サロネーゼは、最高にハッピーなキャリア!

「英国式 紅茶&マナーサロン エルミタージュ」主宰 藤枝理子さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、東京都世田谷区で「英国式 紅茶&マナーサロン エルミタージュ」を主宰する藤枝理子さん。 東京初の”サロン形式の紅茶教室”を開始し、現在では英国スタイルで学ぶティーレッスン、イギリスのお菓子、テーブルコーディネート、ハウスキーピングなどライフスタイル提案型のレッスンのほか、サロン開設をサポートする「サロンマダム塾」も開催。 テレビ・書籍・講演会など幅広く活躍中です。 350人以上がキャンセル待ちをする大人気のレッスンの模様と藤枝さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 最終回は、運営で心がけていることや成功するサロンの秘訣を伺ったインタビュー後半です。

掲載日:2014/10/20(月)

藤枝理子さん

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生徒さんは大切なゲスト


――サロンをはじめてみていかがでしたか?

藤枝さん 先生として教えるだけではなく、自分自身も多くの学びを得られます。サロンを主宰することは、最高にハッピーなキャリアだと思います。

――共感します。ライフステージに合わせて拡大も縮小もでき、年齢を重ねるほど魅力が増す仕事・・そうそう他にはないですよね。

藤枝さん 本当にそうですね。これほど幸せな職業ってないな、と日々つくづく感じています。
一般的な仕事ですと、女性が結婚・出産で一度退職すると、再就職してセカンドキャリアを積もうと思ってもなかなか難しい現実があり、そのうえその間”ブランク”になってしまいますよね。

でもサロンの運営は、そんなライフステージの変化に合わせることができますし、ブランクになるどころか、逆にプラスになります。女性にとって素晴らしい選択だと思っています。

――サロン運営において心がけていらっしゃることはどんなことでしょう。

藤枝さん 私はいつも、生徒さんはある意味ゲストだと考えています。
私自身いろいろなお稽古に通い、先生と生徒の関係性についていろいろ体験しましたが、先生との距離感が遠いと、寂しいなと感じたことがありました。

生徒さんは私にとって大切なゲストです。毎回レッスンのたびに、”ここに来てよかった”と思えることを何か一つでもお持ち帰りいただけるようにと、おもてなしの気持ちを心がけています。

単なるレッスンではなく、毎回ティーパーティーに招かれているようなコンセプトで、テーブルをしつらえて紅茶をセレクトし、お菓子も考えています。
一つのレッスンを組み立てるのにかなり時間をかけていて、毎回準備が大変なんです(笑)

キャンセル待ちをしてくださっている方も多いので、レッスンの回数を増やしたいとも思うのですが、そうすると十分な準備時間が持てず、生徒さんにご満足いただけるレッスンが提供できなくなってしまいます。
自分で納得でき、生徒さんに喜んでいただける内容を提供できるように、最大限の努力を続けています。


藤枝理子先生1

「サロンのよさは距離の近さ」。ゲストをもてなすように環境を整え、おもてなし


――そうした努力が生徒さんのご満足につながるのですね。
そしてサロンの空間もとても美しくて、統一された世界観が伝わってきます。


藤枝さん ありがとうございます。この家は、サロン併用型住宅として設計しました。
レッスンの開始時間の11時に一番自然光がきれいに入るように窓を設置し、また、生徒さんが心地良いように、クーラーではなく全館空調にしてそよ風が流れてくるようにしています。音響も、やわらかい音が流れてくるようにスピーカーを配置し、動線も考え、すべて設計士さんと相談して細部まで考えてサロンのための家造りをしました。

――素晴らしいですね。とても居心地が良いです。インテリア雑誌の取材も多いとか。すっきりとしていて収納の工夫もたくさんありそうです。

藤枝さん イギリス式のハウスキーピングを実践していまして、これも紅茶留学しているときに学んだことの一つです。

例えば、電子レンジやオーブンなど生活家電は隠すようにしたり、地下室やストレージを作ったり。
2階建てに見えて実は4層の家になっています。
レッスンのたびに食器を変えるので膨大な量なのですが、それらも地下室に収納しています。


長く愛される人気サロン運営の秘訣


――レッスンを通じて伝えたいと思っていらっしゃることはありますか?

