本物のおいしい料理”を最も美味しいレシピで

「LOVELY TABLE 銀座」主宰 中村奈津子さん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、都内で料理教室『LOVELY TABLE 銀座』を主宰する中村奈津子さん。東京で一番歴史があると言われている、銀座・田中伶子クッキングスクール副校長としても活躍する中、香港・NY等の海外在住時に現地で開催していた料理教室の流れをくみ、サロンスタイルの新たな教室を今年7月にオープン。幼い頃から本物の食材・料理に触れ、料理研究家は天職と話す中村さんのレッスンは、洗練された雰囲気の中「正統派の料理を最も美味しいレシピで学べる」と開講後すぐに評判が広がり、すでに予約が取りにくいほど。満席が続くレッスンの模様とインタビューを4回にわたりご紹介します。第1回目はお教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2012/11/26(月)

中村奈津子さん

  • プロフィール
  • サロン情報
  • レシピ

都心の喧騒を忘れる優美な空間で学ぶ本格レッスン


世界の食が集まるラグジュアリーな街・銀座のエリアにある『LOVELY TABLE 銀座』。1964創業・45年以上も続く、東京で一番歴史があると言われている、お母様が校長を務める料理学校『田中伶子クッキングスクール』の副校長として活躍する中、ご結婚、そしてご主人の転勤に帯同した香港、NYでも料理教室を開催。その後ご帰国され、満を持して今年7月に新たなスタジオでサロンスタイルの料理教室をオープンされました。

「正統派の料理を最も美味しいレシピで学べる」レッスンは開講後すぐに評判となり、すでに予約が取りにくい人気教室に。アメリカンスタイルのインテリアが醸し出す優美な雰囲気の中学べるのは、ひと手間を惜しまない”本物のおいしい料理”です。

料理研究家は天職、という中村さんのベースは、「田中伶子クッキングスクール」で教えている伝統的な家庭料理と大学で学んだ調理科学、そして「全日本司厨士協会」で数々の伝説の名料理人の方々から教えて頂いた絶対的な美味しさの料理。

時短、節約、アレンジ料理がなどではなく、中には時間や手間がかかるものもありますが、そのひと手間には美味しくする調理科学上の理由があることをお伝えしたいと、1回1回のレッスンに丁寧に向き合っていらっしゃいます。

お教室ではフランス料理、イタリア料理、中国料理、日本料理、パン・菓子など、シーズンやイベントに沿ってテーマを設定した多彩なメニューが学べますが、訪問したこの日は、アフタヌーンティーのレッスン。

ベルチャイムを鳴らしてお伺いすると、キリッと黒のエプロンに爽やかな笑顔の中村さんが出迎えてくださり、美しい磁器と銀器を取り混ぜた素敵なテーブルが広がっていました。

窓から明るい光が差し込み、都心であることを忘れそうな優美な空間


スムーズな動線を考え様々な工夫を取り入れたという新しいレッスンスペースは、都心の真ん中に居ることを忘れてしまう静かな空間。広く明るく開放感があり、スタイリッシュなアイランドキッチンが印象的です。

キッチン選びについては、家具のように部屋に溶け込むことを重視して、定員の8名の生徒さんが並んで快適に実習できるスペースを確保でき、丈夫で清掃性が良いこと、また、収納が充実しているものを探し、クリナップ社製のものを選択。様々なこだわりも反映し、使い勝手のよい大満足のキッチンが完成したそう。

これからここで、どんなレッスンが開かれるのでしょう。期待が高まります。


食文化も学ぶアフタヌーンティーレッスン


開始時間が近づき、生徒さんが次々にいらっしゃいました。
中には香港の教室に通っていた生徒さんもいらっしゃり、久しぶりの会話も弾みます。
皆さんがエプロンをつけ手を洗い、用意が整えられると、まずはレシピの説明からスタートです。

今日学ぶのは、「3種のサンドウィッチ(キューカンバー、サーモンロール、ローストビーフ)」「チョコレートタルト」「フルーツタルト」「トライフル」「ダークフルーツケーキ」「デビルドエッグ」「スコーン2種」の充実の10品です。

ふとレシピに目を落とすと、右下の角に教室名をかたどった美しいエンボス加工がされています。お気に入りのアメリカの人気キッチン用品ブランド「Williams Sonoma」でオリジナルのエンボスが手作りできるキットをオーダーし、作成しているそう。とてもおしゃれでおもてなしの心を感じます。

