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花のテーブルコーディネート

和のコーディネート 重陽

2009年9月 5日

9月にはいると急に日が短くなったように感じます。秋の夜長と言われるように、夜が長くなることから長月と呼ばれるようになったそうです。他の異称としては、菊の季節から菊月、菊見月、菊見月。秋を代表する花といえば、今も昔もやはり菊のようです。今日は、菊の節句ともよばれる重陽のコーディネートをご紹介いたします。

IMG_7999a.jpg

重陽とは、五節句のひとつで、9月9日のことをさします。旧暦では、菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれています。高貴に香る菊の花に永遠の命をみた古来の人々は、9月9日の節句には、さまざまな形で菊を用いて不老長寿を願いました。

この重陽も他の節句と同様、中国から伝わったものです。中国の思想、陰陽思想では、偶数を陰、奇数を陽とします。陽数の極みである九が重なる日であることから重陽と呼ばれ、大変めでたい日とされました。日本では、奈良時代より宮中で、邪気を払い、長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わし、詩歌を読んで楽しむ観菊の宴が催されました。

また平安時代には、菊綿(きせわた)という風習も行われるようになりました。それは、8日のうちに、菊の花の上に真綿をかぶせ、翌9日の朝、菊の露でぬれた綿で肌をなでれば、若さを保つといわれていました。 

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(着綿の主菓子。私が青山で開催している花生活空間のテーブルスタイリングレッスンのために作っていただきました)

重陽の代表的な食べ物
菊花酒(菊の花びらをひたした酒)
栗飯(重陽は、栗節句とも呼ばれ、その頃採れる栗で栗飯をいただく)


現代では、他の節句に比べて一般に、あまり馴染みがないかもしれませんが、各地で行われている菊人形展や、菊の品評会、鑑賞会は、重陽の名残りだと思われます。
 

今や2千種以上もあるといわれるキク、それだけに日本人に愛されている花ですね。
今一度、歳時記を見直し、早咲の菊の花を愛で、ろうそくを灯しながら菊花酒で、長寿を願うひと時を持つのも風流ですね。また新種の菊を使って、現代のライフスタイルにあわせてアレンジすれば、より身近なものになります。

花生活空間のHPでも重陽をテーマにしたレッスン報告をブログでアップしていますので、よかったら他のコーディネートもご覧になってくださいね。http://www.hanakukan.jp/

ぜひ9月9日の重陽の節句、お好みの菊でアレンジして、素敵な日をお過ごしくださいませ。
   

Posted by 浜 裕子 : 23:03|コメント(0)|トラックバック(0)

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