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"雰囲気プロデューサー"が語る、人生を楽しむライフスタイルの高め方

Patrice Julien(パトリス・ジュリアン)さん
インタビュー 連載第3回
モロッコ生まれのフランス人でライフスタイルプロデューサーのパトリス・ジュリアンさんは、1992年「フランス料理ABC」(文化出版局)出版後、”ビストロ”や”カフェ”ブームをつくり、”ゲランドの塩”、”プロヴァンスのハーブ”やココット鍋の”ル・クルーゼ”といったブランドを日本に取り入れたパイオニア。自身を「フンイキスト」と呼ぶパトリスさんから、物事の調和をもたらす”雰囲気”やおもてなしの心、そして人生を楽しむことの大切さなどについて、お話をお伺いします。
掲載日: 2009/11/21(土)
心でよむ4次元「インターフェイス」と‘LOVE’の大切さ
「キッチンの引き出しの開け方だけでも、ひとつの宇宙が動く」というパトリスさん。「今の時代、『インターフェイス』が大切だと思っています。」パトリスさんの考える『インターフェイス』とは、心でよむ4次元のこと。パトリスさんいわく、自宅は「インターフェイス研究所」。仕事とプライベートも別々のものとして考えません、分割してしまったら、それは何でもないものになってしまうから。お茶ひとつ取っても、その香り、ビジュアル、温度、器、といった選択が日常の中に生まれるわけで、決して「茶道」のような特別なコトだけではないはず。人生は、まさに‘Live(ライブ)なお茶会’です。また、今の時代に必要な‘ビタミン’は、「LOVE(ラブ)」だと言います。一部の子供たちがコンビニでカップラーメンを買って、友達と食べているのは、そこで「LOVE」をシェアしているから。家にはこの「LOVE」がないからです。こういうことにお父さんやお母さんが気づくことが大切です。なぜなら学校ではできないことだから。
同じように考えると、「モノをつくる企業だって、もっと心のある表現ができるはずです。」とパトリスさん。モノづくりは‘その国の顔’をつくることと同じです。このことを企業はもっと意識すべきです。家にあるものに偶然はなく、すべて意味があるモノばかり。お客さまに伝わるような‘雰囲気’のある良いコンテンツがあれば、自然と気持ちを惹きつけます。「顔にはお化粧をすることができても、ライフスタイルや人の心にお化粧はできないでしょう?」
おもてなしとは、‘心のあるGIVE’
だから、五感を楽しみながら、どのように幸せを高めていくかということが本当に大切。お客さまに飲み物をお出しする時も、そうです。ペットボトルに入ったウーロン茶でも、紙コップに入ったお茶でも良いかもしれない。でも、グラスを選び、ストローも添えるなら、何色が良いかと考えてみる。人の体の‘幸せ’をどう高められるかは、‘便利’や‘栄養がある’といったメリット・デメリットでは、解決できないのです。「自分の楽しみ方を得る=人生の幸せが豊かになる」ことにあるのです。
パトリスさんが日本に来た当初、売られている塩はたったの1種類しかありませんでした。それで、私の好きな「ゲランドの塩」を日本に紹介したのです。今では、スーパーに行けば、塩も数十種類にも及びます。嬉しいことです、文化に広がりが生まれるのですから。こんな風に、自分のライフスタイルが向上すると、周りのライフスタイルも向上します。それは、もともと皆が持っている五感の‘はたらき方’が成長するからです。日本の成長は特に早いと思います。
夢は、南の島で‘ホリスティックな4次元空間’づくり
とても仲の良いことでも有名なパトリスさんご夫妻。エステティシャンでもある奥様のユリさんとの将来について伺うと、「東京を拠点に、海外の暖かい場所を行き来しながら活動できることが夢ですね。ハワイのようなところに、カフェやレストラン、ヒーリングやワークショップ、それに学校のような役目(機能)が加わった空間をつくりたいです。」「今までにないような素晴らしい景色の中にね。」と笑顔でつけ加えるパトリスさん。そんなパトリスさんの想いのすべてをかたちにした‘ホリスティックな4次元空間’は、きっと素敵な世界であるに違いありません。
パトリスさんのお気に入りのアイテムは、タジン鍋。タジン鍋の本場「モロッコ」では、テラコッタ製のタジン鍋を七輪に置いて使います。こちらは、「エミール・アンリ」(仏製)のタジン鍋。調理は簡単で、野菜やお肉を山盛りにして蒸すだけ。食材の水蒸気を逃がさずに蒸し焼きにするので、美味しいヘルシー料理が楽しめます。お鍋ごとテーブルに出せるのも嬉しいです。
Dreamia Clubのイベント「Be Nouveau Night with パトリス&ユリ」で、パトリスさんのおもてなし(‘心のあるGIVE’)による素敵な世界をお楽しみください。
撮影・キッチンミノル
文・やまかわももこ

Be Nouveau Night with パトリス&ユリ
日時: 2009年11月25日(水) 19:00~20:30(受付開始 18:30)
場所: パーティースペースDreamia 新宿
(クリナップ新宿ショールーム内)
皆様に感謝の気持ちを込めて、パトリス&ユリ・ジュリアンさんをお招きしたDreamia Club1周年記念イベントを開催致します。
パーティのテーマは、『Be Nouveau(ビー ヌーヴォー)』
※ Nouveau(ヌーヴォー)・・・フランス語で「新しい」という意味です。
気になるフードはもちろんパトリスさんのお手製です。
たくさんの”ヌーヴォー”が詰まった、一夜限りの特別なパーティにぜひ参加しませんか?
皆様のご参加お待ちしております。

Patrice Julien(パトリス・ジュリアン)さん
ライフスタイルプロデューサー
モロッコ生まれのフランス人。革新的な校風で知られるナンテールのパリ第10大学にて「コミュニケーション」を学ぶ。そこで習得したスキルは、後にフランス外務省の公務員としてフランス文化の普及という任務のために渡ったアフガニスタン、ポルトガル、タイ、そして日本の各国においても大いに発揮される。パトリスさんにとって人生の主たる目的は楽しむこと。そんな彼が自らの最初の本として選んだのは「フランス料理ABC」という料理本(文化出版局から1992 年に出版されたこの本は現在までコンスタントに増刷を重ねている)。まさにカリスマ的プロデューサーであるパトリスさんは常に新しいアイデアや新しいコンセプトを発信し続けている。プロデュースした製品、トークショーやワークショップ、また最近新たに開いた「ライフスタイル道場」などを通して、パトリスさんは物事を”雰囲気”というアングルから見つめることがいかに大切で必要であるかを説き明かす。
ゆたかに生きる―パトリス・ジュリアン流ライフスタイル (sasaeru文庫 ぱ 1-1)
550円(sasaeru文庫 ぱ 1-1)
生活はアート (幻冬舎文庫)
520円(幻冬舎文庫)
お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味
1,340円
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