女性へ新しい働き方の提案

「パンとくらし」主宰 竹内絢香さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、東京都板橋区で、「パンとくらし」を主宰する竹内絢香さん。株式会社パンとくらしの代表取締役、料理家でもいらっしゃいます。竹内さんは2012年に低温長時間発酵のパン教室をスタート、2年目にはキャンセル待ちが出るほどの人気教室になります。同時に料理家としての活動も開始し、様々な企業や行政とのコラボ事業や地方再生など、精力的に活動の幅を広げられています。 今回取材したのは今年の4月に新設された「おもてなしパーティーアドバイザー講座」です。そのレッスンの様子とインタビューを4回にわたりご紹介します。第4回目はインタビュー後半です。



掲載日:2018/6/25(月)

竹内絢香さん

竹内絢香さん

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自宅料理教室のススメ


――自宅料理教室を始められた当初感じたことは何でしょう?

竹内さん 買い出しから片付けまで含めると、結構体力のいる仕事だなと思いました。

――自宅料理教室の利点はありますか?

竹内さん 収入も働く時間も自分で全てを決められることですね。
また通勤がない分、親や子供に何かあった時にも対応しやすいと思います。

竹内絢香先生1

自分で働き方を選べる自宅料理教室を女性の働き方の一つとして推奨されています

――女性も企業で活躍するようになったとはいえ、やはり女性にしかできないこともあり、自分のこと以外に家族のことなどやるべきことがたくさんありますよね。 また妊娠など生活スタイルの変化で、働き方を変えなければいけない時期もあります。

竹内さん そうなんです!女性がマルチタスクを求められる世の中になってきている中、自宅料理教室は一つの働き方としておすすめです。
今、料理を仕事にする方が増えてきていますし、自宅で働くことを望む方も増えていくでしょうね。

――レッスン中に心がけていることはありますか?

竹内さん その人のバックグラウンドや生活スタイルを想像して伝えるように心がけています。
同じレシピを伝える場合でも、ゼクシィで結婚前の女性に教えるのと、小さいお子さんがいらっしゃるママに教えるのと、仕事帰りのOLさんに教えるのとでは、教え方を変えています。
例えばお仕事をされている方には、平日に生地をこねるところまでやっておけば、次の日の朝自分用に焼く分と、休日の友人同士のパーティー用に焼く分に、生地を分けておける方法などをお伝えします。

教室の先生の先生として


――竹内さんの教室の強みは?

竹内さん 生徒さんの悩みから新しいサービスを作り出すことが強みです。

例えば、今度新しく始めるものとして、保育と教室が合体したサービスがあります。
教室運営をされている方も、その生徒さんも、まだお子さんが小さい方も多いので、保育士さんに出張してもらい、レッスン中にみんなのお子さんを見てもらえるような仕組みを作っています。

これからも要望に応じて、様々なサービスを実現させていきたいですね。

竹内絢香先生2

竹内さんは、時代を先読みし、ニーズをくみ取りながら、ビジネス展開を図っていきます


――料理教室の活動に留まらないのは、自分からどんどん仕事を作り出していけるからなんですね!

竹内さん 私の視点は、「どうしたら企業が喜ぶのか?」というところにあります。

食の世界にはすごい技術をお持ちの方や、有名な料理学校を出られた方はたくさんいらっしゃいます。
私にはそういう経験はないので、等身大の自分で皆さんに何が提供できるのか分析をした結果、現在の活動スタイルになりました。

――ホームページを拝見しても、ご自身の活動の分類がされていて、企業の方が見ても分かりやすく、仕事を依頼しやすい見せ方になっています。
また、料理教室で活動の紹介動画をのせているところも珍しいですね。


竹内さん 今は時代の流れがすごく早いので、今度はこれが流行る!というものをいち早くキャッチして、他の教室や人がやっていないことを取り入れていくことが大切ですね。

――教室運営をされている方の中にも、竹内さんのようにビジネス展開を目指されている方はたくさんいらっしゃいます。

竹内さん 私は、小田原でスマホ一つで教室からビジネスを拡大していきました。
これからはフランチャイズという形で、それぞれの先生の強みも活かしながら、伝えられる人数をさらに増やしていきます。

そのために先生たちには、ビジネスの観点も持っていただきたいので、料理の技術ではなく、料理業界を学ぶ勉強会もスタートします。

また、私もフランチャイズ化にあたって先生たちに的確にアドバイスできるように、仕事の成果の記録だけはなく、例えばこういうメールを送ったらこういうメールが返ってきた、どういう風に電話をかけたら仕事につながっていったかなど、仕事の履歴を全て記録に残しています。

私と同じように、どこか名のあるところで修業をしなくても、会社を作って、伝えたいことを伝えていける方々が私の教室から巣立ってくれたら嬉しいですね!

