。


プロフィール

藤山朗子さん

藤山朗子さん

料理研究家|フレンチおうちごはん普及委員
スパイス&ハーブ検定1級
薬膳アドバイザー

フランスが大好きで、パリ+1か所の旅をライフワークにしています(渡仏20回超)。
エコール・リッツ・エスコフィエ パティスリー・ディプロム取得
L’Atelier des sens、L’Atelier des chefs、L’Atelier Guy Martinなどパリ市内や、cooking Alaturca(トルコ・イスタンブール)、Cin Cin(イタリア・シチリア)などヨーロッパ各地の料理教室を視察

サロン情報