培った知識を、今度はアウトプット

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佐藤 桂子さん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、東京都港区、麻布十番のご自宅で『佐藤桂子クッキングサロン』を主宰する佐藤桂子さん。フランス、イタリア、アメリカ料理を中心に、旬の食材を使った簡単で華やか、でも家庭で気軽に作れるおもてなし料理を教えていらっしゃいます。レッスンは、豊富な海外生活経験から生まれるセンスやしっかり培った料理の技術をくつろぎの空間で学べると大好評。今回はレッスン後に伺ったインタビュー前半をお届けします。

掲載日:2011/1/24(月)

 
 

『佐藤桂子クッキングサロン』について

――お疲れさまでした!皆さん見事に完成されましたね。いろいろ伺いたいのですが、まずは、『佐藤桂子クッキングサロン』のレッスン内容について教えて下さい。

佐藤さん 今日は飾り巻き寿司講座でしたが、他におもてなし料理、お菓子、天然酵母パン講座もあります。

ジャンルはフレンチ、イタリアン、メキシコ、ラテンアメリカ、タパス、インド、アジアンなど・・ご家庭で手軽に作れて、レストランで出てくるようなお料理をご提案しています。華やかに見えて、でも必ず家で再現しやすいものを心がけています。

レッスン開催は、平日は火、木、金曜日の11時~14時、土曜日は14時~17時で、1回の定員は4~8名です。

今日のようにお子さんをお持ちのママさんのグループレッスンや、体験講座もお受けしています。


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――幅広いお料理が学べるんですね。どんな生徒さんがいらっしゃいますか?

佐藤さん 平日はお子さんをお持ちのママさん、土曜日はOLさんが多いですね。年齢層は様々です。

――皆さんがいらっしゃるきっかけは?

佐藤さん ご紹介や口コミ、あとホームページをご覧下さった方が多いです。

――佐藤さんのホームページは充実していますよね、ブログも素敵です。

佐藤さん ホームページは自分で作って更新しています・・。

――それはすごいですね!こまめな情報発信や更新は大切ですよね。

 

意外なきっかけ

――そんなに幅広いジャンルを教えていらっしゃって、やはり元々お料理好きでした?

佐藤さん いえ、実はそんなに料理は好きじゃなかったんです。

――えーっ。ではどうして『佐藤桂子クッキングサロン』をオープンするまでに?

佐藤さん  (笑)。OL時代に日系アメリカ人の主人に出会い、結婚後NY(ニューヨーク)に行ったんです。彼の仕事の都合で、NY、日本、NY・・と行き来をしていたのですが、NYにいてもやることがなくて・・。

何か自分の・・自分ならではの仕事をしたいな、という思いがありました。

――そうでしたか。

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佐藤さん そんな中NYで、いろいろ調べた中である料理人さんに憧れて、レッスンを受けたんです。その方がとっても素敵で!

お料理だけでなく、インテリアやカトラリーなど、ヨーロピアンで優雅で・・まさにセレブという感じでしたが、とにかく全部素晴らしくて。その方の生き方にもとても影響を受けたんです。
それで食に興味を持ちまして。

―― きっかけになる方がいらっしゃったんですね。

佐藤さん その後日本に帰ることが決まったのですが、料理を基礎から勉強したい、と思い料理の学校を調べんたんです。そして、東京のコルドンブルーで学ぼう、と決めて帰国後入学しました。

フランス料理、パティシエ、パン・・とやりきりました(笑)。

―― 素晴らしい情熱です!

佐藤さん フランスにも留学しましたが、まだまだ足りないな~と。

そこで、足りない和食、エスニックも勉強しました。ありとあらゆることを学びましたが・・食べることが大好きだったからできたのかもしれません(笑)。 

 

今度はアウトプット!

