前日のレッスンから次の日のレッスンへ お料理のバトンタッチ

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三溝 清美(みつみぞ きよみ)さん

インタビュー 連載第2回

イタリア語で小さなキッチンという意味をもつ自宅料理教室『La Cucinetta(ラ・クチネッタ)』を主宰する三溝清美(みつみぞ きよみ)さんは、「愛情」と「ちょっとしたコツ」で料理を何倍も美味しくする楽しさを伝えています。第2回目は、400名以上の生徒さんをかかえる三溝さんのレッスンの人気の秘密をお届けします。

掲載日: 2009/11/5(木)

『La Cucinetta 』 9月のメニュー

11-2-1.JPG 1ヶ月クールでテーマを変えて、毎月異なった多国籍のおもてなし料理をコース仕立てで学べるのも三溝さんの教室の魅力です。取材に訪れた9月のテーマはフレンチ。彩りが華やかで、見ているだけで嬉しくなる、まさに女性同士が集まるホームパーティに取り入れたいメニューです。


~シャンパンにお薦め「軽めのフレンチ」~
◆塩豚のシュークルート風
◆秋なすと貝柱のタルタル
◆サーモンリエット
◆ミルクコーヒーのブランマンジェ~ブラックコーヒーのせ~

前月8月のメインメニューは『粉から作る本格カレー』でしたが、翌9月はがらりとフレンチにチェンジしました。生徒さんもこのように毎月変わるテーマと毎回のサプライズがとても楽しみだと話します。一体お料理のテーマは、どのようにひらめくのでしょう。「ふっとアイディアが降りてくる事があります。おそらく常に自分の気持ちをクリアにすることで出てくるのではないかと思っています。ですから、ストレスを溜めないようにすることが大事ですし、その時によって印象が変わらない、いつも同じ私でいたいのです。それに美味しいお料理もクリアな状態でないと出来ないのではないかと思います」三溝さんの前向きでポジティブな姿勢、お料理を作ることに真剣な様子が伺えます。

心のこもったおもてなし にぎやかで居心地のよい教室

11-2-2.JPG レッスンは週5日、午前と午後の1日2回開催されます。毎レッスンは6名で行われ、1ヶ月250名近く定員があるのにも関わらず、なかなか参加が出来ないと大人気のレッスンは、先生とキッチンを囲んで一緒につくるスタイル。タイミングよくお料理のポイントをレクチャーし、常に笑顔と会話が絶えないにぎやかな教室です。三溝さんのレッスンでは、初めてきた方でも、すぐに溶け込めるようなアットホームな暖かさを感じます。実際、生徒さんもこの教室を通じ友達が増えたと口を揃えるのもうなずけます。
そんな和気あいあいとした雰囲気を作り出す三溝さんは、生徒さんの緊張をほぐすことがとても上手。「人の良い所をたくさん口にするようにします。“この方はこんなに素敵なんですよ”、“こんなお仕事をされているんですよ”とさりげなく紹介するのです。ご自分からアピールはなかなかできないので、お互いに興味をもってもらうように、私も少しお手伝いできればと心がけています」生徒さんの緊張した気持ちをほぐせるように、三溝さん自身がいつも穏やかで緊張感無く迎えています。

IMG_7937.JPGまた、生徒さん同士のつながりを配慮する三溝さんのアイディアは他にもあります。例えば、今回のメニューである“サーモンのリエット”は、一晩寝かせると更に旨みが増すレシピ。「前日のレッスンで作ったものを本日の生徒さんが召し上がり、本日作ったものは明日のレッスンの生徒さんに召し上がって頂くのです。まさにお料理のバトンタッチ」こうすることで、実際に会っていない生徒さん同士でもつながりが生まれ、美味しくできるようにチームワークも良くなります。
そんな三溝さんの心のこもったおもてなしで生徒さんにとって居心地の良い空間が生まれるのです。

レッスンのある1日のスケジュール

11-2-3.JPGのサムネール画像6:00・・・起床
6:30・・・朝食準備・洗濯
7:00・・・朝食・送り出し
8:00・・・メールチェック・身支度
9:00・・・掃除・教室準備
11:00・・・午前レッスン開始
14:00・・・午前レッスン終了
14:30・・・午後レッスン開始
17:30・・・午後レッスン終了
18:00・・・掃除・夕食準備
19:00・・・夕食
20:00・・・入浴・家族との時間
21:00・・・息子就寝
22:00・・・メールチェック・ブログ更新・レシピ試作その他雑用
25:00・・・就寝


