2009年9月
2009年9月30日
今日は、あいにくに雨ですが、最近は、夜の空気が澄み、月がきれいに、見えますね。それもそのはず10月3日は、旧暦の8月15日にあたる 中秋の名月 十五夜です。
『花鳥風月』、『雪月花』など自然界の美しいものを言い表す言葉にも、花、月は、必ずといっていいほど登場します。春は、花見、秋は月見と日本人の美意識を刺激する永遠のテーマのようです。
十六夜、臥待月、有明など 月にちなむ美しい言葉も数々あります。
実は、この月見は、十五夜だけでなく、旧暦の9月13日 十三夜を 両方みて月見は完結するといわれていますので、今年は、ぜひ十五夜、十三夜の両方を楽しんでいただけたらと思います。
月見は中国の唐の時代より始まり、奈良時代に中国から伝えられ、平安時代には、 宮中の間で月を愛で、詩
歌や管弦などの観月の宴が行事化されました。 江戸時代になると庶民の間でも広まったといわれています。 農民の間では、農耕の収穫儀礼と 月見団子を作り、その秋にとれた果物などを供え、豊作の感謝と収穫を祈願したといわれています。
十五夜のお供えものは、ススキ、十五夜にちなんで15個の月見団子、サトイモ(きぬかつぎ)。また季節の初物などをカゴに盛ります。
月を連想させるウサギをモチーフにしたお饅頭なども楽しいです。この時期は、和菓子屋さんには、かわいいウサギが、いっぱいです。選ぶのも楽しいので、和菓子屋さんめぐりも、よいかもです。
写真は、黄色のピンポンマムでお月様のように丸くフラワーアレンジ。
今年の十五夜晴れますように。
Posted by 浜 裕子 : 21:48|コメント(2)

2009年9月18日
明日から 5連休ですね。小旅行や行楽を計画していらっしゃる方も多いのでは?

青山一丁目の駅から 私の事務所がある南青山2丁目までの通り道、マンションの植栽のなかで、彼岸花を発見。
もうお彼岸の季節(秋分)なのです。 暑さ、寒さも彼岸までとは、よくいわれますが、まさに秋です。
お彼岸の季節に咲くことから 名づけられた彼岸花、とても特徴的な花です。南北に細く伸びた日本ですが、桜前線という言葉があるように桜は、南から開花し、紅葉は北から錦色に染まりはじめ、地域によって開花が違うのに対し、彼岸花は、大体どの地域でもお彼岸の頃に咲くといわれていますので、それも不思議です。
気候もいいので、お墓の掃除や、お参りに行くにも最適ですね。
お彼岸といったら やっぱりおはぎ・・・・(私は、そこにきてしまいます)

ぼたもちと おはぎの違いは?
材料は基本的に同じなのになぜ、呼び名が違うのでしょう? 牡丹の花が咲く春の彼岸には、「ぼたもち」
萩の花が咲く秋の彼岸には、「おはぎ」と呼ばれています。 花のイメージからぼたもちは、おおぶりに。おはぎは、こぶりに作るといわれています。
粒あん派 、こしあん派?
おはぎもぼたもちも こしあん、粒あん、両方売られているし、ここは、好みでお買いになっていらっしゃいませんか?
しかし、あんの材料である小豆の収穫時期が関係があるのです。
秋のお彼岸は、小豆の収穫期とほぼ同じなので、とれたての柔らかい小豆をあんにするので、柔らかい皮も一緒につぶして、つぶあんができます。
花の彼岸は、越冬した小豆を使うので、皮が硬くなってしまいます。そのまま皮を使っては、食感が悪くなるので、皮を取り除いてこしあんにするのです。
今では、保存技術がよくなって、春でもおいしいつぶあんを食することができますが、なるほどと思えます。
何気に口にするものも、それぞれ意味があることを知ると、ますます生活文化の奥深さ、おもしろさに興味が尽きません。
ぜひ今年のおはぎは、うんちくを語りながら つぶあんを召し上がってみてくださいね
私たちの生活は、洋風化していますが、季節を愛で、和の心にふれるひとときを暮らしにとりいれてみたいと思います。
浜裕子の和のコーディネートのオープンセミナーのご案内です。
住まいのことフェア「じっくり育つ我が家をつくろう」 晴海トリトンスクエアオフィスタワー
浜裕子のライフスタイルセミナー
暮らしに鮮やかな季節感を! テーブルにモダンな和をとりいれる
10月15日(木)18:30~20:00 参加費500円(ナプキンのお土産付)
※ かなりのお徳感のため、毎年、すぐに満席になってしまうようですので、早めにお申込みをしたほうがよいかもです。
Posted by 浜 裕子 : 12:25|コメント(0)

