料理を「楽しい!」と思ってもらいたい

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宮澤奈々(みやざわ なな)さん

インタビュー 連載第4回

今月のサロネーゼは、「セ・トレボン」を主宰する宮澤奈々さん。カジュアル懐石・フレンチ・イタリアン・エスニックなど幅広いお料理と、お料理に合わせたセンスの良いテーブルコーディネートが学べるレッスンは大人気。最終回の今回は、宮澤さんのお気に入りのお店や、サロンのこだわりなどを伺いました。

掲載日: 2010/10/04(月)

●お気に入り

20100827_s-15.jpg――今日のタイ料理もとてもおいしかったです!食材もこだわっていらっしゃるようですが、いつも仕入れるお店は決まっていますか?

宮澤さん  野菜は世田谷の市場、花も市場で仕入れています。お肉等は近所のクイーンズ伊勢丹、エビやフォアグラのような食材は決まった業者さんに注文して仕入れています。

――雑貨のセンスもとても素敵。行きつけのお店やおすすめのメーカーはありますか?

宮澤さん 雑貨は、青山のセンプレや、スガハラガラスさんのなどによく行きます。今日のワイングラスもスガハラガラスさんのものなんですよ。

最近は、今日のレッスンで調味料入れにも使ったsolia(ソリア)さんのプラスティック容器も気に入っています。
パーティやケータリング用の容器なんですが、かわいい形がいっぱいあって、おしゃれでお手頃なんです。
デザートを入れたり、いろいろアレンジを変えるのに便利でよく使っています。

●ずっと学び続けたい

20100827_s-10.jpg――スキルアップのためにしていることはありますか?写真も習っていらっしゃるんですね。

宮澤さん はい、写真は最近習い始めて頑張っています。たぶん私は永遠にいろんなところに習いに行くと思います(笑)。学ばないと、ここで自分の成長が止まってしまう気がしてしまうんです。

でも、続いているのは料理に関係あることだけ。他のことは、道具を揃えて初めてみても続かなくて。食べられないものは続かないんです(笑)。
写真も食べ物しか撮らないくらいです。

――(笑)。写真は、コツを知っているのと知らないのとでは違いますよね。

宮澤さん 全然違います!写真1枚でおいしさの伝わり方が違いますよね。写真ってとても大事だと思います。

――ちなみに一眼レフのカメラをお持ちですが、カメラにもこだわっていらっしゃるのですか?

宮澤さん いえ、買いに行った時たまたま勧められたものを断われきれずに買ったんです~。あまりに熱心に勧めてくださって(笑)。でも、とっても使い勝手が良いので満足しています!

●せっかくなら料理を楽しもう

20100827_s-67.jpg――長年レッスンを開催していらした中で、困ったことや苦労は?

宮澤さん うーん、特にないですが・・・しいて言えば、試作の味見を何度もさせられる家族が気の毒です(笑)

例えばレッスンでビーフストロガノフを作ることにした時、5回も6回も試作し続けるので飽きてしまったようで、一生食べたくないようですし・・・(笑)

――奥様が料理サロンを主宰するご家族にとって、共通の悩みかもしれません(笑)サロンの運営でこだわっていることはありますか?

宮澤さん 楽しく、仲良く、ということをいつも心がけています。
生徒さんには、料理を「楽しい!」と思ってもらえるようにしたいんです。

料理って一生やっていかなければならないものなので、せっかくなら楽しくしたほうがお得ですよね。
お料理をして楽しいとか、人を呼びたいとか、そんなふうに思ってもらえるようにしたいなと思っています。

●レッスンがある日のスケジュール

20100827_s-26.jpg――レッスンがある日のスケジュールを教えてください。

宮澤さん  いつも6時に起床して、朝食後に掃除を開始して・・このような感じです。

6:00  起床
7:00  朝食、家族の見送り、掃除
8:00  料理準備
10:00 当日分の買い出し
11:00 帰宅後、残りの準備
11:30 レッスン開始
15:00 レッスン終了
     片付け
20:00 夕食
          片付け、メールチェックなど
0:00  就寝

●笑顔が集まるキッチンスペース

20100827_s-50.jpg――解放感があってレッスンしやすそうなキッチンですね。スッキリしていて、収納上手です。

宮澤さん 収納は、かさばらないようになるべくスタッキングできるものを買うようにしています。

今の場所は6年目なのですが、キッチンはクローズドになっていたので、入居前にオープンキッチンに変更したんです。
料理を並べたり作業する事を考えて入居前に棚や調理台を造作してもらいました。

調理台は、レッスンしやすいようにアイランド型にしたかったのですが、柱があるのでできなかったのが残念です。
なかなか思い通りにはできず使いづらい点はありますが・・工夫して使っています!

