洗練された雰囲気の中、五感で学ぶフラワーレッスン

『Flora Rumi & Ambiente』主宰 向坂留美子さん

インタビュー連載 第1回

今月のサロネーゼは、東京・世田谷区で東京・駒沢の自宅を中心にフラワーサロン『Flora Rumi』(フローラルミ)とおしゃれな暮らしをトータルに提案する美生活サロン『Ambiente』(アンビエンテ)を主宰する向坂留美子さん。センスのよいアーティフィシャルフラワーが学べるレッスンには、全国から生徒さんが通い常に満席が続きます。
「サロネーゼ入門」の著者でもあり、”スーパーサロネーゼ”としても大人気の向坂さんのレッスンの模様とインタビューを4回に渡りご紹介。第1回目は教室の紹介とレッスンレポート前半です。

掲載日:2012/2/6(月)

向坂留美子さん

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感性が磨かれる空間で


東京都世田谷区、最寄駅からほど近い高層マンションの一室にある『Flora Rumi』。

少し前にリフォームしたばかりという、レッスンが行われるリビングダイニングにお邪魔すると、洗練されたヨーロッパの邸宅のような素敵な空間と、窓の向こうには、遮るものが何一つない素晴らしいパノラマが広がっていました。


訪問日の3カ月ほど前にリフォームが完成し、南イタリアのリゾートのようなイメージに仕上げたという室内は、細部にいたるまで向坂さんの美意識が詰まっていて、飾られている小物一つ一つもそれぞれ役目を持ってこの空間を彩っているかのよう。タイルはイタリアから取り寄せ、イタリア製の家具はドイツ駐在時に気に入って購入したものを帰国時持ちかえり、大切に使用しているそうです。

ドイツ、ヨーロッパ暮らしで磨いた感性でまとめられた、美しい空間


インテリア雑誌の中にいるような洗練された室内ですが、センス良く飾られた向坂さん手作りのアーティフィシャルフラワーの作品たちが、居心地のよい温かさを醸し出しています。



アーティフィシャルフラワー(以降、アートフラワーと表記)とは、生花の質感をリアルに再現した高品質な造花で、生花には出せない高い芸術性と耐久性、そして手軽さが注目され今人気急上昇中です。



温かさを添える、ナチュラルでシックな色使いのアーティフィシャルフラワー





まだ少ないアートフラワーのレッスンが受講できるとあって、日本全国から『Flora Rumi』に通う生徒さんの登録は400人以上。まさに予約が取れないレッスンとなっている中、今日学ぶのはアートフラワーで作る”ハーブの寄せ植え”。

五感が磨かれるような素敵な空間の中、どのようなレッスンが行われるのか、期待に胸が膨らみます!



Room


見取り図

ずっとピアノを習っていたと言う向坂さん。
ピアニストの憧れ・スタインウェイのピアノの存在もお部屋をより洗練させています



レッスンの魅力の秘密

レッスン開始時間になり、生徒さんが続々といらっしゃいました。今日の生徒さんは定員いっぱいの6名。皆さん何度目かのご参加で、中には通い始めて6年目という方も。

「ずっとキャンセル待ちをしてようやく通えるようになりました。毎回楽しみでしかたありません!」

とお一人の方が教えてくださいました。
毎回レッスンが楽しみ!という思いは皆さん共通のようで、玄関を入られる時からとてもワクワクしていらっしゃるご様子が伝わってきます。

テーブルには一人分ずつ花材が用意されており、中央には向坂さんが制作したお見本となる作品が置かれています。それはまるで生花と見間違うほどのナチュラルさ。

花、茎、葉などそれぞれに合った様々な素材が用いられ、質感までも生花のよう



『Flora Rumi』で学べるのは、全て向坂さんのオリジナルデザイン。ドイツ、ヨーロッパ暮らしで培った高い感性で生み出されるデザインは多くの人を引き付けます。

「アートフラワーのデザインの基礎は生花にあります。なので、基本型はしっかりと生花でお教えしています。生花のデザインを長く学んだこと、ガーデニングが趣味であることが、私のアートフラワー『Rumi’s Style』の基盤にあり、独特のテクニックを編み出せた大きな理由の1つだと思います」

生花のようなナチュラル感を出すために複雑な色合わせが必要なため、一つの作品にたいてい20種類以上の花材を使うそう。これだけの花材を人数分揃えるのは、実はとても大変な作業です。

