「ヒルズ薬膳」　箕山育恵さん

海外の協会員さんも在籍中

――箕山先生の協会について教えてください。

はい、私が立ち上げた「日本国際薬膳協会」は、先にも話しましたが、“日本だけでなく全国に薬膳を広めていきたい”という思いで活動しており、今はその思いに共感してくださる協会員様が、全国で一緒に活動してくださっています。

――日本国外にも協会員様がいるのですか？

はい。実は以前上海で、駐在員の奥様に向けて薬膳を教えていたんです。

薬膳教室を海外でも開催

――上海で！

はい。上海にお友達がいて、その当時はお友達に誘われて上海に遊びに行ったんです。
その時に上海でも薬膳の料理教室をやりたいなと思って、SNSで募集をかけたんですね。
2泊3日で上海に行って、延べ60名の方にお教室に参加して頂くことができました。
実はこの時に出会った上海の方々が今後薬膳料理を続けていくにあたりサポートをしてあげられたらな、と思った事がきっかけで協会を立ち上げたんです。
その後オーストリアやインドにも行って、今では世界各地に協会員様がいらっしゃいます。

皆さんそれぞれの場所で頑張っています

今の仕事に“＋α”の学びとして

――世界各地に協会員様がいらっしゃるなんて、すごいです。どのような方が受講されるんですか？

薬膳に興味のある主婦の方などもたくさんいますが、他にもヨガの先生、中国茶の先生、鍼灸の先生などが受講されています。
自分のお仕事の＋αとして学んでくれる方が多いかなと思います。

学びの目的は人それぞれ

認定講座のフォローだけでなく、開業のフォローもしているんです。薬膳料理で使う食材が売っているところなども、隠すことなくお伝えしていますね。私の協会で仕入れて、生徒さんに買ってもらう…というような手法もできるとは思いますが、そのために金額に上乗せして利益を得るようなことはしたくなくて。惜しみなく情報を出して、全部教えちゃいます。生徒さんからは「先生お金とってください！」って言われちゃうんですけど(笑)。
その代わり、生徒さんがお土産をたくさん持ってきてくれるんですよ。
そういう関係がすごく好きです。

生徒さんとの信頼関係

常に生徒さんのことを思い協会運営をされている箕山先生。
そんな箕山先生の人柄もあって、一度入会された方は永く在籍されているのだとか！皆さんが心地よく学べているという証拠ですね。

そんな箕山先生、実は本も出版されています。
箕山先生が、自身の長年のレッスン、そして協会の活動を通じて沢山の方にお伝えしてきた「台湾薬膳のエッセンス」と、「中医学の基礎」をまとめた1冊。
レシピだけでなく、深い知識・文化や歴史、健康と美容など、様々な内容がつづられています。
「薬膳」に興味を持った方は、まずは本から第一歩を始めるのも有りかもしれません♪

箕山先生著書

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国内外にいる沢山の仲間との出会いと結びつきが、箕山先生の大切にしている部分であり、支えでもあるのだなと感じることが出来ました。次回はいよいよ最終回。どうぞお楽しみに。

ディレクション：株式会社COOK ART
インタビュー：太田 えり
撮影： 佐藤 幸一

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