――みんなが集いやすいスペースだと思います。たくさんの笑顔が集まりそうですね!

――このコーナーはこれから料理サロンを開きたい方もたくさんご覧下さるのですが、何かアドバイスがありましたらお願いします。

宮澤さん 私の所に通ってくださる方の中にも、もう開いている方や、これから開きたいという方がいっぱいいらっしゃいます!

そんな、アドバイスできるような立場ではないですが・・
無理をせず、自分にあったペースで楽しみながらやるのが良いのではないかな、と思います。無理をしたら続かないですから。

そして、仲間も大事ですよね。
不思議なもので、だんだん似た感じの方が集まってきてくださるんです。そうすると、ますますいい雰囲気になるんですよね。
気の合った仲間や生徒さんたちと、楽しく続けることが大切だと思います。

20100827_s-8.jpg――レッスン仲間を超えた関係性ですね。それが少人数サロンの良さの一つですよね。

宮澤さん そうですね。うちも通って下さる方同士が仲良くなって、よく外でも一緒に遊んだりしていらっしゃるみたいです。

――これからの夢はありますか?

宮澤さん  これからも、集まって下さったみなさんに楽しんでいただき、ゆっくりしてもらえる場所でありたいと思っています。

レッスンを拝見して、料理の豊富な知識と確かな技術、盛り付けアイデアの新鮮さ、加えてセンスの良いテーブルコーディネートなど、多くの魅力を体感しましたが、やはり一番の魅力は、生徒さんの多くがおっしゃるように、ふんわりとした宮澤さんのお人柄かもしれません。

あたたかくて自然体、「本当に料理が大好きで、その楽しさを伝えたい」という思いが多くの方を引きつけてやまないようです。
これからも宮澤さんのご活躍、ますます楽しみです。

今日は本当にありがとうございました!

宮澤さん こちらこそありがとうございました!

(おわり)

前回インタビューはこちらから



インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=菊池友理
 

プロフィール

宮澤 奈々さん

「セ・トレボン」主宰

FFCC(上級コース)卒業、ディプロム取得
EcoleSuperieureDeCuisineFrancaiseParis校卒業、ディプロム取得。
イルプルーシュルラセーヌ(パティスリー本科卒業、ディプロム取得)。
フレンチ、イタリアン、カリフォルニアキュイジーヌのレストランにて研修。
多数料理教室にてフレンチ、イタリアン、中華、韓国、タイ、スペイン、パン、ケーキを学ぶ。
世田谷ケーキ店にて勤務。
1996年より料理教室開設。
懐石料理屋にて料理教室アシスタント。
現在東京ガスやBOSCH等のイベント講師をしている。

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レシピ

キョトート(タイ風揚げワンタン)

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材料

ワンタンの皮・・・1パック
豚挽肉・・・100g
海老ミンチ・・・100g
パクチーの根・・・1本
ニンニク(すりおろしたもの)・・・1片分
黒胡椒・・・小1/2
シーユーカオ(またはシーズニングソース)・・・小1
 

作り方
  • ボールに豚挽肉、海老ミンチ、クロックで潰したパクチーの根とニンニク、黒胡椒を混ぜる。
  • ①にシーユーカオを入れ、粘りが出るまで混ぜる。
  • ワンタンの皮に②を包み、180℃で揚げる。

スイートチリソースで頂きます♪
(粗挽き唐辛子:小1/2、酢:大2、砂糖:大2、ニンニク:少々、ナンプラー:少々を混ぜても作れます)

レシピ

パッタイ

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材料

卵・・・2個
豚挽肉・・・150g
海老・・・8尾
厚揚げ・・・1/2個
タクアン・・・5cm
紫玉葱(ホームデン)・・・4個
干し海老・・・20g
もやし・・・1パック
ニラ・・・1/2束
ピーナッツ・・・1/2カップ
ニンニク・・・少々
プリッキーヌファー・・・大1
唐辛子粉・・・お好きなだけ
クエイティオセンレク・・・260g(水に戻しておく)
オイル・・・1/2カップ
レモン・・・櫛形切りお好きなだけ

【調味料】
水…100cc
タマリンド(お好きなジャムでも可)…25g
ケチャップ…30g
シーズニングソース…15g
砂糖…大1
ナンプラー…大2
チリソース…30g
 

作り方
  • フライパンに油を多めに入れ、卵を焼く。
  • 豚挽肉、海老、厚揚げを軽く炒め、クエイティオセンレクを入れ、少し柔らかくなったら調味料、もやし、ニラ、干しエビを混ぜ、タクアン、ピーナッツを添える。