11-2-4.JPGのサムネール画像地元の福岡のTV番組に出演されるなど、既に自宅を飛び越えた活躍の場をもつ三溝さん。今後の夢を伺うと「持っているだけで心が幸せになる、ライフスタイルをトータルに提案できる本や、本当に美味しいと思うお料理のレシピがある本を作ることですね」とキラキラした笑顔でお話されました。こんな素敵な本が出版されれば、キャンセル待ちでレッスンに来られない方も楽しんでいただけそうです。


文・取材・写真 宮野 友紀子

プロフィール

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三溝 清美(みつみぞ きよみ)さん

料理教室 La Cucinetta 主宰

福岡県北九州市生まれ。夫、子供3人の5人家族。福岡市中央区の自宅にて料理教室を開催。料理や食への興味から大手料理教室でも講師経験を積む。生徒さんともっとゆっくり 食の時間を共有したいという思いから自宅教室をスタート。自宅料理教室を始めて2ヶ月でテレビ番組出演。半年後にレギュラー出演決定。1ヶ月毎に変わるメニューを1クラス6人の参加型形式で日曜日・祝日以外は毎日2回開催。現在は生徒数が300人を超え予約がとれないほどの人気料理教室に成長させる。テレビ、雑誌、イベント出演、企業へのレシピ提供などでも活躍中。
2001年 6月  大手料理教室講師勤務
             (ABCクッキングスタジオ)
2002年 8月  長男出産のため産休(11ヶ月)
2003年 7月  大手料理教室講師 復職
2004年 9月  自宅料理教室 La Cucinetta スタート
2004年11月  RKB「今日感テレビ」取材
            「私の生きる道」コーナー出演
2005年 1月  RKB「今日感テレビ・日曜版」おやつのじかん
            レギュラー出演開始(月1回)
2009年 1月  RKB「今日感テレビ」ゴハンのじかん
            レギュラー出演開始(隔週火曜日)
2009年 8月  商業施設「ViVi福岡」トークイベント出演
 

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La Cucinetta

所在地福岡市中央区小笹

「La Cucinetta」ブログ

 

レシピ

りんごとくるみのカマンベールポテトサラダ
2人分

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材料

じゃがいも・・・400g
りんご・・・1/2個
(レモン汁・・・小さじ1)
くるみ・・・40g
(170℃で5分間ロース)
カマンベールチーズ・・・100g


(A)
ヨーグルト・・・大さじ4
マヨネーズ・・・大さじ1
レモン汁・・・小さじ2
はちみつ・・・小さじ1
パプリカ・・・小さじ1/4
塩・・・小さじ1/4
ホワイトペッパー・・・適量

エクストラバージンオイル・・・大さじ1
パプリカ・・・適量
ホワイトペッパー・・・適量

作り方
  • じゃがいもは皮を剥いて一口大にカットし、水につけてアク抜きをする。水から茹で柔らかくなってきたらざるに上げお湯を切り、鍋に戻し、鍋をゆすりながらじゃがいもの水分を飛ばす。
  • (A)を混ぜ合わせエクストラバージンオイルを分離しないように混ぜ、カマンベールを1~2cm角にカットして混ぜ合わせる。
  • 2の中にじゃがいもを入れ冷えたらりんごを入れ混ぜ合わせる。
  • 器に盛り付け、くるみ、ホワイトペッパー、パプリカを散らす。

レシピ

栗のロールケーキ
2人分

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材料

卵・・・4個
マロンクリーム・・・80g
グラニュー糖・・・40g
無塩バター・・・20g
牛乳・・・20cc
薄力粉・・・60g


<フィリング>
生クリーム・・・200cc
マロンクリーム・・・50g
栗のシロップ煮・・・100g

<シロップ>
ラム酒・・・小さじ2
水・・・小さじ1
グラニュー糖・・・小さじ2

作り方
  • 無塩バターと牛乳を合わせておく。
  • ボウルに卵、マロンクリーム、グラニュー糖を入れてハンドミキサーでもったりするまで混ぜ合わせる。
  • 2の中に薄力粉をふるいながら入れ、切るように混ぜ合わせる。
  • 3の中に溶かしバターと牛乳を入れ混ぜ合わせたら天板に平らに流し入れ170℃のオーブンで10~12分焼く。(電気オーブンの場合は180℃)
  • 焼き上がったら乾燥しないようにキッチンペーパーを被せておく。
  • スポンジに3~5cm間隔に切れ目を入れシロップを しみ込ませフィリングを巻き込んで行く。
  • 半日~1日休めてカットする。