阿知和 りか(あちわ りか)さん 第3回
「食育クッキング」
阿知和 りか(あちわ りか)
【東京都世田谷区】
今月の「料理」のコーナーでご紹介するのは、「食育クッキング」を主宰されている阿知和りかさん。
阿知和さんは「子ども達が健康で豊かな心とからだをはぐくむこと」をコンセプトに、子ども達に料理を通して食育を教えていらっしゃいます。ご自身の子育てを通して子どもと一緒に料理をすることの楽しさや大切さを実感して教室を開かれた阿知和さん、レッスンでは子どもでも簡単に作れるように考えられた調理工程やメニューを用意されているので、どなたでも安心して通うことができます。
子どもの成長と笑顔を励みに精力的に活動されている阿知和さんを4週にわたってご紹介いたします。
8.教室を開いたきっかけをおしえてください
食品メーカーの研究所で10年間商品開発を行っていましたが、子どもの保育園が決まらず退職することになりました。
その時に日々子育てをする中で、子どもと一緒に料理をすることの楽しさや大切さを実感しました。
そこで、多くの子どもと親が気兼ねなくクッキングを楽しめる場所を提供したいと思い、親子と子どもの料理教室を開こうと決意しました。
子どもは3歳頃から料理に興味を持ち始めます。
子どもがキッチンに入りたがっても、「汚れてしまう」「時間がかかる」といった理由で、なかなか料理を教えてあげられない方々に食育クッキングに来ていただき、思いっきりクッキングを楽しんでもらいたいと思っています。
8.教室を開いたきっかけをおしえてください
食品メーカーの研究所で10年間商品開発を行っていましたが、子どもの保育園が決まらず退職することになりました。
その時に日々子育てをする中で、子どもと一緒に料理をすることの楽しさや大切さを実感しました。
そこで、多くの子どもと親が気兼ねなくクッキングを楽しめる場所を提供したいと思い、親子と子どもの料理教室を開こうと決意しました。
子どもは3歳頃から料理に興味を持ち始めます。
子どもがキッチンに入りたがっても、「汚れてしまう」「時間がかかる」といった理由で、なかなか料理を教えてあげられない方々に食育クッキングに来ていただき、思いっきりクッキングを楽しんでもらいたいと思っています。
9.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?
子ども達からのお手紙です。
学生の頃、アルバイトでスイミングのコーチをしていたことがあり、その時に教え子から初めてお手紙をもらったのがとっても嬉しくて、将来は子ども達と関われる仕事がしたいなと思っていました。
今は子ども料理教室の先生になり、生徒からお手紙をもらったときには、すごくうれしかったです。
料理教室運営は大変なこともあるのですが、子ども達からのお手紙は、苦労が一気に吹っ飛んでしまう、私の活力になっています。
10.教室運営の工夫があれば教えてください
子どもが主役の料理教室なので、材料や作り方、メニューを子ども向けに工夫しています。
例えば、野菜が苦手な子ども達のために、野菜克服メニューを良く作っています。
人参ケーキ、アボカドクッキー、小松菜のスムージー、トマトのパスタ等、子どもが苦手な野菜を食べられる工夫をレシピ盛り込んで、苦手な野菜を克服するお手伝いをしています。
また、子どもでも簡単に作れる調理工程は必須です。
例えばパン作りやうどん作りでは、子どもの力では手でしっかり捏ねるのは大変です。
そこで、材料の配合を独自に工夫することで、子どもの力でもうまく捏ねられて、かつ美味しい料理が完成するようにしています。
また、材料はできる限り地産地消のもの、有機のもの、無添加のものを選び、子どもが安心して食べられる食材を選定しています。
11.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)
子ども用の包丁
子ども用の包丁は子どもの小さな手でも持ちやすく計量で安全設計されています。
小さいからと言ってペティーナイフを子どもに使わせるのはNGです。
子どもの手では使いにくく怪我の原因となります。
子ども専用の包丁を買ってあげると、やる気アップにもつながりますよ。
生ごみ処理機
生ごみを高温で加熱し水分を飛ばすことで、乾燥した粉末になり、匂いも気にならず衛生的です。
さらに、これを家庭菜園している庭の土に混ぜることで、堆肥となります。
ゴミを再利用できて、地球環境にもやさしいので、毎日使用しています。
きび糖と岩塩
白砂糖に比べてきび砂糖はミネラルが豊富で、体への糖の吸収も穏やかです。
岩塩も、精製塩に比べてミネラルが豊富で、味に丸みと旨味があります。
料理の仕上げにミルで砕いてひとふりすると、味が引き立ち薄味でも満足できるので、減塩につながります。
お料理にもお菓子作りにもきび糖と岩塩を使用しています。