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東京都練馬区で「薬膳料理サロンSalon de Maman」を主宰する谷口ももよ先生。
出産後、ご自身の体調不良を改善するために出会った薬膳で体調がみるみる良くなり、人生まで変わったことから日々の食事の大切さを痛感し、多くの方に伝えたいという思いで薬膳料理教室を開設。
いまでは全国から生徒さんが通うほか、薬膳に関する商品開発や講演、メディア出演など幅広くご活躍中です。
谷口先生の伝える薬膳料理は、体の中から健康と美を目指し、旬で身近な材料を使った、「簡単・キレイ・美味しい」ものばかり。家族にも喜んで食べてもらえる、と幅広い生徒さんから支持されています。
そんな人気薬膳料理家の谷口先生に、パルテノを使った、パーティーにもおすすめな簡単薬膳料理2品をご考案いただきました。
レッスンはいつも季節にそった薬膳講義からスタート。お伺いしたこの日は「初秋の養生」をテーマに、夏の疲れを癒し、秋に向けて五臓の整え方についてのお話です。
この時期、暑さで汗をかきすぎて失った潤いを癒す効能を期待できる食材としてヨーグルトがおすすめで、毎年必ずヨーグルトメニューを紹介しているそう。
意外にも、この時期の旬の食材を使った少し辛味があるエスニックなお料理がおすすめだそうで、忙しい人でもささっとできるおしゃれな薬膳パーティメニューが今回のお料理のテーマです。

まずは、先生からパルテノのご紹介です。
「水切りヨーグルトが一時話題になりましたが、自宅で作るのは大変ですよね。パルテノはすでにしっかり水切りされていて程よい固さのうえ、酸味が少ないのでお料理のアレンジがしやすいんです。お料理にちょっと添えるだけでポイントになりますし、何よりカロリーが低いのが魅力です。
今日は最後にスコーンもご紹介しますが、クロテッドクリームのかわりにパルテノを添えるとすごく美味しいですし、カロリーもオフ。発酵食でもありますし、東洋医学的にも、体に潤いを与える食材としてもとても良いです。
普通に食べるだけですと飽きてしまいますが、お料理に使えばいろいろアレンジできますよね。くるくるっと混ぜるだけでもソースになるので便利ですよ。今日はこのパルテノをお料理にどう使えばよいかもご紹介しますね」
先生ご自身もとっても気に入っているというパルテノ。ケーキなどちょっと甘いものを食べたくなったとき、ソースつきのパルテノをデザートがわりに食べてほっと一息つくこともあるそう。
続いて、季節の養生の講義とレシピの説明のあとは早速調理実習の開始です。
まず1品目は「たこのセビーチェ パルテノ添え」。
みじん切りにしたにんにくをオリーブオイルでいため、刺身用の薄くスライスしたたこを入れて塩とレモン汁でさっとからめたら取り出し、アンディーブにのせ、パセリのみじん切りと塩少々をまぜたパルテノをかけるという簡単でおしゃれなお料理です。
ヨーグルト独特の酸味が少ないパルテノは、合わせる素材の美味しさを引き立てるのも特徴。なめらかでクリーミーなのでシーフードとも相性ばっちり。
濃密でほどよい固さがあるので盛り付けても崩れにくく、さっと仕上げたい前菜にもぴったりです。真っ白なパルテノが加わると、簡単なお料理もパッと華やかになるのも嬉しいところ。最後にパプリカパウダーを振ると、一層美味しそうになりました。


東京都練馬区
主宰 谷口 ももよ 先生
家庭でできる、パルテノを使ったパーティーにもおすすめな簡単薬膳料理2品をご紹介いただきました。







そして2品目は、「マグロの漬けと香味野菜のパルテノ生春巻き」。
漬けにしたマグロを細長く切り、パルテノと香味野菜などを一緒に巻くだけ。巻く前に塩と、食欲をそそるごま油をかけるのがポイントです。
マグロの漬けとパルテノ、香味野菜がごま油の風味で一体化し、子どもから大人まで好む美味しさに。
こちらも、エスニックなイメージでテーブルが華やかになる、「簡単・キレイ・美味しい」お料理です。
「クリームチーズとサーモンという組み合わせはよくありますが、サーモンではなくマグロだとさっぱりといただけます。クリームチーズのかわりにパルテノを使うことでカロリーも低くなりますよ。味がついているのでそのまま召し上がれます」と先生。
一般的なヨーグルトや家庭で作る水切りヨーグルトだと、時間が経つと水分が出て春巻きの皮がべたついてしまいますが、パルテノはギリシャの伝統的な水きり製法で手間ひまかけて水切りされているので、野菜など水分を多く含むものと合わせても水っぽくなりにくいのも大きな魅力。
封を開けてそのまま使える手軽さは、お料理の幅を広げてくれますね。
試食のとき、生徒さん一人一個のパルテノのお味見をしていただきました。まずはその濃密さを体感いただこうと、先生がパルテノをすくったスプーンを逆さにすると・・落ちない!
生徒さんにも試していただくと、「CMで見たことがありますが、本当に落ちないですね!濃密なのになめらかで後味がさっぱりしているので驚きました。甘みを入れなくてもこのままでもとても美味しいです」「ヨーグルトは朝食やデザート、というイメージがありましたが、お料理に大活躍するのですね。いろいろ活用できそうでとても参考になりました!」と、新たな発見に驚かれたようです。
そしてお料理の感想は、「シーフードとパルテノが合いますね。トッピングにできたり生春巻きに使える濃密さに驚きました」「コクがあるけどさっぱりしていて、お料理にヨーグルト、いいですね。薬膳的にも良いことも勉強になりました」と、お料理に使いやすい濃密さや酸味の少なさ、合わせる食材を選ばない美味しさと使い勝手の良さに加え、潤いを与えてくれる食材としても活用したい、というお声が聞かれました。
スコーンなど、その他のメニューにもパルテノをたくさん使ったものをご紹介いただきました。
薬膳料理でも活躍する、濃密ギリシャヨーグルト「パルテノ」。
長い歴史を持つ発酵食品でもあり、体の中から健康と美を目指す方にこそ、お料理に愛用していただきたい美味しさと便利さです。


パルテノプレーン | 大さじ2 |
刺身用たこ | 100g |
ニンニク | 小さじ1(みじん切り) |
オリーブオイル | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
レモン汁 | 大さじ1 |
パセリ | 小さじ1(みじん切り) |
パプリカパウダー | 適量 |
- みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルでこんがりするまで炒め、そこに刺身用のたこを薄くスライスしたものを入れて塩とレモン汁でさっとからめたら、器に取り出しておく。
- 1のたこを楊枝に2.3枚さし、アンディ-ブの上にのせて、その上からパルテノにパセリと塩少々合わせたものと、さらにパプリカをかけて完成。

パルテノ | 小さじ4 |
マグロの柵 | 100g |
醤油 | 大さじ1 |
生春巻きの皮 | 4枚 |
サラダ菜 | 適量 |
香菜 | 適量 |
カイワレ大根 | 一つまみ |
万能ねぎ | 8本 |
塩 | 適量 |
ごま油 | 適量 |
- マグロを柵のまま醤油に10分少々つけておく。
- 1のまぐろを細長くきる。
- 生春巻きの皮にサラダ菜、パルテノ、マグロ、カイワレ大根、香菜、万能ねぎをおき、塩、ごま油をかけたら端からしっかり巻く。