お菓子の背景も学べる本格イギリス・欧洋菓子教室

「洋菓子教室The British Pudding」主宰 砂古玉緒さん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、大阪・住之江で「英国菓子・欧洋菓子教室The British Puddin(ブリティッシュ プディング)」を主宰する砂古玉緒さん。 イギリスの伝統菓子、地方菓子、宗教の菓子などを日本の材料で美味しく作れるレッスンは、他では学べない魅力が満載で遠方から通う生徒さんも多数です。 満席が続くレッスンのほか、現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」スコットランド料理・菓子の製作指導やレシピ本出版など、教室をベースに幅広くご活躍中です。 今回は、お菓子の歴史や由来なども学べる「英国菓子紀行クラス」の楽しいレッスンの模様と砂古さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 第1回目はお教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2014/11/25(火)

砂古玉緒さん

砂古玉緒さん

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楽しく学ぶ、イギリス菓子の奥深さと魅力


大阪難波から電車で20分ほど。落ち着いた住宅街の中にある、「英国菓子・欧洋菓子教室The British Pudding(ブリティッシュ プディング)」。
イギリス在住のべ10年の砂古さんが帰国後開いたお教室です。

一番最初にお教室を開いたのは2004年。ご主人の転勤に帯同して住んだイギリスでイギリス菓子に魅了され、様々な学びと研鑽を積んだ後帰国し、製菓学校で学び、自宅でお菓子教室を開講。好評を博しましたが再度イギリスへ転勤となり、そこでも教室を開催。2012年に再び大阪へ帰国し、2013年から再スタートしたのが現在のお教室です。

この間、イギリスで有名な「国際オリジナルマーマレード賞」というコンテストにて、「女王のためのマーマレード」部門と「柑橘類の種類限定なしマーマレード」部門でシルバーメダルをダブル受賞するなど、その実力はイギリスでも高く評価されました。


砂古玉緒先生1

イギリス在住のべ10年の間研究したイギリス菓子、欧洋菓子がテーマ。お菓子の背景も学べます


「帰国して開講した当初は、生徒様も少なくマンツーマンの時もありました。それでもレッスンの一回いっかいを、生徒様のお一人おひとりを大切に毎回努めてきました」

いまでは、毎回満席が続き遠方から通う生徒さんも多数です。
その人気の秘密は、お菓子にまつわる歴史的背景や由来まで詳しく伝えるオリジナルのレッスン内容。
「他では学べない知識が学べる」「楽しくてすっかりイギリス菓子にはまりました」という生徒さんが続出で、口コミで広がっていきました。

また、砂古さんが料理・菓子の監修を務めている、現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で紹介されたお菓子や、ご著書の「お茶の時間のイギリス菓子」などを見て、「実際に習いたい!」と、ホームページやブログをたどってお申し込みされる生徒さんも増えているそうです。


お菓子に合うテーブルセッティングも


「こんにちは!」
お教室の広い玄関を開けると、お菓子のいいにおいと笑顔の砂古さんが迎えてくださいました。

奥行きのある広いこのスペースは、レッスン専用の場所。
作業台も広々としていて、定員の8名が余裕をもってお菓子作りを学べます。また、手前のテーブルには、今日のレッスンのテーマであるクリスマスのセッティングがされていて、いらした生徒さんから、「わー素敵!」と声があがります。

毎回お菓子にあうテーブルセッティングも提案し、お菓子の魅力をトータルで学べるのも大きな魅力です。


砂古玉緒先生2

お菓子の歴史や由来などを資料を上映して説明。楽しい経験談を交えた講義に引き込まれます


現在レッスンは、基本的な「英国菓子クラス」と「英国紀行クラス」があり、すべて単発レッスンです。
訪れたこの日は、「英国紀行クラス」。学ぶのは、クリスマスプディングをメインに、ミンスパイ、モルドワインも。イギリスのクリスマスに欠かせないメニューです。

生徒さんが揃うと、まずはウエルカムティーを。
テーブルに並ぶ、クリスマスにちなんだ華やかな絵柄の紅茶缶をひとつひとつ紹介しながら、おすすめの一杯を皆でいただきます。

