毎回新しいワクワクに出会えるレッスン

『テーブルサロン コマネット』主宰 西川 陽子さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、奈良県生駒市内で、おしゃれな家庭料理と食文化を同時に学べるお教室「テーブルサロン コマネット」を主宰する西川陽子さん。特徴的なのは、生徒さんにはレッスンに参加するまで知らされない、毎月変わるユニークなテーマ設定。今年で23年目ですが、そのテーマは一度も重複したことがないそう。毎回サプライズがいっぱい盛り込まれたレッスンを楽しみに、長年遠方から、また、親子で通う生徒さんも多数です。
心機一転、25周年、そして50周年をめざして素敵に進化していく人気教室のレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。第2回目はレッスンレポート後半です。

掲載日:2013/11/5(火)

西川陽子 さん

西川陽子 さん

  • プロフィール
  • サロン情報
  • レシピ

細かいポイントも全員で共有


この日のレッスンは、長年、または何度か通った生徒さんばかりとあって、皆さんレシピを見ながら手際よく実習を進めていかれます。

その皆さんの間を細やかに声をかけていく西川さん。
大切なポイントでは、

「みなさーん、見てください。こちらではデザートを作ってもらっています。今日は鍋を使わない簡単な作り方です。こうしてサラダオイルをぬったセルクルにクッキーをよく砕いてバターをまぜたものを敷きこみます。わかります~?」

など、違う作業を担当している方にもきちんと伝わるように、いまどの工程か、何がポイントかを説明していきます。

西川陽子先生

レベルに合わせ細やかに指導。少人数制なのでわからないところを気軽に聞けるのも魅力


雰囲気はとても和やかで、質問や楽しい会話も交わされます。

「先生、そういえばこの前母が先生に習ったお料理をうちで作ってくれました!」

と、お母様も通っているという生徒さん。

「ほんと!?そういうのが一番嬉しいわ~」

23年間お教室を続けている中では、生徒さんのお子さんが成長して一人の新たな生徒として通ってきてくださる方や、結婚する方、妊娠出産する方、転勤してブランクがあったけどまた戻ってきて通う方など、生徒さんの人生にも様々な変化があったそう。
そのどれも西川さんにとっては大切な出来事です。

「ご家族やお友達を連れてきてくださったり、ブランクがあってもまた戻ってきてくださる生徒さんが多くて本当に嬉しいです。
たくさんの素晴らしい生徒さんに出会えることが、お教室をしていて一番良かったと思うことです」

レシピにはない情報も満載


「先生、これお弁当にもよさそうですね!」

「そうです、冷めてもおいしいですよ!あと、緊急にあと1個作りたいときなどにもいいですよ。
皆さん、今のところわからないところはないでしょうか?」

「あ、ムール貝の煮汁をこすとき、クッキングペーパーは必ず水でぬらして絞ったものを使ってください。乾いたまま使うと、おいしい汁をペーパーが吸ってしまいます」

軽やかに生徒さんの間をまわり、質問に応えたり会話をしながらレシピにはない情報も加えて教えていかれます。

西川陽子先生2

レシピは主婦の経験もいかした作りやすい工夫がいっぱい。おしゃれな盛り付けも学べます


「今日はあまり包丁を使わないレッスンにしています。料理は簡単にしてビールを楽しむ会にしましょう(笑)」

事前に食材の下準備がなされていることもあり、実習はさくさくと進みます。今日はテーマに沿ってあえて簡単な工程のお料理でレシピを組んだそう。
毎回テーマに沿って幅広いカテゴリーのお料理が学べますが、「楽しんで作る」ことを大切に、また、生徒さんがご自宅で作りやすいように、主婦目線を取り入れ各レシピとも作りやすい工夫がされています。

