長尾喜代美(ながお きよみ)さん 第3回
「シュガークラフトスタジオ☆シュガーバフ」
長尾喜代美
【東京都豊島区】
今月の「暮らし、美」のコーナーでご紹介するのは、「シュガークラフトスタジオ☆シュガーバフ」を主宰する長尾喜代美さん。 おしゃべりしながら和気あいあいとした雰囲気の中で頑張って作る作品たちは、どれもかわいく心躍るようなものばかり!
作品と同じく細部にまでこだわった長尾さんのレッスンにはきめ細やかな心配りが感じられ、生徒さんからも大変ご好評いただいております。 シュガークラフトのテクニックを活かしたデコレーションでオリジナルなケーキやクッキーを作ってみませんか?
8.教室を開いたきっかけをおしえてください
2回目のイギリス~シュガークラフト留学をした後、シュガークラフト南アフリカ大会にデモンストレーターとして招待されたので、OLを辞めました。
シュガークラフトとの出会いは、身体を壊して新卒で入った会社を辞め、療養中にもともと好きなお菓子作りの雑誌を見ていたら、シュガークラフト(ハイヒールとバラ)が載っていて、完全に魅了されたのがはじまりです。イギリスに行けば習えるということだったので、学校を調べてもらって、いきなりイギリスに行きました。でも、当時はインターネットもなかったので、学校を探すのがとても大変!当時、留学コーディネーターをしていた姉と現地のコーディネーターさんに相当無理を言って探してもらいました。今思えば若かった!
9.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?
自分の考えを形にできることと、生徒さんたちとのふれあいです。
教室を始める前と後では生活は一変!常駐のアシスタントさんはいないので、お取引様との打ち合わせ、HPやブログのアップ、そして掃除に洗濯など、全部一人でこなすこととなり、常に時間に追われる日々が続いています。
教室(OL兼業時代を含めて)を始めたのが15年位前だったので、当時はいらっしゃる生徒さんとほぼ同世代の方が大半でしたが、今では生徒さんの年齢層も幅広くなり、北海道など遠方の方や、外国人の方も多くいらっしゃいますので、気を遣うことも多々あります。
しかし日々多くの生徒さんと接していて、みなさん本当に楽しそうに、時には適当に、時には真剣にシュガーをして、満足げに帰られるを見ると、本当にうれしいです。
一番うれしかったのが、「次のレッスンは何になさいますか?」と、60代の生徒さんに訊いたら、「なんでもいいですよ~こちらには遊びに来ているようなものだから!先生の良いと思うもので」とおっしゃってくださったことかな。
遊びに来てください!という感じですね☆
もちろんコンテスト入賞や、お教室開講を目指される方にはそれなりの厳しい指導もしていますよ。
10.教室運営の工夫があれば教えてください
すべてにおいてまめに!ということです。
またトレンドを無視しないことと、流行に乗り遅れないということも重要だと思います。先輩からも「流行っているものはとりあえずやること」というアドバイスいただきました。
私の場合、教室開設当初からおかげさまで好調な滑り出しで軌道に乗ることができたので、これからはもっと分析や見直しを行っていきたいと考えております。
11.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)
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回転台(イギリス製品)
この角度の変わる回転台は人生になくてはならないほどです。 -
0.1gはかり
日本を誇る、T社のものがお気に入りです。計量すると、バランスをつかみやすいです -
ステラ☆マリス ペースト
札幌のケーキ屋「ステラ☆マリス」さんのシュガーペーストは、モデリング制作に欠かせない逸品です