そして今日の内容の紹介に続き、プロジェクターを使って資料の上映が始まりました。
今日学ぶお菓子の歴史や由来、伝統的な作り方からイギリスのクリスマスの様子まで、写真や古い資料、砂古さんの現地での体験を交えた講義は楽しくて、思わず身を乗り出してしまうほど。知識欲が刺激され、皆さん目を輝かして聞いていらっしゃいます。

そのお菓子の持つ背景をしっかり理解してから作ることができることも、生徒さんにとても喜ばれています。


日本の材料で作るオリジナルレシピ


「では早速クリスマスプディングから作りましょう!やはり本場の道具で本来の作り方をお伝えしたいので、このミキシングボールでステアアップして、メイソンンキャッシュの陶器のベイスンで一人一台作っていただきます。

先ほど資料でも見ていただきましたが、アドベントの1週間前の日曜日を「ステアアップサンデー」と言い、家族でクリスマスプディングをつくる日と決まっています。
ミキシングボールを囲み、Make a Wish!! 願いごとをしながら木べらで混ぜるのがきまりです。このときだけは静かにお願いごとをしましょうね~。
そして古い6ペンス銀貨などを忍ばせて、3~4時間かけて蒸しあげて、クリスマスまで熟成します」

特別な意味を持つイギリスの伝統的なクリスマスケーキですが、スコットランドでは「6ペンス銀貨をひいた男性と指ぬきを引いた女性は結婚する運命にある」という言い伝えがあるそう。
「マッサン」でもそれが二人の出会いのエピソードとしても描かれていましたが、そんな背景を知ると製作が一層楽しくなります。


砂古玉緒先生3

ゆったりスペースで一人一台製作。少人数制で和気あいあい、とても楽しい雰囲気の中学べます


材料についてもひとつひとつ丁寧に紹介がされます。
イギリスの伝統的なレシピ通りに作るにはなかなか日本では入手できないものもありますが、その場合は本来の材料のパッケージを紹介し、日本にある材料でどうやって代用するかを伝えていきます。

例えばクリスマスプディングに使うイギリスのスエット(牛脂)は手に入らないのでバターを使うなど、日本の素材でなるべく本場の味に近くできるよう、砂古さんが研究を重ねたレシピで学べます。

最近イギリスの若い世代は、陶器ではなくプラスティックのベイスンで作る人が増えているそうですが、ご年配の方は必ず昔ながらの陶器で作るそう。
暮らしていたからこそのそんな話を聞きながら、伝統的な作り方を学べるのも楽しいものです。

様々な情報を得ながら和やかに進むレッスンの続きは次回お届けします。
どうぞお楽しみに。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司



サロネーゼから皆さまへメッセージ

珍しいイギリス菓子、フランスやドイツのヨーロッパのお菓子などを製作、お菓子を幅広く学べる少人数制の自宅教室です。
英国のアフタヌーンティやクリームティのテーブル、季節のテーブルもご提案。砂古玉緒がデモで製作したお菓子を、英国・フランス等の紅茶といっしょにご試食して頂きます。お菓子やイギリスのお話に花を咲かせましょう。
皆様で製作した菓子はすべてお持ち帰り頂きます。おひとりでもお気軽にご参加下さい。

楽しく、おいしく、そして贈る喜びをごいっしょに♪ お菓子とともに素敵な時間を過ごしてみませんか?
皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

生徒さんの声 Voice

  • Aさん
    家から近いところで通えるお教室を探していて、ネットで検索して見つけました。私もイギリス留学をしていたので、イギリスのお菓子作りを習ってみたい!と思ったのがきっかけです。実習ができて持ち帰りがあるのも嬉しいです。何より、先生が研究熱心でいらっしゃり毎回たくさん知識を学べるのが魅力です。
  • Bさん
    イギリス伝統のお菓子が学べるのは、ほかになくて貴重だと思います。そのうえ、お菓子にまつわる歴史や、テーブルコーディネートなどお菓子作り以外のことも学べるのがよいですね。
  • Cさん
    友人に誘われて参加しました。イギリスのお菓子に興味があったのですが、その文化などもわかりやすく教えていただいて、とても楽しかったです。イギリス菓子の印象が変わりました。


