福岡 里紗(ふくおか りさ)さん 第3回
「Lachicラ・シ・ク」
福岡 里紗
【東京都目黒区】
今月の「暮らし・美」のコーナーでご紹介するのは、東京都内で花とアロマを通して、日々の暮らしを彩る愉しみ方を見つけるサロン「Lachicラ・シ・ク」を主宰する福岡理沙さん。
趣味で学びたい方からプロを目指す方まで、ご自分にあったコースでお花やアロマを活用するテクニックと、自分らしい美しさを表現するセンスが磨けます。
人気の高いお教室情報もまじえ4週に渡りご紹介します。
9.教室を開いたきっかけをおしえてください
もともとお花が好きでスクールに通ったりデザイナーの先生について習ったりしていました。
ゆくゆくはお花の教室を開けたら・・・と漠然と考えていたのですが、自分に自信がもてず、「いつかは」で終わってしまっていました。
40代後半に差し掛かった頃に会社を共同経営するようになったのですが、不規則な残業などで心身を病む社員が出てきて、何か助けになるものはないかと探しアロマに出会いました。
植物について深く学ぶうちに「植物や花は美しいだけではなく、心身を回復させる力がある。人間に愛でられるだけの存在ではない。」この気づきが大きく私を動かしました。
とはいえ、家族もいれば生活もあります。
教室を開くか仕事を続けるか、かなり悩みました。
そんな時期、マッサージを受け半分眠っているような状態の時に、ふと「ラシク」という教室名が頭に浮かびました。そして同じ日に、ある取材申し込みがあったことで「今がその時だ!」と心を決め、それから半年後に開校しました。
10.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?
小さな教室ですから、自分のアイデアをすぐに実行できます。
皆さんの興味のあること、楽しんで頂けることは何かを考えたり、リサーチしたりすることが楽しみですし、実際に喜ぶお顔を間近で見られることが、一番の喜びですね。
また、小さな教室の良さは、生徒さんとじっくりとお付き合いができることです。
私の教室では、コースを終わられた方でも気軽に遊びにきていただけるようなパーティを開いたり、一緒にイベントを行ったり、逆に生徒さんから誘っていただいて、一緒に出かけたりしています。
またそこから新たなご縁ができるなど、どんどん輪がひろがっていくのを実感しています。
11.教室運営の工夫があれば教えてください
まず自分が楽しくなくては、人は来てくれません。
レッスンで何かを作ったり、学ぶ以外にも、生徒さんと一に楽しんだり、共感できるもの、惹きつけるものをもてるよう、楽しみながら探究しています。
ブログなどで自分の考えやスタイルなどを発信していくことも大切です。
また、常に新陳代謝のよい状態であること。
定食があって、アラカルトがあるように、レッスンのカリキュラムやカテゴリーを一定期間ごとに見直すことや、新しいものを取り入れることなどを心掛けています。
生徒さんについても、「去る者は追わず、来る者大歓迎!」の精神でいます。
生徒さんの人数やタイプも時期によって変わりますが、一喜一憂せず、1人1人と大切に向き合うことを大切にしています。
12.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)
レッスンで使用するお花を切り分けて入れる、アンティークのガラスの水差し、アロマのレッスンで使用する、オリジナル精油などです。