次回が待ち遠しい!通い続けたくなる魅力

『テーブルサロン コマネット』主宰 西川 陽子さん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、奈良県生駒市内で、おしゃれな家庭料理と食文化を同時に学べるお教室「テーブルサロン コマネット」を主宰する西川陽子さん。特徴的なのは、生徒さんにはレッスンに参加するまで知らされない、毎月変わるユニークなテーマ設定。今年で23年目ですが、そのテーマは一度も重複したことがないそう。毎回サプライズがいっぱい盛り込まれたレッスンを楽しみに、長年遠方から、また、親子で通う生徒さんも多数です。
心機一転、25周年、そして50周年をめざして素敵に進化していく人気教室のレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。第3回目はお教室をはじめたきっかけやコンセプトなどを伺ったインタビュー前半です

掲載日:2013/11/11(月)

西川陽子 さん

西川陽子 さん

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「テーブルサロン コマネット」のレッスン情報


――当日参加するまでレッスン内容がわからないお教室ははじめてでしたが(笑)、とても楽しいですね!
まずはお教室情報を教えてください。


西川さん よく驚かれます(笑)。
レッスンは、お酒もお出ししてゆっくり食文化も楽しんでいただく「お料理+フードカルチャーコース」と、平日のお昼にお茶まで楽しんでいただく「マダムクラス」の2コースがあります。
全部で月に7回くらいの開催です。

今日は「お料理+フードカルチャーコース」でした。
こちらは、毎回異なるテーマを設定して、そのテーマに沿ったお料理と食文化を、インテリアからお酒までコーディネートしてお伝えしています。

テーマは、今日のようにビールや日本酒、焼酎といったお酒だったり、食材、国や地方など、様々です。
ワールドカップやオリンピックをテーマにしたこともあります。

日韓ワールドカップのときには、サッカー観戦をしながら食べられるワンプレートメニューを考えて一つのお皿に対戦国に関するものも組み込み、FIFA公式のテーマソングのCDを購入して聞きながら試食していただく演出をしました。

北京オリンピックののときは、「北京胡同旅情」という題名でレッスンをし、鉄鍋餃子を皮から作り、お湯の中で花を咲かせる細工茶も数種類用意しました。

長い間やっていると2年おきにワールドカップとオリンピックが巡ってきて、そのときの生徒さんとの思い出が蘇ります。



西川 陽子さん

「ハロウィン」「韓国料理」「青」「ドラマで人気のカップケーキ」などテーマは多彩でユニーク


――そして、そのテーマは当日まで内緒なのですね。

西川さん そうなんです。たまにお友達同士で通ってくださっている生徒さんの一人が先にお越しになっても、「友達には内緒にしておきます」と言ってくださったり、生徒さんも楽しんでくださっているようです。

やはり毎回同じテーマ、同じテーブルだと皆さん飽きてしまうと思うんです。
まぁ私が一番飽き性といいますか、常に新しいことをやっていきたいと思っています。

―― 23年間同じテーマは一回も無いとか。すごいですね!

西川さん 毎回新しいことを考えるのは実は大変で(笑)、もう23年間やっていますので、以前の内容をまたやることもできるとは思うのですが、でもそれがイヤなんです。

常に自分の好奇心が新しいもの、次のものを目指していくので、その好奇心にそってといいますか、自分の好奇心の向かう先に皆さんを連れて行くといいますか(笑)。

私はそんなに外国に行っていませんが、生徒さんはいろいろなところに行っていらして、おもしろい情報を教えてくださったり、見たことも無いような珍しい食材をお土産に持ってきて下さることがあり、そこからイマジネーションしてお料理を作ることもあります。

自分も楽しみながら、生徒さんが楽しんでくださる新しいことをいつも考えています。

ご縁を大切に。料理だけではないつながりも


――お教室のコンセプトや特徴を教えてください。

西川さん まずは生徒さんに楽しんでいただくことを一番大切に考えています。

正直に申し上げて、レストランにたとえれば、シェフのおまかせコースしかないお店です。
よく何料理ですか?どんなレッスンコースがありますか?と問い合わせでも聞かれるのですが、私のレッスンは毎回テーマが異なります。
生徒さんには予告なしで今月は何かな?と、楽しみに来ていただいています。

レシピだけでなく、その背景にある食文化も取り混ぜてお伝えしていますので、楽しんでいるうちにお料理上手になっていきます。

西川 陽子さん2

子育てや転勤で一時休んでもまた戻ってくる生徒さんが多数。イベントや通信レッスンもあります


――どんな生徒さんが多いですか?

