とらわれないおもてなし

 

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佐藤 紀子さん

インタビュー連載 第4回

今月のサロネーゼは、東京・港区のご自宅で『SugarLab.』を主宰する佐藤紀子さん。OL,ワインバーのオーナーシェフを経て、ご主人の転勤で駐在したアメリカ・サンディエゴで料理教室をオープン。帰国後は、アメリカで培った「ホストも楽しめるホームパーティー」のノウハウと、おもてなし料理&テーブルコーディネートを伝える他にないレッスンを展開。
キャンセル待ち多数の、佐藤さんの魅力あふれる『SugarLab.』のレッスンにお邪魔してきました。

掲載日:2010/12/27(月)

レッスンの魅力を伝える

――レッスンは大人気で、今やキャンセル待ち多数と聞きます。

佐藤さん おかげさまで・・ホームページやブログを見てお申し込み下さる方もとても多いのですが、でもご満足いただく内容にしたいので1回の定員を増やすことはできず・・ 申し訳ない思いでいます。
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――ブログもホームページもとても充実していらっしゃいますよね。ホームページはご自分で作成を?

佐藤さん いえ、アメリカ在住の友人、フォトグラファー兼WebデザイナーのT・松林さんに作成してもらったんです。
内容の更新はもちろん自分でしています、最新情報をすぐに載せたいので。

ブログの力もすごいですよね~。ブログを始めてからお申し込みがぐんと増えましたから・・。


――佐藤さんのブログもホームページもお写真がとてもキレイ。楽しい雰囲気も、そして熱いメッセージも伝わります。過去のレッスン情報も丁寧に掲載していらっしゃいますね。

佐藤さん はい、ありがとうございます!写真はイメージを伝えるために大切なものだと思いますし、過去のレッスン情報も、生徒さんに安心して来ていただける材料になると思うんです。


――なるほど、情報発信はとても大切ですね。手をかけている分、伝わっているのだと思います。


満足いただくレッスンのために

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――アメリカ、そして日本で料理サロンを開いて、良かった点、苦労した点は?


佐藤さん 。そうですね・・やはり、お料理を召し上がっていただいて「おいしい!」と言っていただいたり、お帰りの時、「楽しかった!」と言っていただいたときはとても嬉しくて、やっていて良かったな~と思います。

苦労した点は・・うーん。そうですねぇ・・あえて言えば、いろいろな生徒さんがいらっしゃいますので、お一人お一人に満足していただけるように気を配ることでしょうか。

――いつも生徒さんに喜んでいただけるよう配慮されているんですね。

佐藤さん そうですね、試作も、段取りや教え方についても、自分が納得するまで考えます。

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みなさん、おいしい時は本当に「おいしい!」って言ってくださるんです。たまに反応が薄いときは、正直なところ、たいてい自分でも「あ~もうちょっと試作をすれば良かったかな・・」と思っていた時(笑)
いつも本気で「おいしい!」って言っていただきたいので、試作もすごく頑張ります。


――試作の「納得度」はそのまま生徒さんの「満足度」なのですね。

佐藤さん そうですね。教え方も、レッスンの中で「どうやったらわかってもらえるか」といつもよりよい伝え方を考えています。


――レッスンにかける熱意と思い入れが伝わります。考案したり準備したり・・といった見えない作業の時間が重要なのですね。

レッスンのある日のタイムスケジュール


――企業のレシピ開発や外部講師など、幅広くご活躍の佐藤さん。お忙しそうですが、レッスンのある日のスケジュールを教えてください。

佐藤さん レッスンある日はこんな感じです。

4:00 起床、レッスンの仕込み
6:30 犬の散歩、朝食
8:00 掃除、セッティング
9:00 身支度
10:00 進め方の確認、最終準備
11:00 レッスンスタート

16:00 レッスン終了、片付け
犬の散歩、メールチェック、レシピ開発
22:00 入浴
23:00  就寝 (途中、ご主人の食事用意)

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これからの夢

――これからの夢は?