おもてなしの気持ちが反映されたレシピ。これから習う料理がますます楽しみになります


「それではキッチンのほうに集まってくださーい。今日のテーマはアフタヌーンティーで、香港のペニュンシュラホテル流の英国式レシピをご紹介します。アフタヌーンティーは本来3時間くらいかけてゆっくり楽しむもので、紅茶と一緒にサンドウィッチやスコーン、ケーキなどが出されます。
今日は10品作っていきますので、まずは時間のかかる、ダークフルーツケーキからはじめますね。ダークフルーツケーキとは・・・」

詳細な手順の説明に加え、メニューにまつわる歴史やいわれ、現地での食べられ方など、情報もたっぷり伝えていきます。その背景を知ると、レシピがより身近になり、作る楽しさが一層増します。

レッスンではなるべくそういった知識や、海外で実際に体験したことなども織り交ぜてご紹介しているそうで、レシピとともに食文化も学べると、生徒さんに喜ばれているそうです。


生徒さんには、一番美味しいレシピを伝えたい


「では次にカスタードを作ります。カスタードではバニラビーンズを使いますが、実はこれはサヤでして、半分に開けて中の種を取ります。中に小さい種が入っていますが、これがいわゆるバニラビーンズです。はい、これです。見えますか?サヤは乾燥させてグラニュー糖に入れておくと、バニラシュガーになりますので紅茶に入れてもおいしいです。ぜひ活用してくださいね。では皆さんでこちら交代しながらやってみてくださーい」

リズミカルな親しみやすい口調で、料理初心者の方にもわかりやすいよう基本的なことから丁寧に説明がなされます。馴染みがうすそうな食材は実際に触れていただいたり、また、多彩なアレンジ法もどんどん伝えていかれます。

レッスンはデモンストレーションと実習がバランスよく組まれていて、ポイントになるところは必ず体験をしていただきます。


食材には絶対的なこだわりを。一番おいしいレシピをお伝えするために日々研究



「それではサンドウィッチを作っていきましょう。3種類作りますが、一番大切なのは、おいしいパンで作ること!今日は浅野屋さんのパンを用意しました。ローストビーフはローマイヤのものですが、ちょうどサンドウィッチによいサイズなんです。それではまな板をお一人一枚ずつお取りくださ-い」

中村さんが絶対にこだわっているのが、おいしい食材を使うこと。例えばサンドウィッチにしても、どこのパンが一番おいしくできるか、具材や調味料はどこのものが一番良いか、常に最善のものを探し、生徒さんによりよいものをご紹介しているそう。それは田中伶子クッキングスクールでももちろんそうで、生徒さんには手に入る中で一番おいしい食材と、一番おいしくできるレシピをお伝えしたい、そのために日々研究を続けるのが料理研究家の務めだと、長年心がけているそう。
レクチャーを伺っていると、どのメニューも、何度も何度も試し研究し尽くして完成させていらっしゃるのを感じます。

その思いは生徒さんにも伝わっていらっしゃるようで、同じメニューでも「中村先生のレシピが一番美味しい」と絶大な信用を寄せられているそうです。

楽しい雰囲気の中たっぷりの情報が伝えられ、レッスンは順調に進んでいきます。その続きは、引き続き次回お届けします。どうぞお楽しみに!

サロネーゼから皆さまへメッセージ

本物の美味しさは誰をも幸せにしてくれます。
本物の美味しいものは美しく、身体に優しく、暮らしを豊かにしてくれます。
実家の創立44年の料理学校「銀座 田中伶子クッキングスクール」で培った”美味しい”の秘密をみなさまにシェアするべく少人数制のサロンをオープン致しました。
本物の美味しいお料理でLOVELY なTABLEを楽しみましょう。

