滑志田真理さん 第2回

「外国人向け料理教室 Cooking with Mari」

滑志田真理

【東京都中央区】

 

今月の「Fresher’s」のコーナーでご紹介するのは、「Cooking with Mari」を主宰する滑志田真理さん。
元々お料理と海外旅行がお好きだった滑志田さんは、各国の友人のお母さんからお料理を習う機会があり、ご自身も日本で海外の方に日本の家庭料理を教えたいと思い、お教室を開設されたそうです。
主に外国人観光客を対象として、季節に合わせた日本の家庭料理を教えており、2013年には旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」にて関東1位のアクティビティに選出されました!
食文化の懸け橋としてご活躍されている滑志田さんの気になる活動内容を4週にわたってご紹介いたします。

4.どんな生徒さんが多いですか?

滑志田真理さん写真5 欧米やオーストラリアの方が多いですが、アフリカや南米、アジアの方等世界中からいらっしゃいます。
年齢層は20代から80代まで様々です。一番多いのは20代か40代のカップルですが、友達同士の4人グループや、米軍で働いている家族を訪ねて本国から旅行でやってきた方々など、様々な人達との出会いがあります。7割位が日本訪問中の方で、残り3割位が日本在住の方でしょうか。
男女比率は半々位です。男性の方が少し多いかもしれません。
お教室にお越しいただくきっかけは、インターネットや友人からの口コミなど様々です。
Fresher'sに質問

初めてのレッスンはどんな様子でしたか?(生徒さんの顔ぶれ、エピソードなど)

カナダから3人ご家族(お母さん、社会人の息子、大学生の娘)でいらっしゃいました。
事前に、オーストラリアの友人に模擬クラスを行い、料理でしか使わない独特な英語の言い回しや味についてのアドバイス等を頂いたので、初回レッスンではスムーズに授業を行う事ができました。
メニューはリクエストのあった手巻き寿司です。ご飯をぱたぱたと冷ます仕草を気に入ってくれて意外な思いがしました。
本当に優しくて明るい家族だったので、楽しく交流しながら同じ家族のような時間を過ごす事が出来きました。
その時の経験が、家庭料理を教えている原点になっているのかもしれません。

5.人気のレッスンはなんですか?

滑志田真理さん写真6 メニューは、最初にクラスを予約してくださっている方のリクエストに合わせておりますので様々ですが、お好み焼きや天ぷら、カツ丼等は海外でも広く知られているため、リクエストが多いです。
半分位の方は、家庭料理を作りたいけどよく知らないので、おまかせをリクエストされます。
また、日本のスイーツも意外と人気です。
抹茶ケーキや抹茶ロールといった少しアレンジしたもの、大福などの伝統的なお菓子、メロンパンなど日本オリジナルの菓子パンなど私自身も楽しみながら料理をしています。

6.レッスンで心がけていることはどんなことでしょう?

滑志田真理さん写真7 国によって、手に入りやすい食材が違いますので、食材の説明や代替の食材の説明等をできるだけ詳しくしています。
皆さんが、帰国してから再度作ってもらえるようなメニュー構成等を心がけています。
外国人にとって日本料理はとっつきにくい、わかりにくいものです。
食材や調理方法、味付けの仕方等根本的に違う物が多くあるからです。
こういったとっつきにくいと感じるようなポイントをゆっくり丁寧に説明するようにしています。
日頃、懐石料理の稽古で学んでいる知識が役に立っています。

7.レッスンの楽しいエピソードを教えてください!

毎回、色々な国からのお客様がいらっしゃるので、様々な国の文化や料理についてお話しができ、とても楽しいです。
参加者の方によっては、ワインやビールを持参されるので、クラスというよりもホームパーティのような雰囲気です。
帰国後は、本当にたくさんの方が連絡を下さいます。
参加者同士の人が連絡先を交換することで友達になったり、帰国後に家族のために習った料理をふるまったり、料理がきっかけで人の輪が生まれ、それが育っていくことに喜びを感じています。
ある方は、子供の学校で餃子のイベントパーティを開き、大好評だったとうれしそうに写真付きで報告をしてくれました。
このように、日本の一家庭の料理が、少しずつではありますが世界中に広まっていくのを見ると、非常にやりがいを感じます。
私達日本人が普段食べている料理は本当に工夫が凝らされたおいしいものばかりです。
これを興味深く受け止めてくれる外国人の方達のおかげで私は料理教室を続けることが出来ています。