「花材はなかなか1か所では揃えられないので、何ヵ所かの花材・資材問屋さんと取引をしています。何かが欠品すると代替え品の確保に東京圏の取引先を走りまわることになるので・・」

加えて、一つ一つの器にきっちりフォームをセッティングし、生徒さんが作業しやすいように一人分ずつに整えていくなど、表には見えない準備にかなりの時間と労力を要します。

「とても繊細で注意が必要な作業なんです。切り分けたりするキット作りの作業は時々アルバイトでお願いすることもありますが、花材の仕入れなど、デザインに関わる部分はニュアンスが大事なので、私が全て責任を持って1人でやっています」

他では学べない芸術性の高いデザインとこのこだわりが、多くの生徒さんを引き付ける魅力のようです。


イメージが湧く、丁寧なレクチャー

皆さんが着席するとレジュメが配られ、向坂さんのご挨拶とともにレッスンの開始です。

「皆さんこんにちは、今日はハーブの寄せ植えを作ります。キッチンにはオールシーズン置けるような作品ですが、例えばライムを卵に変えて横にフェザーをあしらえばイースターにも使えますし、スイートピーやパンジーといった花に変えれば、春のテーブルにも使えるなど、いろいろ応用もできます。三方見、四方見、どちらでも大丈夫なので、どこに置くか想像して決めてくださいね。三方見だと・・・」

レジュメに沿って、花材や器、デザイン、応用の仕方、さらに例として本のデザインのご紹介をするなど、細やかな説明が続きます。

BGMには柔らかな音色のクラシック。時間帯によって音楽を変え和やかなレッスンを演出



「花材は、土から生えているように自然な出来上がりになるように生けていきます。地面からまっすぐ元気よく生えているように、垂直に差して下さい。そして、茎も自然に見えるように、柔らかい曲線を必ずつけてくださいね。自然のものにまっすぐなものってないですよね。茎を自然にカーブさせることができるのもアートフラワーのメリットです。差す前にカーブをつけるといいですよ」

初心者の方にもわかりやすいよう丁寧で具体的な説明がなされます。皆さん出来上がりのイメージが湧き、作る手順が頭の中で組み立てられていっているようです。

「それでは始めましょう!」

レクチャーのあとは、ほっと癒される柔らかな音色のクラシックが流れリラックスできる雰囲気の中、いよいよ生徒さんの作品作りのスタートです。

続きは次回レッスンレポート後半でご紹介します。どうぞお楽しみに。

サロネーゼから皆さまへメッセージ

東京のパノラマを一望できるタワーマンションの一室を開放したちょっぴりお洒落なフラワーサロンです。
ヨーロッパの香りのするインテリアに、心地よい室内楽の調べ・・・。そんな中、花とたわむれて過ごす優雅な時間こそ、忙しいあなたにとって大切なのでは?フラワーデザインのノウハウだけでなく、五感を解き放ち、無心でデザインする楽しさ、喜びをより多くの人に感じてほしい・・・それが私の願いです。

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン名の由来は?
「Flora Rumi」は思いつきで言ったサロン名だったのですが、インテリア雑誌に掲載されてしまい、そのまま定着(笑)。「Ambiente」は私のお気に入りのドイツ語(イタリア語も同じ)で「雰囲気」「ムード」と言った意味。フランクフルトで開かれる、センスのいいライフスタイルメッセの名称も「Ambiente」なので、五感で楽しむ「美生活サロン」のコンセプトにぴったりだったので。
どんな生徒さんが多い?
サロネーゼの先生方はとても多いですね。サロンは季節に応じてお部屋のしつらえを変えますからお花は必需品なのだと思います。主婦の方、お仕事されている方、半々くらいでしょうか。年代は、20代後半?70代くらいまで幅広くいらっしゃいます。初心者の方もいれば、お花の先生もいらっしゃいますので、どんな方でも楽しめると思います!
生徒さんに好評な作品は?
ナチュラルでシックな色遣いのエレガントなアレンジ(Rumi’s Style)がとても人気です。アーティフィシャルフラワーがメインのレッスンになりますので、原色や派手なパステルは避け、中間色、アンティークカラーなどで品良くナチュラルにまとめるようにしています。
レッスンで心がけていることは?
日常の中の非日常を感じてもらえるよう、生活臭はなるべく排除するようにしています。お花のデザインだけでなく、それを飾る空間・インテリアも参考にしてもらえるよう、季節ごとにサロンのしつらえを変えてお迎えしています。いらっしゃった生徒さん全員が平等に楽しんでもらえるよう気配りするようにしています。
いままで勉強してきたことで役にたっていることは?
サロンの仕事は多岐にわたるので(事務、営業、経理、家事・整理整頓?・・)、今までやって来たこと、勉強して来たこと、やって来たことが無駄になることはないと思います。 特記するとすれば 、私の場合、ちょっと大がかりなサロンイベントをプロデュースすることが多いので、その時に役立っているのは、以前の仕事「番組作り」の時にたたき込まれた「企画・提案」や「構成・演出」のノウハウでしょうか。
未経験者・初心者でも通えますか?
半数以上の方が初心者ですから、問題ありません。年に数回、フラワーデザインのテクニックに特化したレッスンも行っておりますので、大丈夫です。
初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものとは?
ホームページやブログトップのコンタクト欄から、お名前と連絡先を明記の上、ご連絡下さい。次回レッスン&サロンの場所などの詳細を返信致します。
初回ご持参頂くものは、ハサミ(クラフト用)と作品のお持ち帰り用紙袋だけです。その他は、こちらでご用意致します。