2009年9月13日
8月に生まれて初めて、満漢全席なる宴席を経験いたしました。
まずは、満漢全席とは
満漢全席(まんかんぜんせき、中国語:滿漢全席・Mǎn-Hàn quánxí、マンハンチュエンシー)とは清朝の乾隆帝の時代から始まった満州族の料理と漢族の料理のうち、山東料理の中から選りすぐったメニューを取りそろえて宴席に出す宴会様式である。後に、広東料理など漢族の他の地方料理も加えるようになり、西太后の時代になるとさらに洗練されたものとなった。盛大な宴の例では途中で出し物を見たりしながら、数日間かけて100種類を越える料理を順に食べる場合もあったと言われる。しかし、清朝が滅亡するとこのような贅を尽くすことはなくなり、宮廷内の料理人は四散して料理の伝統が途絶えたとされる。 ( Wikipedia より抜粋)
本来は、2日間にわたり、宴席が続くようなのですが、今回は、台湾マダム主催の宴で、5時間、マダムの厳選のお料理を なんと200種のお料理をいただきました。
会場は、ヒルトンベイ東京の中華料理店 王朝

浦安からホテルのシャトルバスで伺ったのですが、ディズニーチックなバス。

セッティングは、通常のチャイニーズ。
ゲストが30人の会でしたが、会場にはいって、私の席は、主催者の左側のお席。 ・・・・ということは、私は、主賓の次のポジションってこと?? プロトコールで、定める席としては、ホストの右隣は、主賓(九州からお越しの著名な学者の先生) 左は、2番目のゲストと席順は、極めて大事なのです。公の席では、当然のことながら会話をリードするなど役割があるのです。 今回は、なにも聞かされていないし・・・・ もちろん会話を楽しみながら多いに楽しむことにいたしました。
写真で、全部をご紹介していたら数日かかってしまいそうですので、スポットだけをご紹介

ふかひれのスープ

ふかひれの姿煮
伊勢海老を使った料理

燕の巣のコンソメスープ
あわびとなまこの料理(絶品)

カエルは、いわれないとわからないぐらい、鳥肉に近い感じ(トウガラシのパンチがきいたお味でした)

北京ダック(本場北京でいただくより日本でいただくほうが美味しいと思っている浜です)

ダックの身の部分
花巻
デザートだけでも10種類。
一年分のご馳走をいただいたような感じで、満腹になりすぎて、真っ直ぐ立てるかしらと心配になったぐらいでしたが、マダムがお料理の組み合わせをしっかり考えてだしてくださったので、お腹にもたれることなく心なしか、コラーゲンタップリの食材に、次の日は、お肌のハリがあるような・・・・持続しないところがつらいところですが・・・・
満漢全席を満喫した浜でした。同じテーブルでご縁をいただいた皆様にも感謝
Posted by 浜 裕子 : 21:08|コメント(0)

2009年9月 5日
9月にはいると急に日が短くなったように感じます。秋の夜長と言われるように、夜が長くなることから長月と呼ばれるようになったそうです。他の異称としては、菊の季節から菊月、菊見月、菊見月。秋を代表する花といえば、今も昔もやはり菊のようです。今日は、菊の節句ともよばれる重陽のコーディネートをご紹介いたします。

重陽とは、五節句のひとつで、9月9日のことをさします。旧暦では、菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれています。高貴に香る菊の花に永遠の命をみた古来の人々は、9月9日の節句には、さまざまな形で菊を用いて不老長寿を願いました。
この重陽も他の節句と同様、中国から伝わったものです。中国の思想、陰陽思想では、偶数を陰、奇数を陽とします。陽数の極みである九が重なる日であることから重陽と呼ばれ、大変めでたい日とされました。日本では、奈良時代より宮中で、邪気を払い、長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わし、詩歌を読んで楽しむ観菊の宴が催されました。
また平安時代には、菊綿(きせわた)という風習も行われるようになりました。それは、8日のうちに、菊の花の上に真綿をかぶせ、翌9日の朝、菊の露でぬれた綿で肌をなでれば、若さを保つといわれていました。

(着綿の主菓子。私が青山で開催している花生活空間のテーブルスタイリングレッスンのために作っていただきました)
重陽の代表的な食べ物
菊花酒(菊の花びらをひたした酒)
栗飯(重陽は、栗節句とも呼ばれ、その頃採れる栗で栗飯をいただく)
現代では、他の節句に比べて一般に、あまり馴染みがないかもしれませんが、各地で行われている菊人形展や、菊の品評会、鑑賞会は、重陽の名残りだと思われます。
今や2千種以上もあるといわれるキク、それだけに日本人に愛されている花ですね。
今一度、歳時記を見直し、早咲の菊の花を愛で、ろうそくを灯しながら菊花酒で、長寿を願うひと時を持つのも風流ですね。また新種の菊を使って、現代のライフスタイルにあわせてアレンジすれば、より身近なものになります。
花生活空間のHPでも重陽をテーマにしたレッスン報告をブログでアップしていますので、よかったら他のコーディネートもご覧になってくださいね。http://www.hanakukan.jp/
ぜひ9月9日の重陽の節句、お好みの菊でアレンジして、素敵な日をお過ごしくださいませ。
Posted by 浜 裕子 : 23:03|コメント(0)