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佐藤さん 一通りいろいろ勉強したあと、このあとどうしよう?とふと考えたんです。

よし、今後はアウトプットしていこう!と思ったのですが・・まず「レストランを開く?」と考えましたが、それはちょっと難しい。「じゃあ他には?」と考えた時、「そうだ、自宅で料理教室をしよう!」って思ったんです。

―― そう思ってからどれくらいでオープンを?

佐藤さん そうですね・・そう思ってから1~2カ月ですね。

―― それは早いですね。

佐藤さん 教室を開くことを通して、人とのコミュニケーションも持ちたいと思ったんです。

6年前に始めたのですが、最初は6人でスタートでした。

 

継続を悩んだことも

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―― 思ってからすぐレッスンを開催されたわけですが、ご家族のご理解は?

佐藤さん それは全く問題なくて。主人も応援してくれました。

でも・・実は私はそんなにフットワークが軽くないので、時間配分など工夫が必要だな・・と痛感しました。

―― 例えば?

佐藤さん
 私は今小さな子供がいますので、子育ても大切なことです。なかなかその両立が難しくて悩んだことがありました。
例えばレッスンの時、子供が病気になってしまうなど・・

そんな時は、もうやめたほうがいいかな、やめようかな、って思いました。

 

家族の協力

―― お気持ちわかります。続けてこられた理由は・・?

佐藤さん 主人の応援ですね・・。頑張ってみたら、と背中を押してくれました。

―― ご家族の応援と協力があっての自宅料理サロンなんですね。

佐藤さん 土曜日のレッスンの時も、主人が子供の面倒を見てくれて協力してくれているんです。

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―― 素敵な関係ですね!きっと奥様がやりがいを持って輝いていらっしゃることがご主人さまにとってもシアワセなのかもしれません。



意外にも元々料理好きではなかったと語る佐藤さん。でもきっかけがありその後料理の勉強を極めるに至った情熱は、やはり食が好きだったからこそ。ご家族の協力も心強そうです。

次回は、わかりやすい!と好評な、レッスンの工夫やこれからの夢など、インタビューの続きをお届けします。

 

次回へつづく
 

 


インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=菊池友理
 

 

プロフィール

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佐藤 桂子さん

料理研究家
佐藤桂子クッキングサロン主宰

OL生活を経て、大好きなフランス料理の勉強をするためにル・コルドン・ブルー東京校にて料理などを学び、お料理、お菓子のグランドディプロマ修了。
その他、ル・コルドン・ブルーパリ校、ル・ノートル パリ校、短期研修を重ねる。その後、都内のクッキングスクール講師、外食業界のメニュー開発、食品会社、料理学校のレシピ制作、アメリカNYと日本で料理教室開催、また海外ではおすしをはじめとする日本料理の指導に携わる。
現在、麻布十番の自宅サロンで料理教室を主宰する。海外生活や旅行を通し、食卓と料理でくつろぎの空間を演出する。

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レシピ

豆乳カステラ

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材料(16cmの四方型1個分)

たまご…3個
強力粉…110g
三温糖…90g(メレンゲ用)
三温糖…50g(卵黄用)
はちみつ…大さじ1+1/2
豆乳…50cc
みりん…60cc
菜種油…大さじ2
三温糖…適量
 

作り方
  • みりんは半分の量になるまで煮切る。はちみつ、豆乳、みりんと菜種油は合わせておく。
  • 卵は卵白と卵黄にわける。ボールに卵白を入れて、三温糖を加えてメレンゲをつくる。
  • 別のボールに卵黄と三温糖を入れ、よく混ぜ合わせ、②の卵白メレンゲをくわえて混ぜる。
  • ③へ①、ふるいにかけた強力粉を加え、さっくりとあわせる。
  • 型の底へ三温糖を散らし、上に④の生地を流し込み、表面をならす。
  • 160℃に温めたオーブンで30分~40分焼く。竹串を刺して何もついてこなければ、焼き上がり。網にのせ、網ごとビニール袋に入れ、粗熱が取れるまで冷蔵庫で冷やす。