沖縄のマンマの個性が光るイタリア家庭料理教室

『アンジャーリー』主宰 赤木 葉子さん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、沖縄・那覇市でイタリア家庭料理教室「アンジャーリー」を主宰する赤木葉子さん。 40代から語学留学をきっかけに通い始めたイタリア・ヴェローナで、北イタリアの家庭料理を習得。 その後移住した沖縄で、パン教室を経て現在ではイタリア家庭料理教室を開催。 素材をいかした本場の家庭料理を、現地にいるような楽しい雰囲気の中学べるレッスンは評判を呼び、幅広い生徒さんで賑わっています。 「お料理がおいしいのはもちろん、先生に会うのが楽しみ!」とリピーターが絶えないレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。 第1回目はお教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2014/1/6(月)

赤木葉子さん

赤木葉子 さん

  • プロフィール
  • サロン情報
  • レシピ

大好きなイタリアを感じるこだわりのキッチンスペースで


沖縄・那覇市。多くの観光客や修学旅行生らで賑わう国際通りからほど近く、細い道を期待に胸膨らませたどると、沖縄の伝統的な家屋に並んで、ふわっとイタリアの地方都市に旅したような錯覚になる素敵なおうちに出会いました。
そこが、赤木さんがイタリア家庭料理教室を主宰する「アンジャーリー」。

瀟洒な玄関を入り階段を上がると広がっていたのは、イタリアをイメージし作ったというキッチンとダイニングのスペース。
木のぬくもりが伝わる室内には見晴らしのよい大きな窓から陽が差し込み、爽やかな風が入り、一瞬にして気持ちも開放的になる空間。
木製のキッチン、サーモンピンクのタイル張りの床、アンティークのキッチンウェア、ずらっと並んだハーブやスパイスのビンなど、赤木さんのセンスとこだわりが伝わり、どこを切り取っても絵になります。

赤木葉子先生1

大好きなイタリアをイメージしデザイン、リフォームしたという教室は爽やかな光と風を感じる空間


そしてベランダには、赤木さんが育てている数十種類のハーブも。
レッスンで採りたてのハーブを料理に使ったり、フレッシュハーブティーとしてお出しするそう。

部屋の雰囲気にマッチしたSmooth Jazzやボサノバなど心地よい音楽はインターネットラジオから。
センスのよい丁寧な暮らしが伝わる空間はとても快適で、生徒さんやお客さんが長居したくなるのもわかります。

マンマの調理法を限りなく再現


そんな中、沖縄の太陽のように明るい笑顔で迎えてくれた赤木さん。
素敵に人生を重ねているヨーロッパのマダムのような雰囲気をお持ちです。
縁あって横浜から沖縄に移住したのは2004年。
移住前にパン作りの師範資格を取得していたこともあって、最初はパン教室を開いていたそう。

「それがいつのまにかイタリア家庭料理教室になったの。えっと、いつからだったかしら!?」
と明るく笑います。

伺うと、知り合いや友人たちのおもてなしに出していたパスタやリゾットがとても好評で、「作り方を教えてほしい」というリクエストに応えたのが始まりだったとか。
それが評判を呼び、数年前からイタリア家庭料理がメインになりました。

赤木葉子先生2

センスのよい教室空間とイタリア家庭料理の楽しいレッスンは注目を集め、取材も多数


イタリアには、40代の頃語学留学でホームステイしたのをきっかけに、毎年訪問しているそう。
滞在した北イタリア・ヴェローナで出会ったイタリア家庭料理の美味しさに感動し、それからは料理の習得のため通い続けることに。

「イタリアの家庭でいただくお料理は、とにかく美味しいんです。
調味料はほとんど使いませんし、作るプロセスもとても簡単。でもコツがあるんです。
レッスンでは、イタリアの家庭でマンマが作るやり方を限りなく再現して、沖縄で手に入る食材を使ってお教えしています。」

レッスンではイタリアの家庭でどんな食材をどう調理しているかを細やかに伝え、試食のときは、イタリアの家庭の食卓の様子を伝えたりと、お料理の背景や現地の様子を学べるのも魅力です。

イタリアの食卓情報も交えたレッスンスタート


開始時間が近づき、生徒さんたちがいらっしゃいました。

「こんにちはー!」

みなさんとても明るくてフレンドリー。
今日は何度か通ったことのある方が多く、赤木さんを交え早速楽しい会話がはじまります。
そしてエプロンをきゅっと着けると、レッスンの開始です。