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室名の由来は?
美しい、すばらしい、高貴な、かわいらしい、愉快な、楽しい、とても気持ちのよいという意味をもつLOVELY。教室に来て頂いてそのように思って頂いて、またいらして下さる生徒のみなさんのテーブルがそんな素敵な物になればいいな、と。
サロン/教室の特徴は?
「田中伶子クッキングスクール」で教えている伝統的な家庭料理と大学で学んだ調理科学、そして「全日本司厨士協会」で数々の伝説の名料理人の方々からお教え頂いた絶対的な美味しさの料理をベースに、正統派の料理を最も美味しいレシピでお伝えしたいと思っております。時短、節約、アレンジ料理など流行りの手法ではありませんので、時間や手間の掛るものもございます。けれど時間を掛けてゆっくり煮詰めて仕上げたシチューや蒸籠で蒸した点心、じっくり弱火でひいた一番だしなどすべてその手間には美味しくする調理科学上の理由があるのです。すこし時間にゆとりのあるときにご自分や大切な方々のために手を掛けた最上の美味しいお料理を作って頂けるよう、みなさまにLOVELYなTABLEをお届けできますよう務めさせて頂きたいと思っております。
サロン/どんな生徒さんが多いですか?
色々な方がいらっしゃいます。20代後半から60代の方まで。母娘で来て下さる方、大学生の方も。OLさんから主婦の方など。
サロン/教室を主宰してよかったことは?
なにより「美味しかった~!」と言って頂ける事です。
レッスン中、心がけていることは?
絶対に失敗しないこと。必ず予備の材料、器具、バックアップできるものは予め作っておくなど、あたりまえですが完璧なお料理をお出しすることがプロだと思います。
人気の高いメニューは?
いろいろあり過ぎて難しいですが、少し背伸びしたようなメニューがやはり人気があります。

初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
メールでお気軽にお問い合わせください。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

中村奈津子さん

LOVELY TABLE GINZA主宰
田中伶子クッキングスクール副校長
NPO食育インストラクター1級

日本女子大学家政学部食物学科で西洋調理を学び卒業後、プロフェッショナルシェフの団体 全日本司厨士協会に就職。
ニューヨークに1年間留学し、パーソンズ・ニュースクールにてアメリカンベーキングのディプロマ取得。
フィレンツェに延べ1年間留学し、ラ・フォールアカデミーにてイタリア料理・イタリア菓子のディプロマ取得。
パリに2カ月間長期滞在しル・コルドンブルー、エコールリッツでフランス料理・菓子を学ぶ。
香港駐在中に鴻星料理学院にて中国料理・飲茶料理のディプロマ取得。
2006年よりニューヨーク駐在中にフレンチカリナリーインスティチュートでブレッドベーキングのディプロマ取得。

ニューヨークアッパーイーストサイドにて料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。
2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。
2012年9月「LOVELY TABLE GINZA」をオープン。

光文社「美STORY」「VERY」「女性自身」などに寄稿。
BSフジ「阿川ごはん」阿川佐和子氏とレギュラー出演。
日本テレビ「zip!」に出演。
現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行の日本唯一の英文総合月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載中
東京ガス主催小学生向け食育イベント「味覚のアトリエ」講師。

サロン情報

LOVELY TABLE GINZA

正統派の料理を最も美味しいレシピでお伝えしたいと思っております。
時短、節約、アレンジ料理など流行りの手法ではありません。時間や手間の掛るものもございます。
すこし時間にゆとりのあるときにご自分や大切な方々のために手を掛けた最上の美味しいお料理を作って頂ければ嬉しく存じます。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、イタリアン、フレンチ、中華、韓国、スペイン、インド、エスニック、健康食、パン、和菓子、洋菓子、ワイン、チーズ、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート、その他

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)、お酒の提供あり

所在地:

東京都中央区銀座

ホームページ、ブログ:

ホームページ:http://www.lovelytableginza.com/
レッスンのご案内ブログ:http://ameblo.jp/lovelytableginza/
ブログ:http://ameblo.jp/natsukonakamura/

レッスン情報:

レッスンはフランス料理、イタリア料理、中国料理、日本料理、パン・菓子などをシーズンやイベントに沿ってテーマを設定してメニューを組み立て致します。

受講は1回ずつの単発レッスンですのでご興味をお持ち頂いた回にご参加頂けます。
レッスンはデモンストレーションと実習で行い、サロンでご歓談頂きながらお食事をお楽しみ頂きます。

当校は全国料理学校協会の加盟校です。レッスンの受講回数により、全国料理学校協会の技術検定証 初級、中級、上級、助教員、教師資格が取得できます。またNPO日本食育インストラクター協会の加盟校です。レッスンの受講と講習、試験により食育インストラクター1、2、3、4級の資格が取得できます。

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レシピ

トライフル(下段:透明カップ)
トライフル(下段:透明カップ)

材料
スポンジケーキ台 100g
カスタードクリーム 160g
ラム酒  小さじ1
生クリーム 60g
好みのフルーツ 適宜
ラズベリーシロップ 大さじ4

作り方

  1. カスタードクリームにラム酒を混ぜる。
  2. 生クリームは7部立てに泡だてる。
  3. グラスにスポンジ生地、ラズベリーシロップ、フルーツ、カスタードクリームを重ねて最後に生クリームを盛る。