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介

プロフィール

向坂留美子さん
『Flora Rumi & Ambiente』主宰

逗子生まれ。東京女子大卒業後、フラワーデザインスクールにて講師資格取得。
夫の転勤で3年ドイツに滞在。その間、ドイツ&イギリスにてヨーロッパのフラワーデザイン、おもてなし料理&テーブルセッティングなどを学ぶ。

現在、世田谷の自宅マンションでフラワー&美生活サロン「Flora Rumi & Ambiente」を主宰。2010年4月、サロン10年の節目に、ハリーポッターを出版している株式会社静山社から「向坂留美子のサロネーゼ入門」を出版。

ナチュラル&シックな「Rumi’s Style」アーティフィシャルフラワーのコースが人気でサロンは全国から通う参加者で賑わっている。
この他、サロネーゼ&ブログセミナー、インテリアレッスン、イベント企画なども行う。
玉川高島屋SCカルチャーサロン講師

サロン情報

Flora Rumi & Ambiente

フラワーサロンでは、花を通して季節感のあるお洒落な生活を・・、そして美生活サロンでは、それぞれの専門分野のサロネーゼさんをゲストに迎え、食と花、香りと花、音楽と花・・と五感で楽しむライフスタイルを提案しています。

ジャンル:

おもてなし、テーブルコーディネート、フラワーコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、駐車場あり、各種イベントあり、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

東京都世田谷区野沢

ホームページ、ブログ:

http://www.flora-rumi.com
http://ameblo.jp/flora-rumi

レッスン情報:

★Interior Flower Course★
日々の暮らしをお洒落に、心豊かに過ごすためにお花をデザインするコースです。
ホームパーティーなどに自分でアレンジしたお花を飾ってみたい・・・、自作の花束をプレゼントとして差し上げられたら・・・、クリスマスリース、お正月の飾りをセンス良く手作りしたい・・・そんな希望を持っている方は結構多いと思います。このコースはそんな方たちのために作られたコースです。
季節感を大切にしたアレンジメント、行事に合わせたデザインを、生花、ドライ、プリザーブド(葉ものを中心に)、アーティフィシャルフラワーで作ります。また、フラワーデザインの基本形であるジオメトリックフォームや花束の作り方、コサージ などのデザインを織り交ぜたカリキュラムになっています。

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書籍

向坂留美子のサロネーゼ入門

『向坂留美子のサロネーゼ入門』

「好き」を仕事にしたいあなたへ! サロネーゼ歴10年の著者が、サロンをオープンする、サロンを運営するノウハウをすべて明かします!

「サロネーゼ」とは、自宅で料理、手芸、フラワーデザインなどをメインにサロン(教室)を主宰して人気を博している女性のこと。結婚して子どもができて家庭に入っても、好きなことを教えることで社会とのつながりが持てる、それが「サロネーゼ」という生き方。そして、自宅サロンは、そのとき、そのときの家庭の事情に応じて、リスクをほとんど負うことなく、拡大することも、縮小することも可能です。これまでにない、女性が自分の仕事をしていくヒント満載!

著者 向坂留美子
出版社 静山社
価格 税込1,365円

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