使いたい!プロが愛するキッチンアイテム
もっともっと料理が楽しくなって、もっともっとおいしく作れる、プロが仕事でもプライベートでも愛する、厳選キッチンアイテムをご紹介
「素材の美味しさ・香りを逃さず、様々な魅力のもつ土鍋」
第3回目は、東京駅目の前にある新丸の内ビル7階の人気店・蒸し料理専門店「musmus」の料理長の内藤シェフに、お店でも使用しているオススメの土鍋をご紹介いただきます。素材のうまみと栄養を丸ごといただける土鍋の蒸し料理は「おいしくてヘルシー!」と大人気。冬はもちろん、四季を通じて調理を楽しめ一家にひとつはお持ちいただきたいその土鍋とは・・

素材のおいしさをそのまま伝える「蒸す」料理
musmus(ムスムス)では、お客様に素材のおいしさをシンプルに楽しんでいただくにはどんな調理方法がいいかな?と考えた結果、「蒸す」という調理方法に注目しました。「蒸す」とは水蒸気で加熱すること。百度以下の熱で素材を調理するので、魚や肉の脂肪が有害な酸化プロセスに進むことなく、野菜のビタミン分も破壊を最小限に留められ、うまみをもっとも封じ込められる調理法です。
素材が持つおいしさと栄養価を逃がさず、しかも、出来上がりに素材そのままの香りが湯気とともに立ち上がります。musmusでは、日本各地から素敵な生産者さんが心を込めて作った元気な食材がたくさん届きます。元気な食材は、味はもちろん、香り、色もものすごく元気です。そんな素敵な素材だから、そのままのおいしさをお客様にお伝えしたいのです。

魔法の調理法!?おいしさと幸せがぎゅっと凝縮
蒸すという調理方法って、難しいと感じていらっしゃる方、多いんじゃないでしょうか?でも、昔はどの家庭でも蒸し器があって、夏にはトウモロコシ、秋にはサツマイモ、冬の寒い時期には茶碗蒸し、春には貝の酒蒸しなどなど。四季を通して、大活躍していました。お湯を沸かして蒸し器をセットするだけで、簡単においしい御馳走ができあがるんです。しかも、水分に溶けやすい栄養分を流すことなく、凝縮したおいしさで楽しむことができる。
それに、日本人なら、と言わず、たぶん、世界共通で言えることだと思うのですが、お母さんがお台所で料理をしていて最初は包丁で刻む音がして、だんだんおいしい香りが立ち込めてきて、鍋には蓋がしてあるんだけど待ちきれなくて、思わず開けるとものすごくおいしい香りが湯気とともにプワーッとあがる。こんな経験みなさん、お持ちだと思います。湯気って幸せな時間を感じることができる魔法なんじゃないかなって感じるんです。

旨みも栄養も最後まで♪レパートリーたくさん・「土鍋」の魅力
そして、今回お勧めするのは、お客様の目の前でシンプルに蒸したてのおいしさを楽しんでいただくために、お店でも愛用している「土鍋」をご紹介したいと思います。この土鍋は、みんなが囲む食卓で大活躍してくれます。土鍋にお湯を張って、穴のあいた中蓋をセットしたらみんなが大好きな食材をたくさん敷き詰めます。あとは外蓋をして加熱するだけ。
出来上がりにみんなの目の前で蓋を開けると、いっぱいの湯気とともに、おいしい香りが飛び出します。
最後の〆はどうするの?という声をお客様からよく伺います。ご心配なく。あらかじめダシを張って置くことで素材から出てきたうまみと混ざり合い、おいしいスープを作ってくれています。このスープを使って、おうどんや、雑炊を楽しむことができるんです。また、お店では、この土鍋でご飯を炊いたり、普通の鍋として利用したりいろんな顔で活躍してくれる素敵なアイテムなんです。ぜひ一度、体験していただきたいキッチンアイテムです。

内藤孝一
- プロフィール:
- 東京下町生まれの下町育ち。実家も料理屋で、自身も18年以上、料理の道で生きてる「歩く料理辞典」とスタッフから言われている。

musmus(ムスムス)
「蒸す」をテーマに生まれた新発想のレストラン。自然農法にこだわった個人生産者から届くとりたて野菜や旬の食材などで作る、素材の旨味を大切にした蒸し料理を中心に、日本の四季を大切にする地方料理などおいしくてヘルシーなメニューが揃っています。
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング7F 丸の内ハウス
TEL:03-5218-5200
ホームページ:http://www.musmus.jp/
レシピ
「蒸し豚わさび」

材料
- わさび
- ポン酢醤油
- サラダ油
- 豚肉ロース