佐藤さん たくさんありますが(笑)、まずこの場所で違うスタイルのクラスをやってみたいですね。そして、レッスンの予約待ちをしてくださっている方々のためにも、ここ以外の場所でレッスンを設けていきたいと思っています。

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そして・・いま妊娠中でお休みなんですが、頼れるアシスタントさんがいまして、彼女が名簿の管理も含めとても力になってくれています。


彼女の存在は大きくて、彼女のおかげで私も頑張れることが多くて・・。産後落ち着いたら復帰すると言ってくれているので、彼女の復帰後一緒に頑張りたいこともたくさんあります!


――それは楽しみですね!

佐藤さん そうなんです。今年は企画を練ったり、できることから取り組みたい、と思っています。

それから、レッスンでは、生徒さん達には、「とらわれない」ということを教えて差し上げたいと思っています。


――「とらわれない?」

佐藤さん はい、「おもてなしはこう」「テーブルコーディネートはこう」という、型や思い込みにとらわれずに、ご自分の持っているセンスや道具でもっと食卓やおもてなし、暮らしを楽しんでいただけるようにお伝えしていきたいんです。

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例えば、テーブルコーディネートって、きれいに型通りにお皿を並べるのが目的ではなくて、お料理を盛って、参加者全員で楽しく食卓を囲むためのものだと思うんです。
センターピースだって必ずなければならないものではないと思うんですね。

その代わりに会話が弾むものや、ちょっとした遊びを取り入れた演出をするなど、ご自分流にアレンジできるのが理想的です。


――なるほど。

佐藤さん 基本は押さえつつ、でも、崩せるところは崩してもいいんじゃないでしょうか。

参加者全員が「楽しい!」と思っていただけることが第一。ホスト自身が恥ずかしがらなければ、みんな楽しんでくれるんです!

キッチンは全ての源

――まさにONLY1のレッスンを展開する佐藤さんにとって、キッチンとは?

佐藤さん 生きる源ですね。全てのアイデアの源でもあります。

ちょっと体調が悪いときでも、キッチンに立てばすっと背筋が伸びるんです。
そして、私にとってはクリエイトするところ・・アイデア創造所です!

 

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――全ての源なんですね!快適空間の秘訣はなんでしょう。

佐藤さん なるべく物を出さずにすっきりと。でも作りこまない。あまりきっちりしすぎないところでしょうか(笑)。

――心地よいキッチンをベースに生き生きと活動される佐藤さんから、生徒さん方も元気をいただいていらっしゃるのではないでしょうか。今日は本当にありがとうございました!

佐藤さん こちらこそありがとうございました!



今後外部でも活動を広げていくという佐藤さん。食卓クリエーターとしても、ホストも楽しめるパーティの演出家かとしても、ますますのご活躍がとても楽しみです!

(おわり)

前回インタビューはこちらから


インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=菊池友理
 

 

 

プロフィール

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佐藤 紀子さん

食卓クリエーター
おもてなし料理&テーブルコーディネート教室SugarLab.主宰

1969年生まれ。幼少の頃から料理上手な母や伯母の影響で、料理や器に興味を持つ。
実践女子短期大学生活文化学科卒業。
結婚を機に会社を退社し、懐石料理・イタリアン・カフェ(Sweets)にて修行を積む。
ワイン通の姉と2人で赤坂にワインバーを開店。
夫の海外転勤に帯同し、カリフォルニア・サンディエゴに居を移す。2007年春より「おもてなし料理教室 SugarLab.」を始める。
2009年6月に日本へ帰国。
アメリカで培った「ホストも楽しめるホームパーティー」のノウハウを多くの方に広めたい!という一念で9月より自宅にてサロン形式のおもてなし料理&テーブルコーディネート教室SugarLab.を開講。「料理を盛り付けてこそのテーブルコーディネートである」という信念のもと、華やか且つ実用的なテーブル作りを教授している。

その他ラジオ出演・企業向けレシピ開発・タイアップ商品についての執筆、出張料理教室の講師など依頼多数。

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