夢はきっと叶う

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杉田 久子(すぎた ひさこ)さん

インタビュー 連載第4回

今月のサロネーゼは、浜松で『クッキングスタジオ チャコ』を主宰する杉田久子さん。ガス会社の料理教室に長年携わった後ご自身の料理サロンを立ち上げ、早14年。メニューが毎月変わる料理講座のほか、ケーキ・パン講座も定期開催していらっしゃいます。最終回の今回は「毎月通うのがとても楽しみ」と、生徒さんに熱烈に支持されている杉田さんに伺った、レッスン後のインタビューの続きをお伝えします。

掲載日: 2010/11/29(月)

長年継続している秘訣

sugita4-6.jpg――14年も続いている秘訣はなんでしょう?

杉田さん それはもう生徒の皆さんのおかげです。通ってくださる方がいるからこそ、です。

あえて言うとすれば・・実際に家庭で作りやすいお料理をお伝えしていることでしょうか。

例えば、レッスンで生クリームを使うとします。1パック買ってもちょっとしか使わない場合、普段お家で生クリームを使用しない方はいつまでも冷蔵庫に残ることになりますよね。それだと不経済になってしまうので、他のメニューでも使って、1パック使いきれるようなレシピにするんです。
全部の食材を、そんなふうに、なるべく使いきれるように組み合わせて考えています。

――それは嬉しい心配りです。

杉田さん あとは・・生徒さんが楽しみながらレッスンできるような雰囲気作りや動線を考えていますね。

そして、健康であること!
レッスンは休んではいけないので、健康であることは継続のために何よりも大切だと思います。

――レッスンを通じてお伝えしたいことは?

杉田さん 健康を支える食生活の大切さや、安心できる食材選びについてもお伝えして、食育に貢献したいと思っています。
食材を大切にして環境のことも考える、エコクッキングも伝えたいですね。

あと、特に若い世代の方々には料理の楽しさや食材選びについてはもちろん、それ以外もいろいろなことを伝えていきたいです。「料理が好きになった」と言ってくれる人が増えてくれると嬉しいな、と思います。

レッスンを支える道具たち

sugita4-8.jpg――料理サロンを運営される中で思い出の品や愛用の道具がありますか?

杉田さん もうずいぶん前になりますが、料理コンテストで受賞したときの賞品としていただいたこの鍋は思い出の品です。入賞したかったので本当に嬉しかったですし、使いやすくていい鍋なんです。昔の型でもう修理部品がないみたいなので、大切に使っています。

あと、ガス台のコンロで18分でご飯が炊けるこの炊飯鍋と、小さなスパチュラは欠かせない愛用品。炊飯鍋は、あっという間においしいご飯が炊けて生徒さんにも好評です。

スパチュラは、ボウルや鍋のすみ、瓶の中身をきれいに取る時など、とっても便利です。

――レッスンで使う道具やお皿などはどうされていますか?

杉田さん うちはお料理・ケーキ・パンの講座があるので、道具が多くて大変なのですが(笑)、使いやすくて丈夫なものを選ぶようにしています。

器は、値段で選ぶというより、気に入ったものを買うようにしています。そうすると大事にしますし。

――でも物があふれているわけではなく、すっきりしています。収納のコツは?

杉田さん いえいえ、あちこちに詰め込んであるだけですが・・食器だから食器棚でなければならない、ということはないので、いろいろな棚に工夫して入れています。

レッスンのある日のタイムスケジュール

sugita4--3.jpg――とてもお忙しそうですが、レッスンがある日のスケジュールを教えてください。

昼と夜のレッスンがある日のスケジュールはだいたいこんな感じです。

6:00   起床、お風呂、朝食、家族の見送り
9:00   レッスンの準備開始
10:30 レッスンスタート
13:30 レッスン終了、片づけ
           食事、外部の仕事、家の用事など
           夜のレッスンの準備
19:00 レッスンスタート
21:30 レッスン終了、片付け
22:30 帰宅、メールチェックなど
0:00   就寝

目標を立て、実践を

sugita4-4.jpg――これから料理サロンを開きたい人へ、アドバイスがありましたらお願いします。

杉田さん もしやってみたい、と思うのならぜひ挑戦してみたほうが良いと思います。夢は持ち続けて、日頃の生活を目標を持って頑張っていればきっと叶います。


例えば、小さいお子さんがいて「今すぐは無理だけど、いつかやりたい」と思った場合、「子供が○才になったらできるだろう?そのとき自分は○才。そのためにどんな準備をしていけば良いだろう?」と考え、「○才までに○○をして、次に○○才までに○○をする」と段階的に目標を立てて挑戦していくんです。

私はそうして叶えてきました。
私の教室は全国料理学校協会に加盟しているので、料理教室の教員の資格や食育インストラクターの資格も取得できます。ですから、ご自宅でサロンを開きたいと思う方がまず一歩踏み出せるよう、お手伝いできると思うんですよ。

――具体的で小刻みな目標を設定し夢に一歩一歩近づいていくのですね。素晴らしいです。これから叶えたいと思っている夢はありますか?