藤枝さん それまで知らなかったことを知ることで、世界が開けてくることがとてもたくさんありますよね。紅茶やマナーもそうですが、知識を増やすと暮らしは愉しくなります。
サロンを開いている方も開いていない方も、それぞれ素敵な暮らしを愉しんでいただきたいと思っています。

――11月には、新刊 「愛されサロンのつくり方」 ~人気サロネーゼがそっとお教えする秘訣~が清流出版より発売予定とのこと。これからサロンを開きたい方にとって先輩でいらっしゃいますが、改めてサロン主宰者に必要なことはどんなことでしょうか。

藤枝さん 3つの柱があると思います。1つ目に知識と技術、2つ目におもてなし力、そして3つ目に信念を貫く覚悟だと考えています。


藤枝理子先生2

「サロネーゼにとって”おもてなし力”は必須。生徒さんに喜んでもらえるTIPSをちりばめます」


――そのとおりだと思います。なかでも、”おもてなし力”はどう身につければよいでしょう。

藤枝さん 人を家に招くというのがサロンの大きな特徴でもあり魅力でもありますので、おもてなし力は必須条件ですよね。
いかに生徒さんに喜んでいただき、満足して帰っていただくかを、常に考えて取り組むことがご満足につながります。そのためには、生徒さんをを輝かせ喜んでいただけるTIPSをちりばめておく必要があると思います。

イギリスでは本当によくパーティーをするので、どうやったらゲストが喜んでくれるか、驚いてくれるか、とみんな常に考えていて、私も勉強になりました。
いつもそうした視点を持って様々なことをキャッチし、生徒さんが関心を持ってくださいそうな話題やモノを用意するように心がけると良いと思います。

――いつもアンテナを張る、見えない努力が必要なのですね。「信念を貫く覚悟」というのも印象的です。

藤枝さん サロンを長く続けていくには、覚悟を持っておく必要があります。辛いことにもぶつかることもありますが、そんなとき、自分がなぜサロンをはじめたのか?ゴールに何があるのか?を常に意識していないと、こんなに辛いんだったらもういいかな・・と思ってしまいますよね。でも、どんなことがあっても自分はこの道を行くんだ!という覚悟と信念があれば、乗り越えていけます。

――始めたからには続ける責任もありますよね。いつもポジティブでいらっしゃいますが、モチベーションを高く持ち続けるために、何か工夫されていますか?

藤枝さん まずは、自分自身が心から暮らしを愉しむようにしています。

たまに、「お客様用の食器を使うのはサロンのときだけ」というサロネーゼさんがいらっしゃいますが、それはもったいないことで、オンとオフはもちろん必要ですが、自分自身が暮らしの中で実際に使い、体験することがとても大切だと思っています。

例えば、今日のレッスンでは銀器についてご紹介しましたが、我が家では普段から家族でも使っています。あえて使い分けはせずに、自分の暮らしの中で愉しんで、納得したものしか紹介はしません。
その考え方がレッスンの根本になってします。

――なるほど。何事も実際に体験することで、本物の情報をお伝えすることができますね。


3つのサロネーゼの魅力


――いまも勉強を続けていらっしゃることはありますか?

藤枝さん 毎年イギリスに渡り、新しい知識や技術を学んでいます。
また、元々お稽古好きなこともあり、生徒さんのお教室へよく伺っています。

最近では、生徒さんが主宰する写真撮影術のレッスンや、カルトナージュ教室に参加しました。
こちらのスツールは収納ができるようになっているのですが、インテリアの一つとして違和感ないように、ソファーと同じオーダー生地を使っています。

――すごい!上品で素敵です。

藤枝さん もともとお稽古好きなもので、他の方のレッスンに伺うと、生徒の気分に戻ることができるのです。生徒としての立場を忘れてしまうと傲慢さがが出てしまいますので、こうした時間を大切にしています。
そのほか、異業種セミナーにもよく行きます。学ぶことは楽しいです。


藤枝理子先生3

「生徒である目線も忘れずに。サロンをこれからもずっと続けていくことが一番の夢」


――最後に、ご自身の夢とお教室の展望を教えてください。

藤枝さん とにかくサロンをずっと続けていきたいというのが一番の夢です。
そして、ハッピーキャリアである”サロネーゼ”が一人でも多く誕生するお手伝いをしていきたいと思っています。