例えば洗い物を少なくする作り方や、適度に電子レンジも活用するなど、普段忙しい生徒さんでも「これなら家で作れる!」と思えるものを提供しているのもお教室の特徴です。

「それではチコリを盛り付けてくださーい。ひとつ手本を作りますね。ハイ!こんな感じでお願いします」

「わ、きれいで美味しそう!お皿もおしゃれですね~」

生徒さんが嬉しそうに喜ぶと、それを見て西川さんもにっこり。
器も今日のテーマカラー、ベルギー国旗の色、赤・黄・黒に沿ったものが選ばれています。

レッスンでは、器とお料理の相性や、おしゃれな盛り付け方を含め、トータルで食の演出が学べるのも魅力です。決して敷居の高いものではなく、帰宅して真似してみよう、と思えるアイデアがいっぱい。
例えばテーマカラーを決めることで食卓が洗練されることも、今回実感できることのひとつです。

「テーブルサロン コマネット」の魅力


ガスコンロではリエージュ風ミートボールがこんがりと揚がり、香ばしいにおいが広がりました。
バターで炒めた玉葱に、熱湯で溶かしたリエージュシロップにローリエを入れて煮立て、コーンスターチでとろみをつけたソースがかけられ、完成です。

お鍋いっぱいのムール貝の白ワイン蒸しなど、ほかのお料理もほぼ出来上がり、実習は終了になりました。

「皆さんお疲れ様でしたー!それでは今日は下の部屋で試食をしていだきますので、手分けして運んでいただけますか~」

皆さんの協力を得てあっという間に試食のテーブルにお料理が運ばれていきました。

今回のように、キッチンで説明・実習をして、試食は階下のサロンスペースでゆったりと過ごしていただくことが多いそう。

「毎回テーマにそってお部屋のイメージががらっと変わるので、驚きます。今度はどんなアレンジかな、とすごく楽しみです!」

と生徒さんが教えてくださいました。

西川陽子 先生3

毎回ガラッと変わる斬新なテーマ。来るたび出会える新しい食の世界に皆さんワクワク


それではいよいよビールをあけて乾杯!試食のスタートです。
ソファーもありくつろげるサロンスタイルで、おおいに会話も弾みます。

生徒さんにお教室の魅力をうかがってみました。

「お教室がスタートしたときから通っています。とにかく先生が勉強熱心で尊敬しています。毎回のテーマについてもですが、いろいろな流行にも詳しいですし、ここに来てから食の興味も広がりました。他のお教室にはない魅力がいっぱいで、毎回元気をもらって帰っています!」

「母が違うコースにずっと通っていて、私も通うようになりました。帰宅してお互いレシピを見せ合って作っています。レッスンにはいろいろな方が通っていらっしゃるので、年上の方とご一緒して情報を聞けるのも楽しいです」

「主人の転勤で2年ほどあきましたが、また戻ってきて、かれこれ10年くらい通っています。最初は友達の紹介で通い始めたのですが、先生にお会いできるのも皆さんとワイワイ話せるのもとても楽しくて、リフレッシュになっています」

「簡単なのにおしゃれで美味しい料理ができて、盛り付けも勉強になります。毎回テーマが全く違うので今度はなんだろう、とすごく楽しみです。通っているうちに料理がもっと好きになりましたし、美味しく見せるテーブルのコーディネートにも興味を持つようになりました」

と、先生の情熱やお人柄、毎回のサプライズ、楽しみながら身につく料理の腕と食の知識、コーディネートのセンス、そして、和気あいあいとしたレッスンで出会える人の輪が大きな魅力のようです。

生徒さんにとって西川さんは、単なるお料理やテーブルコーディネートの「先生」ではなく、知らない食の世界を広げてくれる素敵なナビゲーターでもありそうです。
毎回新しい知識に出会える素敵なレッスンには、長年皆さんに愛され続ける理由がたくさんつまっていました。

次週は、西川さんがお教室をはじめたきっかけやお教室のコンセプトなどを伺ったインタビュー前半をお届けします。どうぞお楽しみに!

