イギリス菓子の魅力をもっと奥深く

「洋菓子教室The British Pudding」主宰 砂古玉緒さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、大阪・住之江で「英国菓子・欧洋菓子教室The British Puddin(ブリティッシュ プディング)」を主宰する砂古玉緒さん。 イギリスの伝統菓子、地方菓子、宗教の菓子などを日本の材料で美味しく作れるレッスンは、他では学べない魅力が満載で遠方から通う生徒さんも多数です。 満席が続くレッスンのほか、現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」スコットランド料理・菓子の製作指導やレシピ本出版など、教室をベースに幅広くご活躍中です。 今回は、お菓子の歴史や由来なども学べる「英国菓子紀行クラス」の楽しいレッスンの模様と砂古さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 最終回は砂古さんのお教室運営のこだわりやこれからの夢をうかがったインタビュー後半です。

掲載日:2014/12/15(月)

砂古玉緒さん

砂古玉緒さん

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一歩入った瞬間からレッスンスタート


――レッスンで心がけていることはどんなことでしょう。

砂古さん 参加してくださる生徒さんに、実りのある充実した時間を過ごしていただきたいといつも思っています。”今日来て良かった!これを学べた!と思えること”が必ずあること、あと、”楽しいこと”、”美味しいこと”を大切に考えています。

また、衛生面にもとても気をつけています。


砂古玉緒先生1

イギリスのクリスマスがテーマのテーブル。紅茶や雑貨のそれぞれのストーリーも学べます


――テーマに合わせたテーブルコーディネートも素敵ですね。

砂古さん ありがとうございます。毎月テーマが変わりますので、それに合わせてテーブルも工夫しています。

あと、その日作るお菓子を必ず朝に焼いておくんです。そうすると、皆さんがいらっしゃるときには、美味しい匂いで部屋を満たしてお迎えすることができます。玄関の戸を空けたときにふわっと美味しいにおいに包まれるのが私も大好きなんです。
匂いって大事ですよね。教室に一歩入った瞬間から今日のテーマを感じることができる、ちょっと特別な空間にしたいなと思っています。

――それは素敵ですね。五感のなかでも嗅覚は最も原始的で本能的な感覚だそうです。
一歩入った瞬間からお菓子の世界がスタートしているのですね。



教室ををすること=勉強を続けること


――お教室で人気のお菓子はどんなものですか?

砂古さん イギリスのスコーンや、季節のプディングが特に人気です。

――今も勉強していることはありますか?

砂古さん はい、お菓子や料理に関するイギリスの古い本を読むことです。私にとっては、古書を読むのがなりよりの勉強であり、楽しみでもあります。
イギリスの古本屋さんにいくと安い本から高い本まで様々なものあり、重たいのですが、今年6月にツアーでイギリスいったときもたくさん買ってきました。
古書を読んでは、古いレシピを見てその配合で作って食べて研究しています。


砂古玉緒先生2

「古書を読んで、古い配合で作って食べて。研究する時間がなによりよりの楽しみ」


わからないことがあると、イギリスの師匠と仰ぐおばあちゃんやおじいちゃんにメールで聞きいています。
教えたいと思うと、私自身ももっと勉強したくなります。教室をすることイコール、自分の勉強を続けることになりますから、幸せなことだなと思います。

――お教室を再開して2年弱であっという間に人気のお教室になっていかれましたが、教室主宰者にとって大切なことはどんなことでしょうか。

砂古さん 一度始めたからには、続けることが一番大切だと思っています。そして、自分自身が楽しむことも同じく大切だと思います。


夢は、「ずっと教室を続けること」


――最後に、お教室の展望とこれから夢を教えてください。

砂古さん レッスンでは、スコーンや焼き菓子の基本のレッスンと並行して、専門的な英国菓子も多く作っていきたいと思っています。

夢は、教室を長く続けたいということです。たくさんの方と出会いたいですし、美味しい時間をたくさん持ちたいと思います。
自分の課題としては、3人子どもがいるので教室と家のバランスをよくしたいと思っています。
でも子どもたちも成長してだんだん手が離れてきたので、教室にかける時間が増えてきました。もう少ししたらもっと時間がかけられるかな・・と期待はしていますが、まだ未知数です。


砂古玉緒先生3

「教室を長く続けて、たくさんの出会いと美味しい時間を持ち続けるのが夢」


――ライフスタイルやライフステージに合わせて仕事のペースを調整できるのは自宅教室の魅力ですよね。

砂古さん そうですね、自宅でできる仕事ということはとても助かります。

――Dreamiaサロンでも、サロネーゼは女性にとってとても魅力的な生き方、働き方だと思い支援しています。これからもお教室を通じて多くの方にお菓子つくりの楽しさを広げていくご活動を応援しています!
今日はありがとうございました。


砂古さん こちらこそありがとうございました!


