日々の食卓を美的にこだわる
2011年3月28日
こんにちは、フラワー&空間コーディネーターの浜裕子です。
先日開催されました 世田谷美術館での浜裕子の講演「WAを楽しむ、春のおもてなし」も無事に終わりました。ご参加くださいました皆さま、この講演にあたり、ご尽力くださった皆様に、厚く御礼申し上げます。
只今世田谷美術館で展示中の北大路廬山人の作品に関連して 廬山人の魅力、食空間に対する世界観、生活美学を テーブルコーディネーターの視点で、お話をさせていただきました。
昨年の12月にこの講演のお話をいただき、その間、北大路廬山人についての本を たくさん読み進めてまいりました。中には、もう絶版で、今では、手にはいらない書籍も、ご厚意でお貸しいただき、深く読み進めているうちに、多くの気づきや発見がありました。
「廬山人」について、その人物像、価値観、生活美学を勉強しているうちに、私の解釈では、廬山人の美の根源は、自然であり、美食の根源もまた自然であること。
私が研究している日本の生活文化や歳時記、暮らしへの想いがぴったり重なるものがあって、私の活動が強く後押しされたような気がいたしました。
そこにきて、この大震災。
まさに、想定外の自然の恐ろしさ、その前には、人間は、無力であることを痛感しながら、改めて生きるとは、暮らしの質、食卓とは・・・などなど考えさせられました。
廬山人は、料理と器を同格におき、料理と器の相性をとことん追求しました。廬山人が残した有名な言葉に、「器は料理の着物」があります。
料理を良くも悪くも見せるも 器であったり、盛り付けであったり、食卓を囲む食空間であったりするのです。
特別な時だけでなく、日常の日々の食卓にも、美的にこだわる その完全なる形、普遍性を求めたのは、廬山人です。
それはけして、高級な器でということではなく、自然に調和するように、ありものでも工夫を凝らし、その食事が最大限、楽しく、美しくみえるように心を配ることなのだと思います。
講演にご参加された方の中には、前日まで被災地いらした方、震災からおうちから一歩を外にでていなかったけれど、思い切って出かけ、心が晴れましたとおっしゃて下さる方など、私たちも多いに励みとなるお言葉をいただきました。
花見をテーマにライブでテーブルコーディネートのデモンストレーションもしました。
一見洋風にみえるかもしれませんが、使っている器は、ほとんど漆器類です。
テーブルクロスだけ敷いた状態から、テーブルが完成するまでの手順をライブで、実演。和モダンなテーブルに仕上げました。
ワークとしては、600年もの歴史がある日本の礼法のひとつ折形もご紹介させていただきました。
先人から脈々と受け継がれている和の文化、食卓、しつらい などを現代の私たちの生活スタイルにどう融合させていくか、私の課題です。
私もまだまだ知らないことがたくさ~んあります。
今回の講演を通して、また改めて、私の暮らしや 和の文化、日々の食卓への想い、私の方向性にぶれがないことを確認し、さらに活動への想いを強くした浜なのです。
撮影:日下部健史
Posted by 浜 裕子 : 18:09|コメント(2)|トラックバック(0)
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- 投稿者 浜 裕子 : 2011年4月 1日 10:18
- 投稿者 moto : 2011年3月30日 11:05
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motoさま
コメントありがとうございます。嬉しく思います。ブログでも コーディネートをご紹介してまいりますので、どうぞ応援宜しくお願いいたします。
はじめまして、
ご講演に伺えなくて残念、お話ぜひうかがいたかったです。
浜先生のコーディネートのファンです。
これからもご活躍、ブログ、楽しみにしています!
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