「空と世界で学んだ経験」

料理教室「Weekend Citron」を主宰 北島真澄さん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、東京都世田谷区で、料理教室「Weekend Citron」を主宰する北島真澄さん。「楽しく!健康に!」をモットーに、旬の野菜や果物をふんだんに使った、華やかで、ヘルシーで、アイディア溢れる料理を提案されています。各国の料理を身近な食材でご家庭でも作りやすくアレンジしたレシピは、日常の食卓からおもてなし料理にまで使えるものばかり!リピーター続出の予約の取れない教室です。 企業とのお仕事も多い北島さんですが、今回は「アルチェネロ 有機全粒粉ペンネ」のタイアップレッスン開催期間中の訪問となりました。そのレッスンの様子とインタビューを4回にわたりご紹介します。第3回目はインタビュー前半です。

掲載日:2018/5/21(月)

北島真澄さん

北島真澄さん

食体験の原点は京都のおばんざい


――本日はレッスン取材をさせていただき、ありがとうございます! まずはこちらの教室を開いたきっかけをお聞かせください。

北島さん 元々料理が大好きだったので、家を建てる時も、いずれ料理教室ができればいいなということを夢見て設計してもらいました。
実際に教室を始めるにあたって背中を押してくれたのは、友人たちです。子どもが小さいうちは、友人たちを呼んで料理しながら子どもを遊ばせたり、おしゃべりを楽しんいました。そこで友人たちから私の作る手軽なおもてなし料理を教えてほしいと言われたことがきっかけです。
その後、口コミでどんどん広がり、今では1メニューにつき約20レッスン開催、120名以上の方にお越しいただくようになりました。

しめぎひとみ先生1

幼い頃の食体験は、教室のコンセプトにつながっています



――教室を見越して設計されたんですね!キッチンとダイニングを見ると、納得です。今日のレッスンの様子を拝見していても、生徒さんが北島さんの手元を見やすいし、動きやすい。
日常の食卓でも、家族が自然と集まってくる様子が想像される空間です。 料理が好きになられたきっかけはありますか?お母様が料理好きだったとか?


北島さん 祖母の影響が大きいと思います。私の料理の原点は、京都のおばんざい。旬を慈しんだ、普段の飾らないおかずです。私の実家は京都で伝統工芸品を扱う商売をしていたのですが、お昼時になると、祖母が働いている人たちにまかないを出していたんです。 例えば家の前のお豆腐屋さんから買ってきた出来立ての油揚げをそのままあぶって、お醤油をつけて、大根おろしを添えて食べる、野菜は農家さんが押し車で持ってきてくださる旬のものを湯がいて鰹節をかけて食べるとか。
祖母の作っていた素材をいかした素朴な料理は今でも一番のご馳走です。

――想像するだけでなんて美味しそうなんでしょう!素材の味を活かしてシンプルに美味しくいただくという点はまさにこの教室の源流ですね。

北島さん こういう贅沢ではないけれど美味しいものを食べて育った子供時代ですね。
教室を始めるにあたって、こういう経験を生徒さんにぜひ伝えていきたいと思っていました。



おばんざい×各国の家庭料理


――教室のコンセプトを教えてください。

北島さん 私が目指すのは、時間のある人の趣味の教室ではなく、忙しい人にこそ来ていただきたい料理教室です。 普段の生活をさらに楽しく、彩りのあるものにするアイディア溢れる料理をご紹介しています。
特別な高級食材を使って美味しいのは当たり前ですが、普通の食材をいかに美味しくするかがポイントです。そのために野菜など素材を知り、そのものの良さを引き立てる調理法をお伝えしています。
手の込んだお料理はレストランにお任せすればいいと思っております。家庭料理ならではのシンプルで飽きの来ない美味しさを追求したいです。
そのために旬の食材やテーブルコーディネートで彩り溢れる食卓を提案しています。

しめぎひとみ先生1

テーマに合わせたテーブルコーディネートが目も楽しませてくれます


――料理はどこか学校で学ばれたのでしょうか?。

北島さん 特に学校などには行っていないです。元々国内航空会社の国際線CAとして働いていたこともあり、行った先の国で各国料理を味わう機会がありました。好んで行っていたお店は高級レストランではなく、地元の人で賑わう街中のお店です。それぞれの国でスパイスやハーブの使い方が違ったり、材料は似ていても調理法によって国ごとに異なる料理になることが分かり、ますます食に対する興味がわきました。
各国で味わった家庭料理を日本に帰ってきてから再現したり、今まで作ってきた料理に現地で学んだことを少し取り入れるだけでがらっと変わることも楽しくなっていきました。

――現地で五感を使って味わった経験は、何物にも代えがたいですね。
教室を始めるにあたって準備されたことはありますか?


北島さん 野菜の勉強がしたかったのと、教室のPRをできるものとして食の資格が欲しかったので、「野菜ソムリエPro」を取得しました。 教室開設当初は、野菜に特化した教室として差別化を図ろうとしました。
テーマを一つの野菜に決め、例えば前菜からデザートまでトマトを使ったフルコースを作ったりしていました。

前職と教室の共通点


――それはおもしろいですね!

