2009年6月
2009年6月29日
今朝、花市場に仕入れにいきましたら、3mはあるかと思われる笹竹を見かけました。 もう七夕のシーズンですね。日々の移ろいが早く、季節のお花や、行事花をみて、はっとさせられます。
あさっては、もうはや7月。2009年も半分が過ぎてしまいました。
気を取り直して、皆様には、ご存知かと思いますが、七夕について少しご紹介いたします。

7月の呼び名に文月がありますが、短冊に詩歌を書いた七夕の行事から文披月 (ふみひろげつき) が転じて文月となったようです。他の異称には、七夕月、七夜月、愛逢月があるように、7月といえば七夕だったのですね。織り姫とひこ星の1年に1度だけ逢える恋物語に想いをはせ、愛に逢う月…なんともロマンチックな言葉の響きにときめきを感じながら改めて大切な人との時間を季節の室礼で楽しみたいものです。
7月7日の七夕の節句は、五節句のひとつですが、もともとは中国から伝わってきたものです。天帝の怒りをかって、天の川の両側に隔てられた牽牛 (ひこ星) と織女 (織り姫) が、かささぎの橋を渡って年に1度だけ逢える物語は、よく知られていますが、織女星は、糸や針をつかさどる星だったことから、この日二つの星にお供えをして、機織や裁縫が上手になるように願う『乞巧奠 (きっこうでん)』という儀式が奈良時代に日本に伝わったものです。
一方日本古来では、神事で、奥深い水辺の機屋に穢れを知らない棚機津女 (たなばたつめ) がこもって神をお迎えし、お祓いをする『祓え』の行事が旧暦の7月7日頃行われていました。七夕は、中国の行事と日本古来の神事がひとつになったものです。
笹飾りは、本来、屋根や物干し台の上に高くしつらえますが、現代の住宅事情では、室内や、食卓の上での演出でも許されるでしょう。
「乞巧奠」は、技が巧になるように乞う意味がありますが、学問や、裁縫、和歌、習字の上達を願ったことから、それにちなんだ盛り付けをしても会話が弾むことでしょう。五色の短冊にそれぞれの願いを込めて、星空をながめてみてはいかがでしょうか? 五色とは、五常の精神 (仁、義、礼、智、信) を表わした青、白、赤、黒、黄を指します。必ずしも伝承に忠実な七夕でなくても、2つの星に因んだり、夏の風物詩である、すだれ、よしず、水打ち、朝顔、朝露、風鈴などを言葉に盛ったり、上手に取り入れて、夏の歳時記を愉しむのも素敵ですね。
七夕の代表的な食べ物 といえば
素麺
夏の収穫物 (ナス、きゅうり、トマトなどの夏野菜)
七夕は、作物の実りを感謝する収穫祭の日でもあるため
七夕の飾り
笹飾り
五色の短冊 (青、白、赤、黒、黄)
梶の葉 (かつて宮中では、梶の葉に和歌をしたため、供えていた)
掬い網 (すくいあみ:願いことと収穫の恩恵を自分のもとに掬い寄せることを意味する)

中央のアレンジを天の川にみたてて、波もようの緑のランナーの上に花器で川の流れのようにウェーブをつくり、少量の夏の花で涼やかに。昔、芸事や学問の上達を願って、筆や硯を供えたことから、筆の墨を連想させる器を選び、コーディネート。献立の素麺もりっぱな演出ツールとなります。

気恥ずかしいけれど夫婦やカップルが対面で坐るテーブルコーディネート。赤い糸で結ばれた運命の人とともに。
7月3日、4日と花生活空間、南青山サロンにて 七夕をテーマにしたテーブルスタイリングのレッスンがあります。浜裕子オリジナルレシピの七夕素麺とデザートは、多いに期待していただいていいかもです。
単発でもご参加できるので、詳細は、花生活空間にアクセスしてみてください。
素敵な七夕になりますように。
Posted by 浜 裕子 : 23:08|コメント(2)

2009年6月18日
先週末は、次女と群馬県の赤城にあるサクランボ農園にサクランボ狩りに行ってきました。
こちらは、前橋から私が主宰する花生活空間のフラワーアレンジメント講座にお越しのKさまのご紹介で、1週間限定でサクランボ狩りができる知る人ぞ知るというサクランボ農家さんで、Kさまご家族が、高崎までお迎えに来てくださり、ご一緒させていただきました。(最初は車でと思ったのですが、地図をみたら、山のなか、わかりやすい目印がなく、たぶん私ではたどり着けないと思い、新幹線でいくことにしました) 高崎から高速道路で、約1時間。サクランボ狩り初体験!!

ハウスの中は、サクランボが鈴なり!! 次女の嬉しそうな満面の笑み。 連れてきてよかった!!