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室を開いたきっかけは?
「テーブルサロン」は食卓を囲んでサロンのように少人数で楽しんで頂く空間を創りたいという憧れから、
「コマネット」は生駒からネットワークが広がればという思いです。
昔、ある生徒さんに話したら、外国の女性の名前だと思っていたのでショック!言われました(笑)
それ以来、生徒さんには秘密です。わかったときは、インターネットなんてこの世に全くなかったときにネットって言葉を使ったのよ、と自画自賛します。

サロン/教室の特徴、コンセプトは?
自宅に招いた夫の会社の方や知人達に教えて欲しいといわれたことです。
自分もおもてなしが大好きなので自分が行ってみたい教室を作りたいと思いました。

サロン/教室の特徴、コンセプトは?
正直に申し上げて、レストランにたとえれば、シェフのおまかせコースしかないお店です。
よく、何料理ですか?と聞かれるのですが、私のレッスンは毎回タイトルがついています。
お料理はもちろんですが、学んできた食文化も取り混ぜてテーマを決めます。
生徒さんは予告なしで今月は何かな?と、逆にそれを楽しみに来て頂いています。
愉しんでいるうちにお料理上手になっていきます。

どんな生徒さんが多いですか?
20代~70代まで幅広く、職業もさまざまで教室での交流も楽しんで頂いています。
なぜか気さくな方ばかり、集まってこられることは幸運だと思っています。

レッスン情報
☆お酒もお出ししてゆっくり食文化も楽しんで頂くクラス 6000円
☆平日のお昼にお茶まで楽しんで頂くマダムクラス 4000円
定員は6名です。

サロン/教室を主宰してよかったことは?
多くの素晴らしい生徒さんと出会えたことです。

初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
直接お電話かホームページのお問い合わせメールからでもお申込み頂けます。
ご持参頂くものはレッスン料だけです。(エプロン、筆記用具、タオル 全てご準備しております



インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司



プロフィール

西川陽子 さん

西川 陽子 さん
『テーブルサロン コマネット』主宰

サロンは今年23周年を迎えます。

女子栄養大学 通信部 専門料理課程、治療食課程修了
若羽調理師専門学校 日本料理専科卒業

取得資格:
調理師、フードコーディネーター、「栄養と料理」生涯学習インストラクター 日本茶アドバザー 
シニアビアテイスター
家庭料理検定2級
食育インストラクター 薬膳アドバイザ―
色彩検定3級

サロン情報

「テーブルサロン コマネット」

家庭でのおしゃれなお料理、テーブルコーディネート、お菓子、ワイン、紅茶、日本茶、中国茶
あなたもおうちでパーティーを開きたくなります。
きっとお料理上手とほめられる女性になります。多くの生徒さんに愛されて23周年を迎える老舗サロンです。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、中華、薬膳、韓国、エスニック、健康食、和菓子、日本酒、ワイン、おもてなし、紅茶、コーヒー、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

所在地:

奈良県生駒市西旭ヶ丘

ホームページ、ブログ:

http://www3.kcn.ne.jp/~komanet/salon.html

レッスン情報:

☆休日コース:11時~
お料理、お菓子、アルコール、各種お茶のレッスン
材料費込み 1回6000円 
☆平日コース:11時~
お料理、デザート、お茶のレッスン
<完全予約制>


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レシピ

ムール貝の白ワイン蒸し
ムール貝の白ワイン蒸し

材料
材料 6人分
・冷凍ムール貝1kg(煮汁 300cc)
・玉葱のみじん切り 1/2個
・セロリのみじん切り 80g
・バター 20g
・白ワイン 300cc

作り方
  1. ムール貝は冷蔵庫で自然解凍し、煮汁は目の細かいペーパーでこしておく。
  2. 鍋にバターを溶かし、玉葱とセロリを軽く炒め、白ワインを注ぎ、ふたをしないでしばらく煮立てて、軽くアルコールを飛ばす。
  3. 1の煮汁を2に加えて煮立てる。ムール貝を入れてふたをして貝が全体に温まったら、鍋ごとテーブルに出し、飾りにセロリを散らす。