香り ~かぐわしき名宝展~
2011年5月29日
第2期サポーターの落合江実子です。
私は先日、東京上野にある東京藝術大学美術館で開催されておりました 「香り」~かぐわしき名宝展 に行って参りました。
構成は、大きく「香りの日本文化」「香道と香りの道具」「絵画の香り」で構成されていました。
人間の五感のひとつ、嗅覚=香り。私たちがこよなく愛すお料理も美味しいと感じるには嗅覚がとっても重要ですよね。
私たちが普段生活している中でどれだけ「香り」が重要なのか、あまり難しいことは考えずに自分が持っている感覚を元に愉しんできました。

発見その1)
人間の五感のうち、視覚と聴覚は十分な発達をみているのに対して、嗅覚と味覚は比較的原始的な状態に留まっているそうです。生活の上で、嗅覚や味覚に頼ることが少なくなり、食品の安全を確かめるには嗅覚や味覚ではなく賞味期限を見る視覚に頼っているということが多くみられるそうです。
なるほど!!!確かに、私も冷蔵庫にある古くなった食べ物には、賞味期限を確認(視覚)→匂いをかぐ(嗅覚)→大丈夫そうだった場合→恐る恐る食べてみる(味覚)
なにげなく生活していると気付かないことも多いですが、最近は無臭やら無菌が世の中に広がり、もう少し視覚だけにとらわれない原始的な嗅覚を磨いていこうと感じました。
発見その2)
香りの源をみなさん、ご存知ですか?
昔、淡路島に「沈水」が漂着したことが発端だったそうです。驚くことに芳香を発する香水は日本では採取できずその希少価値も手伝って、香木は宝物扱いされるようになったそうです。香木には二種類、沈水系と栴檀系があります。
触れて、匂いをかぐことのできる香木の展示品があったのでレッツ!トライ!びっくりするほどのこころ落ち着けるいいかほりでした
抱いて眠りたい
香木の中にみなさんもご存知の桂皮=Cinnamonがあります。熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の名、またその樹皮から作られる香辛料の名でありニッキとも呼ばれています。
また、生薬として用いられるときには桂皮(ケイヒ)と呼ばれ、原産地は中国南部からベトナムのあたりにかけて、熱帯各地で幅広く栽培されています。香り高く、『スパイスの王様』と呼ばれているそうです。生薬として私は詳しくありませんが様々な効能があり、身体にも良さそうですね。
私もシナモンは大好きで手軽にできるチャイ、お菓子にはシナモンロールやアップルパイ、かぼちゃプリン等にも使っています。
香木について、こんな身近にも存在していることを発見しこの機会をもってもう少し探究したくなりました。香りは奥が深いですね。
発見その3)
絵画の香り?高貴なイメージのあまり・・・正直イメージが湧きませんでした。
かぐわしき絵画とは花や美人に限らず研ぎ澄まされた感性によって雨や土の匂いまでも伝えようとしている作品にもあてはめることができると・・・・。
ひとつの作品に目を奪われました。「緑雨」という作品です。
緑雨とは新緑の頃に降る雨のことで今、まさにそんな季節ですよね。鮮やかな緑の色彩から緑雨を可視化しているだけでなく、雨がもたらした匂いまで伝わってくるそんな何かを感じることができました。
美術館からも見える雨の中の新緑、帰りに外に出てみると先ほど見ていた緑雨の匂いがさらに具現化したそんな感覚を得ることができました。
季節を五感で感じこころ豊かに過ごしていきたいと思えた1日でした。
この帰りは根津~千駄木へと散策し、骨董屋でステンレスの素敵なお皿を8setでなんと1300円でゲットしました。お宝めぐり!宝繋がりの楽しい一日となりました。
(写真はNGなので写真をUPできずごめんなさい)
それでは次回6月5日は、甲斐 直子さんです。お楽しみに
