演出のある食卓を提案

 

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佐藤 紀子さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、東京・港区のご自宅で『SugarLab.』を主宰する佐藤紀子さん。OL,ワインバーのオーナーシェフを経て、ご主人の転勤で駐在したアメリカ・サンディエゴで料理教室をオープン。帰国後は、アメリカで培った「ホストも楽しめるホームパーティー」のノウハウと、おもてなし料理&テーブルコーディネートを伝える他にないレッスンを展開。
キャンセル待ち多数の、佐藤さんの魅力あふれる『SugarLab.』のレッスンにお邪魔してきました。

掲載日:2010/12/13(月)

細かなフォロー

生徒さんは、二つの調理台やガスコンロで、それぞれの担当を手際よく作業していかれます。

「先生、ペコロスの根っこは落としますか?」
「あ、ペコロスがバラバラにならないようにちょっと落として」

細かな質問に答えたり、一人ひとりにアドバイスしながら生徒さんの間を軽やかに動いていく佐藤さん。
ゆりねの黒っぽい箇所を削る担当をずっとしてくださっている生徒さんに、

「地味な作業でごめんなさいね」

とフォロー。作業が終わり手が空いた生徒さんには、

「○○さん、それ終わったらトルティーア温めてもらえます?」

と、生徒さんの動きを把握し、タイミングよく次の指示を。注意点とその理由もきちんと伝えていかれます。

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『SugarLab.』の魅力

レッスンの途中ですが、ここで生徒さん方に『SugarLab.』の魅力をうかがってみました。

「先生のブログを以前から見ていて、紹介されているレシピがとっても素敵だったので、ぜひレッスンに参加したくて申し込みました。先生は会話も楽しいし、教えるのもお上手。お料理もですが、お人柄もとても素敵なんです。身近な食材で作れるレシピを教えて下さるので、レッスンの帰りにスーパーで食材を買って翌日作ることが多いです。家族にも好評ですよ」 

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「私も先生のブログのファンでした。テーブルコーディネートもとてもかわいくて、レッスンに参加したいと問い合わせたんです。でもすごい人気なのでなかなか難しくて、一年待ちました!ハロウィンなど、海外のイベントやパーティのコーディネートを学びたかったので、先生のレッスンはまさにぴったり。コーディネートの色合いもセンスも大好きです。今日で2回目なのですが、とにかく楽しくて!ずっと通いたいです」

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「私は、先生がサンディエゴで料理教室をされていた時に通っていたんです。帰国後、ここでレッスンを再開されたと聞いて、また先生に習いたくて申し込みました。料理もコーディネートも学べますから・・」

と、きっかけはブログや以前から知っていた・・と様々ですが、レッスン内容に加え、佐藤さんの明るく楽しいお人柄も人気の秘訣のよう。
皆さん目を輝かせて魅力を教えてくださり、レッスンをとても楽しみにしていらっしゃったことが伝わります。

『SugarLab.』は、カリフォルニアテイストのおもてなし料理とテーブルコーディネート、そして、ホストも楽しめるホームパーティのプランニング術を学べるオンリー1の料理サロンであることに加え、レッスン申し込み希望者が殺到している人気サロン。


キャンセル待ちは200人を超えるとか・・


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「通えてホント、ラッキーなんです!」

と、生徒さんは本当に嬉しそうな笑顔で教えてくださいました。

 

サプライズの演出

「では、今日はブイヤベースだけ私が作りますね~。今から説明しながら作っていきまーす。まず玉ねぎを炒め、ムール貝を入れます。そして・・」

佐藤さんは、生徒さん全員へ聞こえるように声を大きめにして、実況中継も入れながらわかりやすく作っていかれます。

やがてデザートのケーキも焼き上がり、ブイヤベースのおいしそうな匂いが部屋に広がってきました。

「できあがり!じゃ、盛り付けていきましょうー。上に乗っているナプキンを横において、一番上のお皿を集めてくださーい」

まずはトルティーアRollとポタージュから。用意が整ったら着席して、スパークリングワインで乾杯です。お酒が苦手な方には、同じ色のノンアルコールの飲み物も用意されています。