西川さん 20代~70代まで幅広い生徒さんにお越しいただいています。
主婦の方、OLの方、お医者さんや企業の管理職の方など、職業もさまざまですが、教室ではそうしたことは全く関係なく、交流も楽しんでいただいています。
皆さん気さくで良い方ばかりで、本当に幸せだと思っています。

親子二代で来てくださっている方、23年間ずっと続けてくださっている方もいらっしゃいます。
子育てや転勤で離れても、通信レッスンでつながっていて、また戻ってきてくださる方も多いです。

また、普段のレッスンに参加は難しいけれど、イベントや食事会に参加してくださる方もいます。

――通信レッスンやイベントもあるのですね。

西川さん はい、通っていた生徒さんでご主人の転勤などでお引越しするけど続けたい、という方へ、毎月レシピと文章をお送りしています。
このやりとりももう18年続いていて、海外にも生徒さんがいらっしゃいます。
ジュネーブに行った方とは、リヨンで再会してお食事をしたこともあるんですよ。

皆で旅行をすることもあり、韓国に修学旅行に行きました。今度はフランスに行きたいと思っています。
また、毎年お食事会もしています。例えば、京都に行き皆で着物を借りて町家に繰り出してお食事をするとか、カクテルコンペに行くとか、普段と違う楽しみも入れています。

レッスンには来れないけどイベントにだけ来てくださる方もいらっしゃいます。
それもとても嬉しくて、毎回レッスンに来て!とは全然思わないんです。無理せず都合の良いときに来てもらいたいですし、一回いただいたご縁は大切にしたいと思っています。

「おもてなしを学びたい」という声からスタート


――お教室をはじめたきっかけを教えてください。

西川さん 結婚後、主人が会社の方を招いてよくおもてなしをしていたのですが、会社のOLさんや知人達に、料理やレストランのようにお出しすることが気に入ってもらったみたいで、「教えてほしい」と言われたのがきっかけです。

もともと料理が好きで調理師免許も持っていましたし、子どもができてからは外に行けないのでフランス料理の家庭教師に来てもらって習ってもいました。
そこで、家庭のキッチンで料理を学ぶってとてもいいな、と思ったんです。

おもてなしも大好きなので、自分が行ってみたい教室を作りたいと思いました。

西川 陽子さん3

4人でスタートしたお教室がもう23年。生徒さん同士がここで仲良くなり様々なつながりも


――フランス料理の家庭教師ですか!

西川さん そうなんです。子どもが小さいうちはなかなか外に出れなくて、でもその間家で好きなことをやろうと思っていたとき、ちょうどフランスから帰ってきたお料理の先生と知り合って、事情を話したら家に教えに来てもらえることになりました。

これが、すごく勉強になり良かったです。
結婚前も料理教室に習いには行っていたのですが、お皿洗いに回ったり、しきっている生徒さんがいて先生の料理と全く違うものが出来上がったりすることがありました(笑)

でも先生に家にきてもらえばマンツーマンですから何でも聞けますし、家庭のキッチンで学べるってすごくいいなと思ったんです。

その後、女子栄養大学の通信過程で専門料理や治療食料理なども学びました。

――お教室開いてみていかがでしたか?

西川さん とても良かったと思います。4人の生徒さんからスタートしましたが、たくさんの素晴らしい生徒さんに出会えたことは幸せなことだと思います。

家庭の事情でいったん休んでもまた戻ってきてくださる方も多くて、本当に嬉しいです。

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キラキラと目を輝かせてお話してくださる西川さん。”食文化を調べること、伝えることが楽しくて仕方ない、一緒に楽しもう!”という気持ちが伝わってきて、こちらもワクワク楽しくなります。
次回のレッスンが待ち遠しく、23年間通い続けたくなるのは、先生ご自身が楽しんでいらっしゃることも理由の一つのようです。

次週は、お教室運営の工夫やこれからの夢を伺います。どうぞお楽しみに!

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司
 

プロフィール

西川陽子 さん

西川 陽子 さん
『テーブルサロン コマネット』主宰

サロンは今年23周年を迎えます。

女子栄養大学 通信部 専門料理課程、治療食課程修了
若羽調理師専門学校 日本料理専科卒業

取得資格:
調理師、フードコーディネーター、「栄養と料理」生涯学習インストラクター 日本茶アドバザー 
シニアビアテイスター
家庭料理検定2級
食育インストラクター 薬膳アドバイザ―
色彩検定3級

サロン情報

「テーブルサロン コマネット」

家庭でのおしゃれなお料理、テーブルコーディネート、お菓子、ワイン、紅茶、日本茶、中国茶
あなたもおうちでパーティーを開きたくなります。
きっとお料理上手とほめられる女性になります。多くの生徒さんに愛されて23周年を迎える老舗サロンです。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、中華、薬膳、韓国、エスニック、健康食、和菓子、日本酒、ワイン、おもてなし、紅茶、コーヒー、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

所在地:

奈良県生駒市西旭ヶ丘

ホームページ、ブログ:

http://www3.kcn.ne.jp/~komanet/salon.html

レッスン情報:

☆休日コース:11時~
お料理、お菓子、アルコール、各種お茶のレッスン
材料費込み 1回6000円 
☆平日コース:11時~
お料理、デザート、お茶のレッスン
<完全予約制>


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レシピ

ムール貝の白ワイン蒸し
ムール貝の白ワイン蒸し

材料
材料 6人分
・冷凍ムール貝1kg(煮汁 300cc)
・玉葱のみじん切り 1/2個
・セロリのみじん切り 80g
・バター 20g
・白ワイン 300cc

作り方
  1. ムール貝は冷蔵庫で自然解凍し、煮汁は目の細かいペーパーでこしておく。
  2. 鍋にバターを溶かし、玉葱とセロリを軽く炒め、白ワインを注ぎ、ふたをしないでしばらく煮立てて、軽くアルコールを飛ばす。
  3. 1の煮汁を2に加えて煮立てる。ムール貝を入れてふたをして貝が全体に温まったら、鍋ごとテーブルに出し、飾りにセロリを散らす。