パン生地のつや、香り、感触 ”五感で楽しむ手ごねパンの魅力”

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井上 千加さん

インタビュー 連載第2回

大阪府茨木市にある『inoue bread cooking studioパン&料理教室』主宰の井上千加さんは、パンと料理教室に加えて、この秋には手ごねパンの"予約販売『Garnish』"のパン工房もオープンを控え、意欲的に規模を拡大中。自宅教室は、いつもパンをこねる心地よい音と生徒さん達のにぎやかな笑い声が溢れています。1つ1つに心をこめて仕上げる手ごねパンの魅力を伝えるために、頼もしいスタッフチームと共に運営しています。いよいよ後半は、レッスンでの様子や風景、そして生徒さんの声をお届けします。

掲載日: 2009/10/5(月)

手ごねの感触を味わって欲しい スタッフも生徒さんもみんなチーム!

IMG_6747.JPG 生徒さんの中には、学んだ手ごねパンの知識を活かしたいと、井上さんの教室や『Garnish』でスタッフとして活躍される方が多数います。「教室を卒業した元生徒さんが教室や『Garnish』の運営に携わってくれています。アシスタントさん、経理担当の方、主人も入れて(笑)、合わせて計8名が、運営チーム(チーム ハッピーfamilya)です」。その見事なチームワークで、生徒さんを丁寧にしっかりとサポート。スタッフには、手ごねの技術を持つ《パンこね師》もいるほど、手ごねパンにはこだわりがあります。「パンを手でこねるのは難しいですが、本当に楽しい。パン生地のつや、香り、感触、音を感じながら、五感をフル活用するのです。生徒さんやそのご家族にもパン作りを通じて、幸せになって欲しい」。『人』の手で気持ちを込めて作るパンは、ホームベーカリーとは違い、こねた人のあたたかな気持ちが込められています。

教室以外でも憧れる存在 頼れる人生の先輩

IMG_6733.JPG下の娘さんが6ヶ月の時から教室を運営されていた井上さん。ご自身の経験もあり、井上さんのお教室では0歳のお子さんを連れての参加も可能です。ママになりたての新米ママも、初めての子育てで不安を感じたり悩んだりした時、レッスンに参加して子育ての大先輩である井上さんから“大丈夫という心強い一言を言ってもらえると、とても安心できる“といいます。今回参加されていた生徒さん4名の内、3名がなんとお子様連れでの参加。「子育てに経験がある私が、ちょっとした悩みも大丈夫って言ってあげられたら、皆さんのストレスも吹き飛ぶでしょ」。そんな井上さんは、初対面でもすぐに打ち解けられる、気さくで信頼できる人生の先生でもあります。

レッスンのある1日のスケジュール

IMG_6777.JPG5:00・・・起床
           朝食の準備・身支度
5:30・・・買出し(中央市場)
6:30・・・お弁当づくり
8:00・・・朝食・子供見送り
           身支度
8:30・・・掃除
9:00・・・スタッフ出勤
           教室準備・ミーティング
10:00・・・教室スタート
            SKILL UPレッスン
11:00・・・講義
12:00・・・COOKING TIME
14:00・・・教室終了
             片付け・業務・作業
15:00・・・スタッフ帰宅
16:00・・・ミーティング
             事務仕事
18:00・・・明日の買出し
19:30・・・夕食
20:30・・・洗濯・お風呂・家事
21:30・・・メールチェック
22:00・・・PC仕事
0:00・・・プライベートタイム
0:30・・・就寝

1日2回教室が入っている日もあり、休憩なしで教室に関わるとてもハードなスケジュールです。また、“手ごねパンの予約販売『Garnish』”は、メールにて月2回の予約を受け付けていますが、1日になんと300個も注文が入るほど大好評。きめ細かく、しっかりした食べ応えのある手ごねパン、一度味わうとやみつきになってしまいます!
この秋からは、パン工房『Garnish』で和菓子パン《和PAN》の販売を企画準備中とのこと。いつも新しいことにチャレンジし続ける、井上さんの今後に期待です。