(失礼いたしました。 私としたことが、小指が少し離れています!! いつでも美しい所作を忘れずにですね。)
ハウスの中は、足元が悪いですからと聞いていたので、私は、何年ぶりかのスニーカーを履いて、気合入っています。だって、家では、買ってきても子供たちがあまりに美味しそうに食べるので、ついつい「ママの分も召し上がれ!!」といちごやサクランボ、私の口に入ることは、あまりないのです。
思う存分、完熟のサクランボを堪能しました。幸せ!!
農園の近くに週末、土日だけ開いているという産直の店にも連れていっていただきました。

娘の顔の長さより長い 黄色のズッキーニ
ほかにもふきのとうや、わらびなど、いっぱい。 お花も売られていました。
高崎の名物は、だるまだそうです。 お土産に風水ダルマを求めました。
それぞれ色によって意味があり、12色もあり選ぶのに迷うのですが、家族それぞれに以下の4色に決定。

赤 開運全般 合格祈願 受験生の長女に
金 金運上昇、財力、娯楽 なぜか次女用に??
銀 旺気招来、才能、改革 浜 裕子用に
黒 黒字経営、魔よけ、敬愛 夫用に
次女は、ママには、健康祈願の緑にしたらといわれたのですが、健康より才能運を優先させてしまいました。
購入してから次女の一こと。 家族それぞれにって言うけれど、このだるま 全部ママのためにじゃない?
ドッキリ当っているかもです。私ってどこまでも欲深いのね。

駅弁にだるま弁当発見。 復刻版の形相は、すごいものがあります。 帰りの新幹線でと思っていましたが、惜しくも売り切れ!!(GETならず・・・)

高崎の大和屋さんで、おいしいコーヒーを試飲して・・・・試飲でも、こんな素敵な出され方です。嬉しい・・・
実は、この大和屋さん 10年前にもテーブルコーディネートのお仲間たちと訪れたことがあるお店です。その当時お世話になった方は、もうご退職なさったようですが、年賀状でやりとりしているコーディネーターの方は、今も週に2回ほどいらして、お店のディスプレイやコーディネートを担当しているそうです。細やかな心使いが感じられるお店は、やはり繁盛店ですね。
店舗の回転が速い昨今、10年前と変らず、広い駐車場が、満車になるぐらい繁盛店を維持できていることは、日々、並々ならぬ尽力をつくされていることだと、感心させられます。
OFFを満喫した一日でした。
Posted by 浜 裕子 : 00:48|コメント(4)

2009年6月12日
アジサイが、雨にぬれて7色に変化する季節となりました。

6月16日は、和菓子の日ってご存知でしたか? この日に菓子を食べる行事「嘉祥菓子」から由来されていますが、もともとは神託にもとづいて、厄除けを祈って菓子が供えられたと伝えられています。
今では、いつでもいただける御菓子ですが、甘いものが乏しかった時代、御菓子は大変貴重なものだったのでしょう。
茶席の文化の中で発展してきた和菓子。その形から色彩、名の響きにいたるまで味覚以上のものが求められ研ぎ澄まされた技巧と豊かな感性が伝わります。
時には、お茶をたてて、ゆっくりと和室で味わう豊かな時間を持ちたいですね。
和菓子は、アジサイをイメージして寒天で作っていただきました。


誠文堂新光社 「フローリスト」掲載 写真:日下部健史 制作:浜 裕子
2わんめの薄茶は、青カエデと水のお干菓子で。
お花は、アジサイとクレマチスとリキュウソウ。
こんな和みの時間もいいものです。
Posted by 浜 裕子 : 19:01|コメント(0)

2009年6月 7日
今日は久しぶりの青空です。先週の雨で、早くも梅雨入りかしらとも思いましたが、もう暦の上では、5月6日の立夏から夏です。先月新緑のテーブルコーディネート1と題したコーディネートをご紹介いたしましたので、梅雨に入る前に、駆け込み!!ガーデンで楽しむ新緑のテーブルコーディネート2をご紹介いたします。
撮影現場からのご紹介です。
ちょうどよい季節のコーディネートを皆様にお届けするために、私たちの仕事は、季節前倒しのことがおおいのです。 新緑がテーマなら 撮影時は、2月の風が冷たい時期に、なんてこともよくあります。 でも写真からは、寒々しさは想像できないでしょう。

太陽の下でのランチをイメージしての撮影、ガラスの花器には、オレンジ、レモン、ライムなど柑橘系果物をいっぱいあしらって。 ピンチョスや 小さなポーションのもので、カジュアルビュッフェパーティーのテーブルです。
撮影協力をいただいたロケ地は、晴海トリトンスクエア。 実はここは、ガーデン、エクステリがとっても充実しているところなのです。
いつ訪れても、季節の花々でいっぱいです
お昼時は、野外でランチをとるトリトンで働く、ビジネスマン、ビジネスウーマンが、いっぱい。
昼下がりには、バギーを押しながらママ友たちでいっぱい。
背景には、ラベンダーが咲き乱れ、よても良い場所を確保。可動式のテーブルをセットし、クロスを敷き、お花や料理をセッティング。時間との勝負もあり、1時間足らずで、テーブルは完成。

現場での設営風景。

ベストなカットを狙って。
フィルムの場合は、ポジの写真をみながら、構成や、明るさ、角度を、確認していきます。
撮影は、私の大好きな仕事のひとつでもあります。
実は、先週は、月刊誌「フローリスト」8月号の撮影がありましたが、テーマは、立秋。 早くも秋のお花で、初秋のしっとりとした仕上がりです。お楽しみになさってください。
丁度、フローリスト、7月号が発売されました。 私は 「夏祭り FOR KIDS」と題した子供たちとともに楽しむテーブルコーディネートを提案しています。
こちらは、夏祭りの楽しいアイテム満載で,準備のときは、私も童心にかえって、楽しんでしまいました。
Posted by 浜 裕子 : 15:29|コメント(2)