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「今日は飲み物にちょっと素敵な演出をしますね。ローズマリーを水でぬらしてグラニュー糖をつけて冷凍しておくと、小さなモミの木に雪が積もっているようになるので、これをグラスの淵に飾って、飲む時にグラスに入れると・・」

「わ~雪が降っているように見える!」

「本当!雪に見える~」

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季節感あるサプライズの演出に歓声が上がります。こうしたパーティを盛り上げるアイデアを学べるのも嬉しいところです。
 

デザートにも遊び心を

「じゃ、食べ終わったらサラダをサーブするので、お好みのバルサミコをかけて食べてくださいね」

サラダ、そしてブイヤベースと焼き上がったイベリコ豚のグリル・・と順にサーブ。楽しい会話が弾みながら試食タイムもおおいに盛り上がります。

お食事が終わると最後に、デザートの盛り付けです。佐藤さんが取り出したのは、デザイン性の高いガラスの器。下の器に氷、上の器にソースをたっぷり入れケーキを浮かせてクリームの飾り付けを。
キュートなピックを刺して完成です。

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「女性はいくつになっても可愛らしいものが好きですよね。盛り付けや飾りにちょっとした遊び心を取り入れて、ゲストもホストも楽しめる演出をお伝えしています」

と佐藤さん。
最後に再び会話が盛り上がるデザートの演出もお見事です!
 

最後に復習タイム

試食タイムも終わり、生徒さんに窓際のソファーに座っていただき、最後に今日のレシピの復習が始まりました。

それぞれのレシピの流れやポイントの復習、アレンジのアイデアなどと共に、食材の仕入れ先など、追加情報を伝えていかれます。
ここでも生徒さんはしっかりメモを取り、また、質問も気軽に飛び出します。

最後にレビューの時間があり、聞き忘れた点や実際に作ってみて発生した疑問を聞けるのは嬉しいサービス。佐藤さんの質問しやすい雰囲気作りを感じます。 

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「では、今日もありがとうございましたー!皆さんお気をつけてお帰りくださいね~」

「ありがとうございました~!」

あっという間に過ぎたレッスン時間。佐藤さんと挨拶を交わし帰って行かれる生徒の皆さんは、充実したレッスンであったことを感じさせる素敵な笑顔でした。


次回は、佐藤さんのサロンを開いたきっかけ~これまでの軌跡や、工夫していることなど、レッスン後に伺ったインタビューをお届けします。

次回へつづく

 

前回インタビューはこちらから


インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=菊池友理
 

 

 

プロフィール

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佐藤 紀子さん

食卓クリエーター
おもてなし料理&テーブルコーディネート教室SugarLab.主宰

1969年生まれ。幼少の頃から料理上手な母や伯母の影響で、料理や器に興味を持つ。
実践女子短期大学生活文化学科卒業。
結婚を機に会社を退社し、懐石料理・イタリアン・カフェ(Sweets)にて修行を積む。
ワイン通の姉と2人で赤坂にワインバーを開店。
夫の海外転勤に帯同し、カリフォルニア・サンディエゴに居を移す。2007年春より「おもてなし料理教室 SugarLab.」を始める。
2009年6月に日本へ帰国。
アメリカで培った「ホストも楽しめるホームパーティー」のノウハウを多くの方に広めたい!という一念で9月より自宅にてサロン形式のおもてなし料理&テーブルコーディネート教室SugarLab.を開講。「料理を盛り付けてこそのテーブルコーディネートである」という信念のもと、華やか且つ実用的なテーブル作りを教授している。

その他ラジオ出演・企業向けレシピ開発・タイアップ商品についての執筆、出張料理教室の講師など依頼多数。

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