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文・取材・写真 宮野 友紀子

プロフィール

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井上 千加(いのうえ ちか)さん

"inoue bread cooking studio"主宰

‘01年に手ごねパン教室「inoue bread home」を立ち上げ生徒さん15名程度で週2~3回の教室を始める。
口コミで3年後には生徒数が200名を超え‘05年にパン教室に加え料理教室も開講し、各種イベント活動もこなす。今では生徒さんがアシスタントやパンこね師として一緒に働いている。現在は、屋号を「inoue bread cooking studioパン&料理教室」に変更し教室に加え手ごねパンやパッケージランチの注文予約販売を行うパン&料理工房「Garnish」の総責任者を兼任。家庭料理家&ブレッドライフコーディネーターとして自宅教室開講を目指す方の総合プロデュースやアシスタントを目指す後進の指導育成も手掛ける。

inoue bread cooking studio

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inoue bread cooking studio

忙しい日々の中にひとときのやすらぎを
新米ママさんもお子様連れでどうぞ

所在地大阪府茨木市沢良宜浜2-9-18-5

TEL080-6182-1177

営業時間午前コース10:00~12:30頃
         午後コース13:30~16:00頃

レシピ

黒ごまのライ麦パンサンド
~黒ごまのライ麦パン(大1個分)~

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材料

スーパーファインハード粉・・・150g
ライ麦・・・50g
ドライイースト・・・小さじ1
砂糖・・・大さじ2/3
塩・・・小さじ1/2
水・・・140cc
黒ごま・・・大さじ1

作り方
  • ①強力粉とライ麦はを混ぜる。大ボウルに①の粉90g、砂糖、イーストを入れ、小ボウルに①の粉110g、塩を入れる。
  • 大ボウルにイーストめがけて水を入れ、木べらで1~2分しっかり混ぜる。
  • 大ボウルに小ボウルを混ぜて粉っぽさがなくなったら台の上に出し、手の付け根でしっかり台にこすりつけるように捏ねる。
  • 生地にまとまりが出てきたら、V字に捏ね、たたかずまとめていく。
    ※無理にたたくと乾燥してくるので早めに終わるようにする。
  • 9割捏ね上がったら、黒ごまを練り込んで万遍なく混ざったら丸めて発酵へ。
  • 1次発酵・・・35~40℃で25分~30分。
  • フィンガーテイスト後、軽くガス抜きし、分割はせずに、ぬれ布巾をかけてベンチタイムを10分とる。
  • とじ目を下にして、ガス抜きをし、キレイにはりを出し丸めてクッキングシートにのせる。そのまま乾燥しないようにし、2次発酵へ。
  • 2次発酵・・・35~40℃で20分
  • 焼き時間・・・ガスの場合200℃で12分
                   電気の場合220℃で15分~18分


黒ごまのライ麦パンサンド
~にんじんとベーコンのきんぴら~

材料

にんじん・・・1/2
ベーコン・・・1枚
砂糖・・・大さじ1
濃い口醤油 大さじ1
いりごま・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1/2

作り方
  • にんじんを千切りに、ベーコン1枚は細切りにする。
  • フライパンにオリーブオイルをひき、ベーコンを炒めて更ににんじんも加えていく。
  • それぞれ調味料を加えていく。
  • 全体になじんだら、最後にみりんを回しかけ、火を止め、器に盛る。
  • 仕上げにいりごまをかけて、出来上がり。


黒ごまのライ麦パンサンド
~マッシュポテト~

材料

じゃがいも・・・1個
生クリーム・・・大さじ3
オリーブオイル・・・大さじ1
パルメザンチーズ・・・大さじ1
塩コショウ・・・適量

作り方
  • ①じゃがいもを茹でてつぶす。
  • ①に生クリーム、オリーブオイル、塩コショウ、パルメザンチーズを混ぜて出来上がり。