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最近はTVや本の影響もあり様々な生徒さんが来てくださり、さらにいろいろなご縁が広がって楽しい!と笑顔で話す砂古さん。1回来てくれた生徒さんがリピーターになり、次は友達を連れてきてくれて・・と、ますますにぎわう教室の魅力は、お菓子作りだけでなくその歴史や由来を学べることに加え、なんといっても研究熱心で気さくな砂古さんお人柄。
イギリス菓子の魅力をたっぷり学べる素敵なお教室は、笑顔と美味しい学びで満たされていました。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司



プロフィール

砂古玉緒さん

砂古玉緒さん
洋菓子研究家。製菓衛生師。
在英10年の間に、イギリス・ヨーロッパの菓子・料理を学ぶ。
2004年より大阪にて教室(トロワ・フィーユ)を主宰。英国に転勤後も教室を続ける。
再び大阪へ帰国後、2013年に洋菓子教室を再開。

UK Food Safety Hygiene Certificate取得
UK Tea Council Tea Masterclass 修了
Bettys Cookery School Certificate取得
在英中、Bracknell Cooking coursesにてイギリス菓子、その他でシュガークラフト、紅茶を学ぶ。

ロンドン、東京、大阪にて、洋菓子セミナーを開催。企業へのレシピ提供等、幅広く活動。

略歴
1996 イギリスへ駐在 イギリスの伝統菓子に魅せられる
1999 帰国
2000 京都製菓専門学校 入学 製菓を学ぶ
2001 国家資格 製菓衛生師 免許取得
2002 洋菓子店勤務
2004 洋菓子教室(トロワ・フィーユ)開講。イギリスの伝統菓子、欧州菓子を教える。
2006 再びイギリス駐在。イギリスの自宅にて洋菓子教室を再スタート。
2007~2011 毎年3月、一時帰国時には大阪自宅にてイギリス菓子教室開催。
2012.12 帰国
2013.3 新たに洋菓子教室再開。The British Puddingスタート。

日本の材料を使って、ご家庭で美味しく簡単に作れるようご指導いたします。

サロン情報

「洋菓子教室The British Pudding」

洋菓子研究家 砂古玉緒の 教室「The British Pudding」 へようこそ。
英国菓子クラスと欧州のお菓子のクラスをもつ自宅教室です。日本の材料を使ってご家庭でやさしく美味しく作ることができるようご指導いたします。
ロンドンの正統派アフタヌーンティの流行菓子から、田舎のティールームの素朴な焼き菓子まで、日本でまだあまり知られていない英国菓子を楽しく作って食べて!楽しみます。
さらにそのお菓子にあうテーブルセッティングもご提案。英国のティールームの雰囲気をそのままに、アンティークや普段の食器を使って。楽しいお菓子の魅力をトータルで学んで頂けます。
また欧州の菓子のクラスでは、季節感あふれるメニューを製作。各国の文化とお菓子に触れつつ、ケーキ店に並ぶようなお菓子を作ります。家庭で作る洋菓子をワンランクアップさせましょう。
初心者から上級者の方まで、皆様にご満足頂けるレッスンとなるよう心がけております。
まずはお好きなクラスに体験レッスンでご参加下さい。
お待ちしています。


ジャンル:

洋菓子、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、駐車場あり、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

大阪府大阪市住之江区西住之江

ホームページ、ブログ:

http://www.britishpudding.com/

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書籍

「お茶の時間のイギリス菓子」 砂古玉緒(世界文化社)

お茶の時間のイギリス菓子

イギリスの菓子レシピと共に、コラムがたっぷりの1冊です。

著者 砂古玉緒
出版社 世界文化社

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書籍

「イギリスのお菓子教室ビスケットとスコーン」 砂古玉緒(講談社)

イギリスのお菓子教室ビスケットとスコーン

イギリスの焼き菓子レシピ集。焼きたてお菓子で素敵なティータイムをして下さい。

著者 砂古玉緒
出版社 講談社

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書籍

「ENGLANDティールームさんぽ」 砂古玉緒(双葉社)

ENGLANDティールームさんぽ

ロンドン、コッツウォルズのティールームをぎっしり1冊ご紹介。アフタヌーンティ、クリームティーのためのガイド本です。

著者 砂古玉緒
出版社 双葉社

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