杉田さん
 まだまだ、もっともっと、いろいろなことを勉強し続けたいですね。

今静岡の専門学校で「食べて痩せて美肌作り」をテーマにした講座をやっていますが、これがとても楽しいんです。
この分野のことももっと勉強して伝えていきたいです。

キッチンは「自分の顔」

sugita4-5.jpg――キッチンにもとても思い入れがあるかと思いますが、杉田さんにとってキッチンとは?

杉田さん 一言で言うと・・「一番大事なところ」ですね。料理を通じて命を生み出していく場所。そして、自分の顔でもある場所です。

ですから、毎日終わりには「今日もありがとうございました」という気持ちを込めてきれいに磨き、いつもどこから見られても大丈夫なようにしておきたい、と思います。

――なるほど・・自分の顔と同じとは納得です。
今日は本当にありがとうございました!


杉田さん こちらこそありがとうございました!

(おわり)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき

写真=菊池友理

前回インタビューはこちらから

プロフィール

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杉田 久子さん

料理研究家/栄養士/食育インストラクター/料理教室「クッキングスタジオ チャコ」主宰

・ SBS学苑提携料理教室「男のチャレンジクッキング」講師
・ 静岡服飾美容専門学校非常勤講師
・ ウィズガス「全国親子クッキングコンテスト」東三河大会審査委員
・ 浜松市公民館「男の料理」
・ アイミティ浜松「食育クッキング」講師
・ 浜松シルバー人材センター「離乳食」「介護食」講座講師
・ 浜松FM放送「Brush of Life」にて料理・ケーキレシピを紹介
・ 愛知県「お菓子の城」に超大型シュガークラフト「眠れる森の美女」を出品

【過去実績】
・ 中部ガス株式会社 豊橋・浜松「サーラ料理教室」講師
・ 名古屋栄中日文化センター料理教室講師
・ 東海福祉専門学校非常勤講師
・ フランス・パリのル・コルドンブルにて製菓研修
・ スイスのリッチモント製菓学校にて製菓研修
・ 静岡県主催「椎茸料理コンクール」ケーキ部門にて優良賞を受賞
・ 遠鉄百貨店友の会冊子にケーキレシピ掲載
・ 浜松フリーマガジン「ウィーラ」に恋めしレシピ掲載
・ サッポロワイン「サンタ・リタ」赤白ワインに合う料理レシピカード採用

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クッキングスタジオ チャコ

・ 全国料理学校協会認定校
・ NPO食育インストラクター協会推進校
・ 遠鉄百貨店友の会提携料理教室
・ 教室内容
  ルンルンクッキング教室/和・洋・中・エスニック料理
  ケーキ・パン教室
  プライベートレッスン教室
  季節イベント教室
  食育教室
  フルーツカッティング教室
  企業向けメニュー提案・料理撮影

HP

レシピ

れんこんとしめじの山椒風味

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材料

れんこん・・・150g
しめじ・・・60g
実山椒・・・小1/2
サラダ油・・・適量
酒・・・大1/2
醤油・・・大1
みりん・・・大1/2

作り方
  • れんこんは、皮をむいて薄い輪切りにし、水にさらして灰汁抜きをし、水気を切っておきます。
  • しめじは、石づきを取って、食べやすい大きさに分けておきます。
  • 鍋にサラダ油を熱し、れんこんとしめじをさっと炒め、酒、醤油、みりん、実山椒を加え、炒め合わせます。

レシピ

海老芋まんじゅう

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材料

海老芋・・・200g
塩・・・少々
牛乳・・・20ml

【A】
むき海老・・・70g
生椎茸・・・1個
玉葱・・・20g
生姜・・・少々
塩・・・ひとつまみ
酒・・・小2
片栗粉・・・小2

【B】
だし汁・・・400ml
塩・・・少々
砂糖・・・小1
酒・・・小2
醤油・・・小1
片栗粉・・・小2
人参・・・20g
舞茸・・・40g
三つ葉・・・4本

作り方
  • 海老芋は皮をむいて、鍋に入れ、米のとぎ汁を海老芋がかぶる位まで加えてから加熱し、軟らかく下茹でします。温かいうちにマッシャーで滑らかになるまでつぶし、塩、牛乳を加えてよく混ぜます。
  • (A)のむき海老は叩いて細かくし、生椎茸、玉葱はみじん切りにします。(A)の生姜をすりおろして加え、塩、酒、片栗粉を混ぜて、まんじゅうの餡を作ります。
  • ①を4等分し、1人分をラップに広げ、②の餡を包み、まんじゅうの形を整えます。
  • 鍋に湯を沸かし、③をラップごと入れ、約10分茹でます。
  • 人参は千切り、舞茸は手で裂き、三つ葉は1.5cm長さに切ります。
  • (B)を鍋に入れ、人参と舞茸を加え火にかけ、野菜に火が通ったら、片栗粉を同量の水で溶いたものを加えとろみを付けます。
  • ④を碗に盛り付け、⑥をかけ、三つ葉を散らします。