教室のこれからと、料理家としての夢


――教室運営の中での夢は何でしょう?

竹内さん 教室運営をなさっている方からよくご相談されるのは、ご自身の活動の発信方法です。
皆さんインプットは上手なので、これからはアウトプットの部分をもっとお手伝いしていきたいです。

また、これからは自分の生徒を増やすことよりも、プロデューサー的な立場で、私の教室から巣立っていった先生方の生徒さんを増やすことをお手伝いしていきたいですね。

竹内絢香先生3

竹内さんの頭の中には常に次の目標と、そこに至るまでのストーリーがあります


――料理家としての夢はありますか?

竹内さん 現在料理家としては、食品メーカーのプロモーションとして、パンのある暮らしを提案し、フードスタイリングなどを行っています。
今後は料理家としての仕事を増やし、教室運営と料理家の仕事のバランスを半々でやっていければいいなと考えています。

――実際に動き出している夢はありますか?

竹内さん 2年後にパン職人や、これから活動を広げていきたい先生たちが集える工房を作ろうと考えています。
この仕事は横のつながりがとても大事で、そこから生まれるものは大きいということを私自身が実感したので、そういう場を提供したいと思ったことがきっかけです。

――目標設定の仕方と、そこに至るまでの道筋作りがすごいです!
竹内さんのこれからがますます楽しみです。


竹内さん 教室を始めた当初は、月に25日、毎回8名の生徒さんを教えていたので、ほとんど休みがなかったんです。
最近は教室運営も落ち着いてきたので、これからは休みも取りながら、バランス良く仕事をしていきたいですね。

子育てが落ち着いたら、海外で料理の勉強がしたいです。
また、年に数回は世界各国を巡り、現地で学んだ料理を教室で教えられたらいいですね。
遊ぶ、学ぶ、発信して伝える、ということを1対1対1の配分で行うことが理想です!

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竹内さんからお話をうかがうことで、なぜこれだけビジネス展開ができたのか、その理由がよく分かりました。それはどの仕事においてもセルフマネジメントを意識し、一貫したスタイルで、目標設定と発信をされ続けているからです。
しかし一番の魅力は、人間力です。穏やかな中にも生徒さんの活動の場を広げたいという強い想いは、生徒さん一人一人にしっかりと届き、魅了します。
竹内さん、そしてその生徒さんの教室のこれからも楽しみです!

(おわり)

インタビュー・テキスト=阿部麻里子、窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

竹内絢香さん

竹内絢香さん

・奈良県香芝市出身。
・関西外国語大学卒業後、リゾートトラスト㈱入社。会員制ホテル東京ベイコート倶楽部にてレストランやフロントでの接客を経験。
・就業中にABC Cooking Studio料理・パン・ケーキ・和菓子の講師資格取得し、結婚を機に退職。
・㈱ABC Cooking Studio東京ミッドタウンplus internationalにて英語レッスンも担当。
・元気な男の子を2012年1月に出産。友人向けに東雲キャナルコートにてパン教室を開く。 口コミでメンバーが広がり、場所をグランチャ東雲へ。2013年5月現在、サークルメンバーは150名に。
・2013年2月よりパパママ大学のパン講師として着任。 パン教室を開催中。
・他、雑誌『Mart』へのレシピ提供等、活動中。

サロン情報

「パンとくらし」

おうちでママと子供が一緒に焼くパン。
みんなに美味しいおかわり!と喜んでもらえる無添加パンつくり。

『忙しい子育ての合間にも、これなら私にも出来そう』をコンセプトに、おうちに帰ったら大好きな人に作ってあげたい!そんなパン作りをお伝えしています。

教室の名前は『パンとくらし』。
ママだってたまには息抜きしたいですよね。
それが家族や自分のためになれば素敵だなと思ってスタートしました★

カフェにいるようにリラックスしながら、
パンと向き合う幸せな時間…
みんな帰る頃にはすっかり友達になっています!

口コミから初めた小さな子連れパン教室。
今はたくさんのママがおうちでパン作りを楽しんでいます

私自身もこの教室を通して成長しながら、
皆さんのサポートをしていきたいと思います。

ジャンル:

家庭料理、イタリアン、フレンチ、インド、健康食、パン、和菓子、洋菓子、おもてなし

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、お友達同士歓迎、子連れOK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、子供教室あり、予約制、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

東京都

ホームページ、ブログ:

http://s.ameblo.jp/ayapan39

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