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春の海から美味しい便り ~しらす~
コラム 連載第2回
今回のテーマは「海の幸」、全ての生命の母、海からの旬の食材をお伝えします。温かくなり始めるこれからの時期に旬を迎える、「あさり」、「しらす」、「かつお」の栄養素や美味しい食べ方を、3回に渡って栄養管理士の中津川かおりさんからお伺いします。
掲載日: 2010/03/24(水)
カルシウムたっぷり「しらす」とは!?
「しらす」とはマイワシやカタクチイワシの稚魚を茹でて七分ほど乾かしたもの、さらに乾燥させて水分をとばしたものを「ジャコ」と呼びます。同じイワシの稚魚ですが、美味しさや風味はそれぞれの良さがあります。しらすには、カルシウムが豊富なことは、みなさんもイメージできるかと思いますが、カルシウムの吸収をさらにアップさせるために、一緒に摂ると良い成分があることをご存知でしょうか?その栄養素とは、マグネシウムとビタミンD。なんとしらすには、この栄養素も豊富に含まれているんです!
育ち盛りのお子様やご高齢の方にも、しっかり摂取してもらいたい食品だと言えますね。
春季限定!釜揚げしらす
しらすやジャコは、1年を通して市場に出回っていますが、春に稚魚が孵化する時期だけ流通するのが「釜揚げしらす」です。釜揚げしらすは、茹でた後、乾かさず、名前のとおり釜で茹で上げただけのしらすです。ふっくらとして甘味のある美味しさは絶品。しかしながら、釜揚げしらすが味わえる時期は短く、しかもその年の海水の温度や潮の流れによってもしらすが獲れる時期や期間が変わってしまうのです。例年3月下旬から5月のゴールデンウィークまでの間で数週間しか、釜揚げしらすを楽しめる期間はありません。なんだか、"桜"のようだと思いませんか?そう考えると、あの真っ白なしらすは、どこかあっと言う間に散り行く桜の花びらのようにも見えてきます。今年こそ、春の海から届く期間限定のしらすの味を味わってみてはいかがでしょうか?
写真提供(しらすと春野菜のペペロンチーノ)=Dreamia Clubサポーター滝沢玲子

中津川かおり(なかつがわ かおり)さん
管理栄養士。福島県出身。東京家政大学大学院を修了後、大学に勤務。現在は、フリーランスで大学を始め専門学校や料理講習会の講師を務め、栄養士や介護福祉士、保育士などの育成にあたる。国家試験問題集の監修なども手掛ける。
各種TV番組でも食の大切さや料理のコツなどを伝えるかたわら、企業の商品開発や企画、レシピ提案、フードコーディネイトと幅広く活躍している。自身の経験を活かしながら、「無理なく、美味しく、楽しく」=「食」をモットーに、だれでも簡単に美味しく作れるレシピを提案している。
しらすと春野菜のペペロンチーノ(2人分)
パスタ・・・180g
(塩・・・茹で汁用)
釜揚げしらす・・・60g
菜の花・・・60g
春キャベツ・・・60g
長ネギ・・・30g
オリーブ油・・・大さじ3
にんにく・・・2片
たかのつめ・・・1本
アンチョビ・・・2本
塩、こしょう・・・適量
プチトマト・・・(赤、黄色)・・・各2個
- パスタは、塩を加えたたっぷりの熱湯で茹でる。茹で上げ時間の1分前に食べやすい大きさに切った、キャベツと菜の花をパスタ鍋に入れ、20~30秒程ゆがき、パスタとともに表示時間よりも30秒早く熱湯から上げる。
- フライパンに、オリーブオイル、にんにくのスライス、種を取り除いて小口切りにしたたかのつめ、みじん切りにしたアンチョビ、斜め薄切りにした長ネギを入れて火にかけ、にんにくの香りが立ったら、茹でたパスタと野菜と、パスタの茹で汁を軽くお玉1杯程加えて、強火であおり、塩、こしょうで味を整える。(しらすの塩気があるので薄味で。)
- 皿に盛り付け、たっぷりのしらすと、半分にカットしたプチトマトを飾って出来上がり
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