教室と店、両方あるからできることに挑戦

「糀とわたし。」主宰 小林友紀さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、大阪市旭区で、糀を使ったお料理教室と糀料理専門店「糀とわたし。」を営む小林友紀さん。パン教室からスタートし、薬膳料理教室を運営していらっしゃいましたが、かねてより人気だった糀料理に特化した教室への変更と、店を出す夢とを一度に叶えて、2019年5月に名前も新たにオープン。糀や手作り食がもっと身近にもっと楽しくなると、早速注目を集めています。
今回は2019年6月にうかがったレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。最終回は、お教室の運営の工夫や込めている思いをうかがったインタビュー後半です。

掲載日:2019/8/26(月)

小林友紀さん

小林友紀さん

糀と関わることで広がる可能性


――「糀とわたし。」ユニークな教室名の由来は?

小林さん 2017年から教室で開催した糀を使った発酵調味料の講座が人気になり、発酵と薬膳を絡めて学べる教室とお店を開業したいと思うようになりました。
いろいろな名前を考えましたが、糀と私が関わることで様々な可能性のある料理教室・お店にしたいと思って名づけました。

――お教室とお店のコンセプトをひとことで伝えると?

小林さん 糀を使ってもっとシンプルに料理を愉しむことですかね。
料理を作るのがしんどい、面倒、と思うことがないように、糀調味料を活用してもっとキッチンに立つのが楽しくなってもらいたいです。

お店でもどのメニューにも糀調味料を使っています。また、翌日に響かないアテの選び方なども紹介しています(笑)。

小林友紀先生1

こだわりの食材を使い、丁寧に作る体にやさしいメニューはお店でも大人気。


――お店で使う食材にもとてもこだわっているようですね。

小林さん はい、豚肉は「芳寿豚」という、は日本SPF協会が行う厳しい認定試験に日本で唯一、過去23年連続合格している豚肉を使っています。低温調理したハムはお店の人気メニューで、食べていただくと違いがわかると思います!
お酒も、私がこれまで飲んだ中で美味しいもの、生産者さんに賛同するものを厳選して仕入れています。

小麦を使わないグラタン、本場四川省の花椒を使った香りのよい麻婆豆腐も人気です。
そのほか、酒粕や味噌、ヨーグルト、チーズなど発酵食を使ったお料理とおいしいお酒を禁煙の空間で楽しんでいただけます。

――わざわざ行きたい!と思う、こだわりメニューがいっぱいですね。

想像力がふくらむレッスン


――お教室はどんな生徒さんが多いですか?

小林さん 発酵食に興味がある人や健康志向な方が多いです。 妊活中の方や妊婦さんもいらっしゃいます。やはり子どもにきちんとしたものを食べさせたいお母さんが増えているのだと思います。

――レッスンはどんな工夫をしていらっしゃいますか?

小林さん 生徒さんにはなるべく想像力をつけてほしいので、味見をしてもらったり、感触を確かめてもらったり、レシピだけに頼らないで五感を活かして料理してもらうように心掛けています。

プロの味を家庭で再現できるように身近な食材と使うこととわかりやすい説明、そして、忙しい方が多いので、1時間半で4~5品できるレッスン構成にしています。

小林友紀先生2

なるべく五感で感じてもらい、プロのコツをおうちで再現できるように丁寧に伝えます。


――お教室とお店、そしてご家庭との両立は大変ではないですか?

小林さん いえ、ぐっすり眠れて良いですよ(笑)。下の娘が中1になり、娘たちの手が離れたことが店と教室をオープンするきっかけでしたが、家族も協力してくれています。

――お母さんがいきいきと働き、夢を叶える姿を見せるのが一番の教育かもしれないですね。

教室主宰者にとって大切なこと


――長年お教室を継続してきて、改めて教室を主宰するにはどのようなことが大切だと思いますか?

小林さん 先生のキャラといいますか、人をひきつける人柄だと思います。遠くからでも習いに行きたい!と思ってもらえるファン作りが必要だと思います。

また、どこにでもある内容ではなく、どこにもない内容でレッスンを作らないといけないと思っています。

――確かにそうですね。「誰から学ぶか」「どう学ぶか」はとても大切ですし、「ここでしか学べないもの」があるから参加してくださるのだと思います。
これまで集客はどのようにされてきたのでしょう。


小林さん 天然酵母のパン教室のころからずっとブログを続けています。ブログの影響力は大きくて、それを見てたくさんお申込みがありました。
今は、LINE@を使っています。教室の情報を送信したり、予約もそこからしていただいたり。私の強みは返信が早いところ。素早く対応できて便利です。

「糀とわたし。」のホームページは、独学で自分で作りました。スマホにも対応しています。
こうしたネット活用の知識も、教室運営には必要だと思います。

小林友紀先生3

「教室とお店、両方あるからこそできることに挑戦。糀をもっと身近に感じる提案をしていきたい」


――そうですね。自ら情報を発信して知ってもらうことが大切だと思います。
最後に、これからの夢を教えてください。


小林さん 教室やお店を通じて、もっと糀を身近に感じてもらえる料理の提案や、よい食材や生産者さんに貢献できる活動をしていきたいです。お店もありますので、教室だけではできなかったことにも挑戦したいです。そして、いつかお店のレシピ本も出したいです!

――小林さんならではのご活動の広がり、これからも楽しみです。今日はありがとうございました!

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気さくで明るい笑顔の小林さん。そんな小林さんにひかれて「発酵食や薬膳を習ってみたい」という生徒さんがあとを絶ちません。
肩肘はらず、楽しみながら毎日の食事を体にやさしいものに変えていく。そんな学びがたくさんあるレッスンと、こだわりのお料理に出会えるお店。ぜひ訪れてみてください。


(おわり)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司



プロフィール

小林友紀さん

薬膳研究家 家電料理研究家 栄養士


高校生の時に麦の花でパン製造に関わり製パンを学ぶ。
読売テレビ主催の『高校生クッキング選手権』に三年連続参加。
県大会優勝、準優勝。全国大会入賞経験を持つ。


2006年天然酵母パン教室を開講し、赤ちゃん連れで習えるパン教室、スリング講座とのコラボ、鍼灸師とのコラボなど母と子のためのレッスンが人気。
現在では女性の心と身体の健康をトータルにサポートするために薬膳料理教室に転向。


ショールームでのPRを交えた薬膳講座や、家電商品を使った楽うまレシピなどの講座も人気。
雑誌『mart』や、テレビ、ラジオなど取材歴多数。

聞いていて楽しくなる、やりたくなるレッスンを提供いたします

サロン情報

糀とわたし。

自宅での13年のサロン営業を終え、この度新しい場所にリニューアルしました。
糀とわたし。は昼間は糀を使った料理など、体に優しいお料理を学べるクッキングスクールです。
夜はお酒の楽しめる飲食店に。
どちらも楽しめるお店となっております

ジャンル:

家庭料理、イタリアン、中華、薬膳、韓国、マクロビオティック、健康食、パン、和菓子、ワイン、おもてなし

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、子連れOK、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

所在地:

大阪府大阪市旭区清水4-12-5

ホームページ、ブログ:

https://panclub.gazfootball.com/

http://kouji-watashi.jimdofree.com/

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