プロフィール

砂古玉緒さん

砂古玉緒さん
洋菓子研究家。製菓衛生師。
在英10年の間に、イギリス・ヨーロッパの菓子・料理を学ぶ。
2004年より大阪にて教室(トロワ・フィーユ)を主宰。英国に転勤後も教室を続ける。
再び大阪へ帰国後、2013年に洋菓子教室を再開。

UK Food Safety Hygiene Certificate取得
UK Tea Council Tea Masterclass 修了
Bettys Cookery School Certificate取得
在英中、Bracknell Cooking coursesにてイギリス菓子、その他でシュガークラフト、紅茶を学ぶ。

ロンドン、東京、大阪にて、洋菓子セミナーを開催。企業へのレシピ提供等、幅広く活動。

略歴
1996 イギリスへ駐在 イギリスの伝統菓子に魅せられる
1999 帰国
2000 京都製菓専門学校 入学 製菓を学ぶ
2001 国家資格 製菓衛生師 免許取得
2002 洋菓子店勤務
2004 洋菓子教室(トロワ・フィーユ)開講。イギリスの伝統菓子、欧州菓子を教える。
2006 再びイギリス駐在。イギリスの自宅にて洋菓子教室を再スタート。
2007~2011 毎年3月、一時帰国時には大阪自宅にてイギリス菓子教室開催。
2012.12 帰国
2013.3 新たに洋菓子教室再開。The British Puddingスタート。

日本の材料を使って、ご家庭で美味しく簡単に作れるようご指導いたします。

サロン情報

「洋菓子教室The British Pudding」

洋菓子研究家 砂古玉緒の 教室「The British Pudding」 へようこそ。
英国菓子クラスと欧州のお菓子のクラスをもつ自宅教室です。日本の材料を使ってご家庭でやさしく美味しく作ることができるようご指導いたします。
ロンドンの正統派アフタヌーンティの流行菓子から、田舎のティールームの素朴な焼き菓子まで、日本でまだあまり知られていない英国菓子を楽しく作って食べて!楽しみます。
さらにそのお菓子にあうテーブルセッティングもご提案。英国のティールームの雰囲気をそのままに、アンティークや普段の食器を使って。楽しいお菓子の魅力をトータルで学んで頂けます。
また欧州の菓子のクラスでは、季節感あふれるメニューを製作。各国の文化とお菓子に触れつつ、ケーキ店に並ぶようなお菓子を作ります。家庭で作る洋菓子をワンランクアップさせましょう。
初心者から上級者の方まで、皆様にご満足頂けるレッスンとなるよう心がけております。
まずはお好きなクラスに体験レッスンでご参加下さい。
お待ちしています。


ジャンル:

洋菓子、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、駐車場あり、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

大阪府大阪市住之江区西住之江

ホームページ、ブログ:

http://www.britishpudding.com/

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書籍

「お茶の時間のイギリス菓子」 砂古玉緒(世界文化社)

お茶の時間のイギリス菓子

イギリスの菓子レシピと共に、コラムがたっぷりの1冊です。

著者 砂古玉緒
出版社 世界文化社

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書籍

「イギリスのお菓子教室ビスケットとスコーン」 砂古玉緒(講談社)

イギリスのお菓子教室ビスケットとスコーン

イギリスの焼き菓子レシピ集。焼きたてお菓子で素敵なティータイムをして下さい。

著者 砂古玉緒
出版社 講談社

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書籍

「ENGLANDティールームさんぽ」 砂古玉緒(双葉社)

ENGLANDティールームさんぽ

ロンドン、コッツウォルズのティールームをぎっしり1冊ご紹介。アフタヌーンティ、クリームティーのためのガイド本です。

著者 砂古玉緒
出版社 双葉社

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