入江亮子さん 第3回

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「温石会(おんじゃくかい)」

入江亮子

【神奈川県横浜市】

 

今月の「料理」のコーナーでご紹介するのは、「温石会(おんじゃくかい)」を主宰する入江亮子さん。 電子レンジ活用術などいかに料理に手間ひまをかけないかということがテーマの特集を見かけることも多い昨今、入江さんご自身が江戸懐石や茶道を通して学んだことや、時間をかけて集められた食器をより多くの人に伝えたいという思いからお教室を始められました。 また実際に日本料理店でも働かれた経験もある入江さんのお教室では衛生面やプロ秘伝の技も学ぶことができます。 皆さんも季節の食材を活かした身も心も温まるお料理を学んでみませんか?

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8.教室を開いたきっかけをおしえてください

会社員だったころから、長らく江戸懐石や茶道を学び、その後日本料理店でサービスや調理場の下働きを何軒か経験しました。
また食器も四半世紀をかけて江戸を中心としたものを数多く収集し、いつかは自分でだれかに伝えていきたいと思っていました。
そんなおぼろげな思いが、父の死で介護生活から解放されたのをきっかけに、人間いつまでも生きられないし・・・と思い、お教室を始めてみることにしました。
着々と教室作りに準備して・・・という感じではなく、何でも電子レンジでチンな時代に日本料理教室のニーズは少ないだろうと思っていましたので、好きな人だけくればいいなとのんびりとこじんまりとスタートしました。

9.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?

めきめきと生徒さんが腕を上げ、ご家族やご友人に美味しいといってもらえたとご報告をいただくことです。
また自宅を教室にもしているので、常に部屋が片付いているようになりました(笑)。
狭いながらも少しでも使いやすい教室であるよう、機能性を考えて配置したりするようになりました。

10.教室運営の工夫があれば教えてください

日本料理は手数が多く、技術力もいりますが、例えば向付でも重ね盛りにすることで、できるだけ包丁技の差が出ないようにしています。
また料理は段取りが大事。
今日の献立では何から始めるかということを主に教えています。

11.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)

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    水嚢
    馬の尻尾の毛で作られています。非常に柔軟で、裏ごししたり、水を切ったり色々と便利です。

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    目ザル
    材料を霜ふる(さっとゆでる)ときに欠かせません。このザルに材料をいれてそのままちゃぽんと湯などにくぐらせるわけです。

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    雪平鍋
    スタッキングできるし、鍋の直径で何L入るかもわかるので、いちいちカップで計る必要もなく、重宝です。どんな料理にも使えます。