北島さん 生徒さんにも好評で、お申込み数も増えていきました。2、3か月の単位で同じメニューでレッスンを行っていくようになると、その他の食材も使いたくなっていき、だんだん今スタイルのように、もう少し広く、例えば「春野菜」といったテーマでレッスンを行うようになりました。季節を感じられる、旬のものを使うという点は変わっていません。
そこにスパイスやハーブを使ってアクセントを加えていきます。


しめぎひとみ先生1

彩り豊かな食卓で、野菜嫌いの子供の食も進みます!



――今日いただいた春キャベツを使ったコールスローもクミンが効いていたのがとてもよかったです!日常の食卓、おもてなし料理、サンドウィッチなど、様々な場面で使えますね。
お教室運営を始めてみていかがでしたか?


北島さん 元々の性格として人をもてなすことは好きだったので、教室運営は合っていると思います。
さらに前職であるCAも接客業なので、自分の航空会社を選んで乗ってもらうためにお客様に何をしてあげればよいかということを常々考えてきたことも活かされています。
教室に来てくださる生徒さんが、何を求めているかということを常に考えています。
これは前職と共通する点なのですが、やはりリピートしてもらうことが一番です。
一回来て、次にいらっしゃらないのは、何かが足りないからだと考えています。
満足して帰ってもらおう、絶対にまた次に来てもらおうということを意識して毎回真剣に取り組んでいます。

――レストランも同じですよね。今は全体のレベルが上がり、料理も雰囲気もどこも高いレベルのお店が多い中、リピートするお店にははっきりとこれと言い表せないぐらいの細かなおもてなしの心が料理にサービスに現れているんだと思います。

北島さん そうですね。私もこの教室が何か心地良いなと思っていただける空間にしたいです。

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人気の教室の背景には、幼少期の思い出から前職の経験まで活かされていることが分かりました。

次回は魅力的な教室を作るポイントや、これからの夢についてうかがったインタビューの後半をお届けします。

インタビュー・テキスト=阿部麻里子、窪田みゆき
写真=菊池友里

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室を開設した年月は?
2014年9月


レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)?
*平日(月~金)11時~3時間 1メニュー2か月にかけて約20レッスン開催
*定員 6~8名さま
*レッスン料 5000円~ 


サロン/教室を主宰してよかったことは?
生徒さまのご家族に喜んで頂いたとき。ご家族がWeekendCitronのレッスンを楽しみにしてくださっているというのが素直に嬉しく励みになります。

人気の高いメニューは?
凝ったレシピはまず皆さん作って下さらないので笑、やはり手軽にできるのに豪華でレストランの味になる!的なメニューが圧倒的に人気です。レッスンが終わるとその足でスーパーで買い物を済ませ、その日の夕食にフルコースでつくってくださる生徒さまもいらっしゃいます。

教室で愛用しているキッチングッズは?
*ル・クルーゼの鍋 
*バーミックス 
*バルミューダのトースター
*brendtecのミキサー
*チェリーハウスのオールラウンドボウルズ 

オシャレで機能的なキッチングッズ大好きです♪IKEAや100均グッズも使います♪

ご自分にとってキッチンはどんな場所ですか?
家族が見渡せる大好きな場所。家族の健康と笑顔を生み出す大切な場所。好きなものに囲まれたキッチンは私の特等席でもあります笑。

初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
只今、いつもお越しの生徒さまでお席が埋まってしまう状況ですが、
キャンセルなどで不定期にHP、インスタグラム、WeekendCitronFBページ、ブログなどで空席をご案内しています。ぜひチェックしてくださいね。
お越しの際にはエプロンとハンドタオルをご持参ください。



プロフィール

しめぎひとみさん

北島真澄さん

料理家、野菜料理家。世田谷区の自宅キッチンにて料理教室
Weekend Citronを主宰。「楽しく!健康に!」をモットーに、旬の野菜、果物をふんだんに使った、「華やかで、作りやすく、ヘルシーな料理」を提案。各国の料理を身近な食材でご家庭でも作りやすくアレンジしたレシピをお伝えしています。野菜の上手な活用法やおもてなしのテーブルが評判を呼び、大手食品メーカーでのレシピ開発を多数担当。ELLE Gourmet公認料理家、ル・クルーゼ公認アンバサダー、野菜ソムリエPro。
instagram weekend.citron

サロン情報

料理教室「Weekend Citron」

「楽しく!健康に!」をモットーに、旬の野菜・果物をふんだんに取り入れ、作る人も食べる人も笑顔になるような「華やかで、作りやすく、ヘルシーな料理」を提案しています。

レッスンでは前菜からデザートまで7~8品ご紹介、生徒さまと一緒に和気あいあいとお料理しています。

野菜ソムリエである主宰者が「野菜の魅力」や「栄養を効率よく取り入れる調理法」などをお伝えします。

使用する調味料は最低限に、素材の味を生かした作りやすく見栄えのする料理を心がけています。

教室名のWeekend Citron(ウイークエンドシトロン)には、「週末を一緒に過ごす大切な人と食べるケーキ」という意味が込められています。 「料理を通じて、ご家族やご友人、大切な人と幸せな時間を過ごして欲しい」そんな願いをこめてWeekend Citron(ウイークエンド シトロン)と名付けました。

ジャンル:

家庭料理、イタリアン、フレンチ、中華、エスニック、おもてなし

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、お友達同士歓迎、予約制

所在地:

東京都世田谷区

ホームページ、ブログ:

https://weekend-citron.com/

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