まずは今日のレシピの紹介から。
今日は、「インボルティーノ」と「インボルティーノのソースでオレキエッテ」、そして「ひよこ豆のスープ」の3品です。

「だいたいいつも、パスタ・リゾット・肉料理・野菜料理・オーブン料理などから2~3品と、試食後のティータイムには手作りのスイーツをお出ししています。」

手作りスイーツはレッスン後の”お楽しみ”的に、厳密な計量のいらない簡単なものを毎回用意しているそうですが、

「これが毎回絶品! 簡単に作れるとは思えない美味しさで、いつも楽しみなんです。」

と生徒さんが教えてくれました。

赤木葉子 先生3

摘みたてのイタリアンパセリをたっぷりと。イタリアの食材やキッチンの情報も楽しい話題


「こんにちは、よろしくお願いします!今日はまず、インボルティーニというお料理を作ります。
インボルティーニとは、巻くという意味です。
今日はにんにくやイタリアンパセリ、チーズを巻いてトマトソースで煮込んでいきます。
お肉のうまみがでてすごく美味しいソースができるんですよ。
このソースをオレキエッテという耳たぶのような形をしたパスタにあえていただきます。
わりとしっかりした味なので、スープはあっさりとヒヨコ豆のスープにしました。」

一品一品、イタリアでどう作られ食べられているかという情報も混ぜながらレシピの説明が終わると、作業台としても活躍する可動式の多機能ワゴンが登場。
キッチンとワゴン、テーブルを活用しての実習スタートです。

「アンジャーリー」では基本的に、デモンストレーションスタイルで、下準備など一緒にできることは実習をします。
ですからお料理初心者の方も気負いなく参加できます。

「最初にイタリアンパセリをベランダから取ってきますね。ではにんにくのみじん切りからはじめてくださ~い。」

どんなお料理ができあがるのか皆さん興味津々な様子で、調理にむかわれました。

笑顔が絶えない楽しいレッスンの模様は引き続き次週お届けします。
どうぞお楽しみに!

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=宮市雅彦



サロネーゼから皆さまへメッセージ

イタリアの家庭でいただく料理は、とにかく美味しいです。
調味料をほどんど使わず、また料理を作るプロセスはとても簡単です。そんなイタリアの家庭料理は私たちの日常の食卓も楽しくしてくれます。
カラフルな食材はテーブルの上を華やにし、ホームパーティのメニューにもピッタリ。
おしゃべりが弾む食卓のために、楽しいレッスンをしましょう。

生徒さんの声 Voice

  • Aさん
    WEBで料理教室を探しているときに見つけて通い始め、1年くらいです。 お料理は作りやすくてとても美味しいですし、とにかく先生が魅力的!お会いすると元気が出ます。
  • Bさん
    簡単にできて美味しいお料理を学べるのが魅力ですが、お料理以外のお話もとてもおもしろくて。 先生のセンスも素敵ですし、道具も可愛くて真似したいなと思います。 ここにいる時間が楽しいです。
  • Cさん
    友人の紹介で通い始めました。 イタリアの家庭料理ってシンプルでこんなに美味しいんだ、ととても勉強になっています。 身近に手に入る食材で教えてくださるので、習ったお料理は家でもよく作ります。


プロフィール

赤木葉子 さん

赤木葉子 さん
40代から語学留学をきっかけに北イタリアのヴェローナに通い、いつもステイする友人宅の家庭の味を習得。
沖縄移住(2004年)前に横浜でホームメイド協会パン師範科卒業。
ブルックボンドティーコーディネーター資格を取得する。
2005年より自宅で「手作りパン」の教室を、のち「イタリアの家庭料理」の教室を開く。

サロン情報

イタリア家庭料理教室「アンジャーリー」

イタリアの家庭でいただく料理は、とにかく美味しいです。 調味料をほどんど使わず、また料理を作るプロセスはとても簡単です。 そんなイタリアの家庭料理は私たちの日常の食卓も楽しくしてくれます。 カラフルな食材はテーブルの上を華やにし、ホームパーティのメニューにもピッタリ。 おしゃべりが弾む食卓のために、楽しいレッスンをしましょう。

ジャンル:

イタリアン

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、予約制

所在地:

沖縄県那覇市松尾

ホームページ、ブログ:

http://angiari.tumblr.com

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レシピ

ひよこ豆のスープ
ひよこ豆のスープ(Zuppa di ceci)

材料
(3~4人分)
・茹でたひよこ豆 400g位
・セロリ 1本(みじん切り)
・玉ねぎ 1/2個 (みじん切り)
・ショートパスタ 100g位
・にんにく 少々(みじん切り)
・ローズマリー(ドライ) 適宜
・塩 適宜
・唐辛子(好みで) 小1本
・水 2カップ位

作り方
  1. ひよこ豆は前夜から水につけたものを茹でておく。
    茹でたひよこ豆の半分位を、フードプロセッサーなどでペースト状にしておく。
    ショートパスタも茹でておく。
  2. 鍋にオリーブオイル、にんにく、玉ねぎ、セロリ、唐辛子を入れ、弱火でじっくりと炒める。
    全部のひよこ豆を入れ、10分くらい煮込む。
  3. ローズマリーを入れ、塩で味を整える。
    最後にオリーブオイルをまわりかける。