おもてなしをトータルで学べる料理教室

池田麻里子さん

池田麻里子さん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、兵庫県西宮市で約3年前からおもてなし料理教室『marron du pain』を主宰する池田麻里子さん。身近な食材でできる簡単で豪華なおもてなし料理と素敵なテーブルコーディネートを学べるレッスンは、あっと言う間に評判が広がり満席が続きます。キャンセル待ちが後を絶たない人気のレッスンにお邪魔し、その模様とインタビューを4回にわたりご紹介。
第1回目は教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2011/10/3(月)

コンセプトのある空間で快適レッスン

教室風景
センスの良い広々空間。窓から見える緑にほっと癒されます

大阪と神戸のほぼ中間に位置する西宮市・苦楽園にあるおもてなし料理教室『marron du pain』。ここは、関西では「憧れの街・住みたい街」として人気の高い地域。静かな住宅街の一角にあるお教室にお邪魔すると、柔らかな笑顔の池田さんがお出迎えしてくださいました。

レッスンが行われるリビングダイニングに一歩入ると、そこは広々としたシックな空間。壁一面の窓の向こうに広がる芝生のお庭には、なんと池田さんのご主人様お手製のピザ窯が!いま小学生のお嬢様のためのブランコや鉄棒もあり、素敵なライフスタイルが伺えます。

教室見取り図


奥に広がるキッチン&ダイニングスペースも、同じテイストでほっと落ち着ける広々空間。
調理台は6,7人の生徒さんが囲んで調理ができ、周囲も充分にすれ違えるスペースがあり、レッスンが快適に行われそう。

テーブルには今日のテーマ「ほっこり和食のおもてなし」に合わせた、素敵な和のコーディネートがなされていました。


一貫した雰囲気でおもてなし

2ヶ月に1回をワンクールとしメニューが変わる『marron du pain』。和洋中はもちろん、アジアン、エスニックやパンなど、カテゴリーを越えたおもてなし料理レッスンを展開している中、お伺いしたとき(9月)のテーマは”秋の和食”。

メニューに合わせガラっと変わるというテーブルコーディネートはもちろん、玄関のしつらえをはじめ、一歩入った瞬間から全て一貫した雰囲気に包まれています。

教室風景
室内全てレッスンテーマに合わせたしつらえでお出迎え。素敵なおもてなしです


レッスン開始時間が近づき、生徒さんが続々といらっしゃいました。エプロンをつけて全員が揃うのを待ちます。

実は、取材でお伺いしたのは台風15号が上陸し関西も強風と強い雨に見舞われた日。ご参加の生徒さんは7名の予定でしたが、急きょ5名さまでの開催です。

「あったらいいな」を実現したレッスン

全員が揃うと、手を洗って調理台へ集合です。今回のメニューは、「れんこんの雪花菜和え」「塩きのこで白和え」「かぼちゃのほうじ茶煮」「サトイモコロッケ」「簡単!さんまの甘露煮」「秋の沢煮椀」「具だくさん♪ひじきの炊き込みご飯」「いちじく寒天」。秋の味覚たっぷりの8品です。

「今日のレッスンも楽しみです!いつも、身近な材料を使った、ちょっとひとひねりアイデアがあるおもてなし料理をたくさん教えてもらえるんです。それに、盛り付けがとってもきれいなんですよ」
と、生徒さんが教えてくださいました。

教室風景
まずはテーブルコーディネートの撮影を。皆さん真剣な表情です


『marron du pain』では、しっかり覚えていただきたい、という思いから実習形式です。でも食材の下準備は全て用意済みなので、面倒な野菜切りなどはありません。

「生徒さんは主婦の方がほとんどでお忙しい方も多いですから、そういった下準備はこちらでやっておき、行程や味付けをしっかりお伝えしています。試食後の洗い物もありません」

日々食事作りをする主婦の生徒さんの立場に立って、「こんなレッスンに通いたい」と思ってもらえる内容をご提供していきたいという池田さん。ご自分もこれまで様々なレッスンを受け学ぶ中で思った、「”あったらいいな”を実現させていきたい」とも。こんな見えない努力も、リピーターや参加希望者が絶えない理由のようです。


記憶に残るレシピ

「それでは始めますね。まずはさんまの甘露煮です。今日は圧力なべを使って骨まで食べられる作り方です。ワンカップ梅酒を使いますね」

「ワンカップ梅酒ですか~!?」

「はい、梅が2個入っているものを使って、足りない分はお酒を足してください。これだと、お酒を飲まない方も手に入れやすいし残さず使えますので・・」

「えーおもしろい!」
「なるほど~」

と、興味津々の生徒さん達。レシピを拝見すると、例えばサトイモコロッケは真ん中にサワークリームを入れて球形にするなど、他のメニューもちょっと意外な作り方や食材の組み合わせやがあったりして、小さなサプライズがたくさん。記憶に残るレシピばかりです。

教室風景
早速帰りに食材を購入し、その日の夕食に作る生徒さんも多数。「家でも何度も作ります」


「では次にひじきの炊き込みご飯です。あごだしを使うとおいしくできるんですよ。私は”焼きあご”が入っている、茅乃舎さんのだしを気に入って使っています。こうして袋を破って使うといいですよ」

「おいしそう!すごくいい香りですね」
「そうやって使うんですね~」

早速写真を撮ったり、メモをする生徒さん達。本物志向の方から人気の高い茅乃舎さんの商品など、先生のお墨付きの食材や調味料情報を得られるのもレッスンのお楽しみです。

一品一品に新たな発見があるレッスンは、和気あいあいと楽しそう。細かなポイントや、本来難しい工程を簡単にする秘訣などを丁寧に説明しながら、サクサクと調理が進んでいきます。


次回は、お教室の魅力が伝わるレッスン後半のレポートです。どうぞお楽しみに。



インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司

プロフィール

池田麻里子さん

池田 麻里子さん

『marron du pain』主宰

JHBS 講師免許取得
リスタ 料理研究家コース卒業
ハーブクッキングアドバイザー
TALK テーブルコーディネート資格取得
鬼頭郁子氏に師事 
 「花・芸術文化協会テーブルコーディネート認定教室」

2008年より自宅にておもてなし料理教室をスタート
現在、自宅以外に
JR大阪三越伊勢丹にてクッキングクラス担当




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商品

サトイモのコロッケ

sugiyama_beef.jpg
材料

サトイモ  250g
ベーコン  2枚
玉ねぎ   1/8個
サワークリーム お好み
マヨネーズ 大さじ1
長芋  約3cm
パン粉 適量
塩・コショウ 適量

(飾り)赤の柚子胡椒、緑の柚子胡椒)

作り方
  • サトイモは電子レンジで6分ほど加熱し皮をむき、つぶす
  • ベーコンは細切りにして、油が出るまでよく炒める。みじん切りにした玉ねぎを加え、さらに炒める
  • つぶしたサトイモに2を混ぜ合わせ、しっかりめに塩コショウをふる
  • 真ん中にサワークリームを包み丸く整え、すりおろした長芋にくぐらせてパン粉をつける
  • 180度できつね色になるまで揚げる

    (仕上げ) 緑の柚子胡椒に赤の柚子胡椒を重ねる