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通称・割烹きよのから生まれた、ヴィーガンカフェの『Cafe Eight』

清野 玲子さん インタビュー 連載第1回
デザイン会社の『008ダブルオーエイト』と、ヴィーガン(完全菜食)のカフェレストラン『Cafe Eight』、『PURE CAFE』を経営し、著書『VEGE BOOK 1~3』のレシピ集も評判の清野玲子さん。ヴィーガン料理も好評の清野さんに、カフェを始めたきっかけやベジタリアンとヴィーガンについて伺いました。
掲載日: 2009/4/16(木)
事務所で開いていた『割烹きよの』が原点

「きっかけは、本当にひょんなことなんです。デザイン事務所を立ち上げた川村明子と私は、飲んだり食べたりが大好きなんです。それで、事務所で連日連夜、宴会をやっていまして……。」
そう少し照れくさそうな笑顔で話されたのは、デザイン会社の『008』と、ヴィーガンフードを提供するカフェレストラン『Cafe Eight』を経営している、清野玲子さん。清野さんは以前から野菜料理を自分で作り、毎日のように事務所で友人にふるまっていました。
「通称・割烹きよのと名づけられまして(笑)。野菜料理をしっかり食べる機会のなかった仲間に『こういうお店、やればいいのに。』といつも言われていたんです。集まる仲間の中に、TIME&STYLEというインテリアショップのオーナーをされている吉田さんがいて、今度、青山で2店舗目をスタートさせるので、そのビルの最上階で飲食店を入れたいと思っているんだけれども、『清野さんだったらどんなお店をやる?』と言われて、『私だったらヴィーガンのこういうお店をやりますけど』ってお話をしたら、『それ、面白いからやらない?』ということになって」。
今から9年前の当時は、空前のカフェブーム。都内にどんどんカフェがオープンし、雑誌の特集もみんなカフェ特集のような時代だったといいます。その流行に乗っかったような普通のお店にはしたくなかった吉田さんのコンセプトに、ぴたりとはまったのが清野さんの『Cafe Eight』でした。
生まれながらにして、ベジタリアン

『Cafe Eight』をオープンしてすぐに「あなたは赤ちゃんのときから母乳を飲まなかったから、そういうお店を始めるのも自然だったんだね」と父親から聞いた清野さん。
生まれたばかりのときは、母乳をしばらく飲んだそうですが、すぐに拒絶してしまったといいます。粉ミルクもいろいろ試して1銘柄だけやっと大丈夫だったのに、それもすぐ飲まなくなりました。困り果てた母親が豆乳を飲ませたら、ごくごくと飲んだそうです。
「気になって調べてみたら、母乳は母親の食べたものがダイレクトに出るそうですね。実は私の母親は、大の肉好きなんです。産後に母親がお肉を食べだしたので、母乳を通してきっと何かを嗅ぎ取ったのでしょうね。粉ミルクも、市場にでているもののほとんどは、ラードが入っています。ラードではなくても脱脂粉乳が入っている。一番動物に近かったころの私が、そのにおいを嗅ぎ取ったのかな、と思います」。
ベジタリアンとヴィーガンの違い
『Cafe Eight』のコンセプトにあるヴィーガンとは、どういうことをいうのでしょうか。ベジタリアンとヴィーガンの違いについて伺いました。
「ベジタリアンはけっこう制約がゆるく、海外のベジタリアンフードのレシピ本には、乳製品やチーズはOKというものが多いようです。中には、ベジタリアンでも卵も食べるという方もいるし、魚はOKという方もいます。一方のヴィーガンは、完全菜食主義。もちろんかつおだしも摂りません。ハチミツも蜂の体内を通して作られるからと、摂らない方もいます」。
『Cafe Eight』では、ハチミツも人間に必要な栄養素のひとつと考えて、なかには使っているお菓子もありますが、ハチミツを使っていますよ、ということは明記をして使っているそうです。
現在、カフェに来る方のほとんどは、普通の食事を楽しむ方。食事に気をつけている方もいますが、美味しいからという理由で食べに来てくれる方が多いといいます。青山でお店をオープンした2000年というのは、まだオーガニックというキーワードすら泥臭く、お洒落ではないイメージでした。さらに菜食主義というと、宗教がらみなんじゃないか、ストイックで美味しくないんじゃないかというイメージが多かったといいます。
共同経営者の川村明子さんは、普通の食生活を楽しむ人。お肉も大好きで生クリームも大好きです。だから、川村さんが美味しくて楽しい、と思うものであれば、それは一般の人に受け入れられる基準値だと考えて、2人でカフェをブランディングしました。
結果、ヴィーガンということは一番後ろに隠しておいたほうがいいねという意見でまとまったといいます。連載の2回目は、割烹きよのから始まった『Cafe Eight』の軌跡と、清野さんのこだわりについてお話を伺います。どうぞお楽しみに!
撮影・キッチンミノル
文章・立川 奈緒子

清野 玲子
(有)カフェエイト/(有)ダブルオーエイト 主宰
1968年、東京都生まれ。
生まれながらにして「母乳も牛乳も受け付けず、豆乳で育った」ベジタリアン。27歳のときに友人と設立したデザイン会社「(有)ダブルオーエイト」で様々なCDジャケットや広告等のアートディレクションを手掛けつつ、2000年、料理、空間、すべてに関わるプロデューサーとしてヴィーガンフードカフェ「Cafe Eight」をオープンし、国内外のアーティストからも高い評価を受ける。
03年9月表参道にオープンした「PURE CAFE」では、さらにカジュアルでファッション性の高いベジタリアンフードとエコロジーのあり方を提案している。オリジナルレシピ本「VEGE BOOK」シリーズはリトルモア社より発売中。
直営店Cafe Eight・Pure Cafe
2000年に南青山でスタートした「Cafe Eight」は場所を移し現在目黒区青葉台(池尻大橋)で、また港区南青山(表参道)ではAVEDAのビル内に「PURE CAFE」を直営しています。いずれの店もVEGAN(ヴィーガン/乳製品、動物性のものを一切使用しない)スタイルでありながら楽しくダイナミックな料理を提供し国内外から評価を受けております。
所在地:T+Building 1F 3-17-7 Aobadai Meguro Tokyo 153-0042
TEL+FAX:03-5458-5262
営業時間:11:00 - 22:00 (L.O. 21:30 )
VEGE BOOK Eat Your Vegetables! 1,890円
清野 玲子さん その他のオススメ書籍

VEGE BOOK 2
1,890円

VEGE BOOK3 ヴィーガン・デザートをつくろう!
1,890円
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- 投稿者 しほ : 2009年4月18日 19:29
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赤ちゃんの頃から…というお話にびっくりしました。生まれながらに完全菜食主義者なんて…!
野菜だけなんて物足りない…と思っていましたが、以前清野さんのお料理を頂いたときは、大満足の大満腹になりました!
私も清野さんのようなお料理をつくれるようになりたいです(o^∀^o)
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