――先生が考えるサロネーゼの魅力はなんでしょう。

藤枝さん これも大きく3つあると思います。結婚や出産など、自分の手ではコントロールできないような波が女性には何度もやってきます。でも、趣味・仕事・家族、この3つのトライアングルの角度を自由に変えられるのが一番の魅力だと思います。

私も長年やってきましたが、例えば子どもの受験の年は活動をセーブする、逆に余裕があるときは増やすなど、自分でトライアングルの角度を変えることができます。こんなに自由にできる仕事はなかなか他にはないですよね。

2つ目に、スタートもゴールも自分で決めることができること。いつからでも始められて、何歳まででも続けられることです。定年退職もありません。自分の意思で決められることは本当に大きな魅力です。

そして3つめは、人に喜ばれて自分も幸せになれ、自分のアイデンティティを表現できることです。
女性は本来、人を喜ばせたり感謝されることに生きがいを感じますよね。~ちゃんのママ、○○さんの奥さん、としてだけではなく、自分のアイデンティティを実感できるのも魅力。
女性として、こんなにもハッピーなキャリアは他にはないと思っています。
みなさまにも、心からおすすめします。

――長年続けていらしたからこその貴重なお話をありがとうございました!

藤枝さん こちらこそありがとうございました。


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「サロネーゼは最高にハッピーなキャリア」との言葉に心から共感しました。
11月には、人気サロンのつくり方からサロン運営の裏側まで公開する 「愛されサロンのつくり方」~人気サロネーゼがそっとお教えする秘訣~ が清流出版より発売予定とのこと。実体験に基づく、多くの方に支持されるサロン運営について学べそうで、とても楽しみです。

サロネーゼにとってお手本となる指針をたくさんお持ちの藤枝さん。
これからサロンを開きたい方はもちろん、自分を磨きたいと思う方にはぜひお話を伺ってほしい、素敵な方でした。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介



プロフィール

藤枝理子さん

藤枝理子さん
紅茶&マナー研究家
サロンアドバイザー

東京都出身。
大学卒業後、ソニー株式会社入社。
お稽古好き、紅茶好きが嵩じて、結婚後に会社を辞めイギリスに紅茶留学。
帰国後、自由が丘デポー39にて紅茶とお菓子のプロデュースに携わり、東京初の<サロン形式紅茶教室エルミタージュ>を主宰。
英国スタイルで学ぶティーレッスン、イギリスのお菓子、テーブルコーディネート、ハウスキーピングなど、様々なライフスタイル提案型レッスンを行う。

また、サロン開設をサポートする【サロンマダム塾】が話題を呼び、新聞・雑誌等に取り上げられ、サロン運営に関するノウハウ本を出版。
テレビ・書籍・講演会など幅広く活躍中。

サロン情報

「英国式 紅茶&マナーサロン エルミタージュ」

一杯の紅茶からHappinessを!

こんにちは、藤枝理子です。
自宅開放型の隠れ家サロンにて、英国スタイルで学ぶの趣味の紅茶から、本格的にサロン開設を目指すかたまで、少人数制にて丁寧なレッスンを行なっております。
イギリス紅茶留学にて学んだ知識をもとに、アフタヌーンティーのマナーやテーブルコーディネートなど、紅茶から広がる潤いのある暮らしをご提案いたします。
初心者のかたも大歓迎です。
お気軽にサロンにいらしてくださいね。


ジャンル:

おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、体験教室あり、予約制、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

東京都世田谷区

ホームページ、ブログ:

http://ameblo.jp/rico1995/

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書籍

「プリンセスになれる午後3時の紅茶レッスン」 藤枝理子

プリンセスになれる午後3時の紅茶レッスン

「一杯の紅茶からHappinessを!」 イギリス紅茶留学を通して学んだ、ティーマナーやテーブルコーディネート、英国菓子のレシピまで詰めこんだ一冊。 サロンでのティータイム演出のヒント満載です。

著者 藤枝理子
出版社 角川メディアファクトリー
価格 税込1,296円

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